いつだってミリタリアン!

このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。サバイバルゲーム、ヒストリカルゲーム(コスプレ)、野鳥観察、映画、アニメ、マンガ、イラスト、オークション、ファッションの参考になります。

イギリスの軍服 陸軍極地用DPM迷彩スモックとは? 0017 🇬🇧

こんにちは!

今回は、ペットと紅茶をこよなく愛する英国の迷彩服を紹介します。

根強い人気があって、コアなマニアが多いことで有名ですよ。

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   目次

1  イギリスの軍服  陸軍極地用DPM迷彩スモックとは?

マニアの間では「SASスモック」として超有名ですね。

タグを見ると、品名には「Arctic」の文字が入っているとおり、本来は極地(寒冷地?)用らしいのですが、単体ではフード以外はそんな感じではありません。

このスモックは、SASや海兵隊などの一部の部隊にしか支給されていないことから絶対数が少なく、日本のみならず世界中でとても人気があります。

やはり特殊部隊は、装備の差別化でエリート意識や仲間意識を醸成しているのかもしれませんね。

本日ご紹介するのは官給品で、迷彩生地が化繊との混紡になり、ジッパー付きの胸ポケットが追加される前のモデルです。

英国では自衛隊と同じように、官品類似品が販売されています。

中には植民地で製作された粗悪品(?値段が安いそうです。)も販売されていて、普通に使用している兵士もいます。

また、支給された衣類に小改造を加えてカスタム化してる兵士もいますね。

ちゃんと服務していれば、「服装は凡そで構わない」というスタンスなのでしょうか?

2  スモックの全体及び細部写真

前面    フードのワイヤーでフードが自立しています。胸の真ん中に階級章を取り付けるランクスライドがあります。(ボタンで開閉)
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背面  モデルによっては、背面にもランクスライドがある場合も。
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前合わせはジッパーとマジックテープです。

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フード  ワイヤーは強風時にめちゃ便利です。フードにもドローコードあり。
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ジッパーは我が国が誇る「YKK」を採用   体裁よりも実用を重んじる英国らしいですね。

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フードを絞り込むためのコード(平紐)と調整具  スウェーデン製
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裏側にも刻印が。
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胸ポケット  結構容量が大きいです。 大きなボタンで開閉  兵士の多くはOD色のガムテープをボタンに貼って反射を抑えています。ポケットは、一旦上部を折り返してボタンで締めます。これなら内容物を不時に落とすことはなさそうです。

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左袖のポケット  ファーストエイド用でしょうか?
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右袖のパッチポケット 薄いです。何を入れることを想定しているのでしょうか?
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ジッパーの挿入部分はナイロンで補強  これだけでも耐久性は全く違います。ジッパーは、上下から開く事ができます。
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袖口は、簡素な作りでマジックテープで調整

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前面裏側  向かって左胸にある迷彩生地は、内ポケット   白色の布地に注意    迷彩が結構透けてます。
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背面裏側  迷彩ギャバジンの当て布がフードと肩、そして腰に。
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腰の布はポケットになっています。英国製スモックには、この装備が多いですね。
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ウエストドローコードは、左右脇腹で締め付ける、よりフィット感が増すシステム
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タグ  ストックナンバー(物品番号)が見えます。
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内ポケット  最新のモデルでは、廃止されました。
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裾のドローコード  平紐
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フード左サイド
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フード右サイド  米軍のN-3Bのフードみたいに大きく深いです。
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3  その特徴とは?

このスモックに使用されている迷彩パターンをDPM(分裂模様素材)と言います。

英国では1960年代から2010年代くらいまで使用されていました。

迷彩パターンは、ダークイエローにグリーン、ブラウン、ブラックを、刷毛で丸く塗ったような短いストロークの模様を描いています。

各色の比率や色調の違いで多くの種類に分かれているDPM。

英国本土以外で縫製された英国軍向けの物も含めると、その種類は膨大なものになり、マニアの間でも少なからず混乱が起きています。(最近は英連邦以外でもDPMを採用している国が増えてきましたよ。)

今回のモデルは、ブラックの面積が少ない、1960年代から1970年代のパターンになります。

使用されている迷彩生地は、コットン製でギャバジンと呼ばれる細い糸を緻密に織った薄い生地になります。(もっと厚い生地のモデルもあると聞いています。欲しいです!)

また、フードが最初から取り付けられていて、フードの縁にはワイヤー(やや太い銅線)を内蔵、強い風でもフードの形を保つように設計されています。

しかし多くの兵士は、襟元にくるくる巻き込んで、全く使っていません。邪魔なのでしょうか?

4  製造とサイズのデータ

   ・製造又は契約年度       不明  

                    (1980年代と推測)

   ・製造場所                イギリス

   ・契約会社                イギリス

   ・製造会社                イギリス

   ・材質                       コットン

   ・表記サイズ            170/112

   ・各部のサイズ(平置)    

                            着丈  約79センチ

                            肩幅  約63センチ

                            身幅  約70センチ

                            袖丈  約59センチ

   ・状態                  中古極上品

   ・官民区分           官給品

   ・入手方法           海外の専門店

5  まとめ

何年前でしたでしょうか。結構雨が降った寒い日に、このスモックを着て外出したことがあります。

デッドストックで購入したので、防水液の効果とギャバジンの効果もあってか、雨が中に全く侵入してこなかった事を覚えています。

しかも、風をしっかり防いでくれました。こんな薄いのに…です!驚きました。

流石に洗濯を繰り返すと、防水性能は落ちてきましたが、防風性能は健在です。

特に化学素材を使っている訳ではないのに、高性能な迷彩服です。

DPMの迷彩効果は、もはや伝説となっているくらい評価が高く、日本のフィールドでも充分に活躍できそうです。(悪用厳禁!)

一般兵科用のウインドプルーフスモックより軽量なのも助かりますね。

使用を重ねると、袖口が解れてくるのが欠点ですが、その時はOD色のソックスや各種フライトジャケットの袖ニットを取り付けるのも、防寒対策で良いかもしれません。

 

今回は、迷彩服のロールスロイスともいうべき高性能の迷彩服を紹介しました。

次回は、ファラオの国の迷彩服を紹介します。お楽しみに!

参考:英国製高級モデル品極地用スモックの記事はこちらです。⬇︎

 また、一般兵科用のスモックに関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

 

                ✳︎                  ✳︎                  ✳︎

じつは約一年半くらい前から、ウォーキング中に時々一匹のネコと出会うようになりました。

おそらく飼い猫で、男の子。とても大きい体格から、近所を仕切るボスネコではないかと思っています。

今日も、朝暗いうちから歩いていると、目を光らせてダッシュで近づいてきてくれました。

何回か私の足にアタックしてくれます。モフッてあげるとゴロンと横になります。

人馴れしてるネコって可愛いですね。(自宅にお招きできるかも?)

動物と接すると、なんか元気を貰えます。明日も会えるかな?

 

読んでいただき、ありがとうございました。