こんにちは!
今回は、日本に鉄砲を伝えたことで有名な、ポルトガルの迷彩服を分析します。
フランスの隣国なので、フランス軍を参考にしているようです。
目次
- 1 ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型)とは?
- 2 ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型)の全体及び細部写真
- 3 ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型)の特徴とは?
- 4 ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型)の製造とサイズのデータ
- 5 ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型)まとめ
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1 ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型)とは?
この迷彩服を初めて見たのも、PXマガジンでした。
うろ覚えですが、デザート(砂漠)用と紹介されていたような気がします。
フランスの空挺スモックの影響を如実に受けていて、造りの端々にその面影が見られます。
逆に言えば、フランスの空挺スモックが、如何に優れていたかという証明になるのでしょうか?
じつはポルトガルは、今回のモデル以前にも、迷彩生地やデザインの全く違うスモックを開発していました。
何故このモデルに変わってしまったのか詳細は不明ですが、これも知りたい謎の一つです。
今回のモデルの前に採用されていたポルトガル軍空挺迷彩スモックの記事はこちらです。⬇︎
現在はこのパターンも更新されて、もっと鮮やかなリザードや、英軍のようなDPMも存在しています。
国によっては、被服の更新が早いですね。
どんなスモックなのでしょうか?
ミリタリーコレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型)の全体及び細部写真
前面
素敵な迷彩ですね。
背面
前面裏側
内ポケットに注意
背面裏側
うなじのタグ 二枚ありますが、一枚は判読不能
一枚目のタグには、電話とFAX番号が!
前合わせは、ジッパーとボタンの併用です。
ジッパーのスライダー差し込み口 特殊な金具
左胸ポケット
ダットファスナーで開閉
隠しポケット
ジッパーで開閉
腰ポケットと腰絞り用タグ
調整は一段
右側はタブ固定用のボタンが紛失
袖口
布ベルトによる調整
ネームタグ用マジックテープ
エポレット 先端が三角
3 ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型)の特徴とは?
軽量なコットン、ポリエステル混紡生地で、タンにマホガニーブラウンとライトグリーンを刷毛で乱雑に塗りたくったような迷彩です。これもフランスの影響でしょうか?
しかし、よく見るとブラウンの面積がかなり大きいです。
なんか凄みがあるのは、配色とストロークの短さ、そして退色のせいでしょうか?
素敵ですね。
デザインは、これもフランスの空挺スモック初期型を参考にしたようで、各部に面影を残しています。
特に左胸ポケットの隠しポケット、そのポケット上のペン差し、スタンドカラー専用襟、袖口などに顕著です。
でも、良い意味で各部が簡略化されています。
4 ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 不明
(タグから1980年代と推測)
・製造場所 ポルトガル
・契約会社 ポルトガル
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル(推定)
・表記サイズ 不明
・各部のサイズ(平置)
着丈 約71センチ
肩幅 約48センチ
身幅 約62センチ
袖丈 約57センチ
・状態 中古並品
・官民区分 官給品
・入手方法 大阪の専門店
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5 ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型)まとめ
フランス直系のスモックなので、機能的な面もしっかり受け継いでいます。
迷彩は、日本のフィールドでも必要十分な効果を発揮しそうですね。
素晴らしい迷彩服です。
面白いことに、最近ネットオークションで、よく見かけるようになりました。
(以前は影も形も見えなかったのですが…。)
本国で払い下げが進んでいるのでしょうか?
しかし程度はあまり良く無い場合が多いですね。
(未使用品を探しています!)
この迷彩のスモックは、絶滅危惧種です。
積極的に保護してあげましょう!
(この後のモデルは、今でも未使用のデッドストックが入手可能ですよ!)
今回は、珍しいポルトガルの迷彩服を分析しました。
次回は、紅茶が大好きな島国の迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:ポルトガル軍各種迷彩服関連の記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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