今回は、1970年代のアメリカ海軍士官候補生用ジャケットを分析します。
士官学校で使用される衣類ですね。
とてもシンプルなジャケットです。
中古品ですが、程度は良好ですよ!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
目次
1 アメリカ海軍士官候補生ジャケット(ベトナム戦時契約品)とは?
多くの国の軍隊には、士官候補生という士官(自衛隊では幹部)になるための勉強をする学生がいます。
通常は一般の大学を卒業して、入隊・入校する場合が多いですね。
どこの国も、士官学校では独特の装備を支給されることが多いようです。
今回のモデルは、アメリカの海軍士官学校で勉強する候補生に支給されるジャケットになります。
一見何の変哲も無いジャケットですが…本当に何の変哲もなかったです。
シンプルで、必要最小限のというか。
でも、タグに記載されていたメーカーに驚きました!
さてさて、それはどんなジャケットなのでしょうか?
今回は、アメリカ海軍装備品マニアのみならず、秋用の超シンプルなジャケットをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
とてもシンプルで、ポケットすらありません。
前合わせはジッパーのみです。
背面
各部のニットはブラック
前面裏側
空軍のL-2系のように、ピカピカしたライニングです。
背面裏側
タグ
1974年度契約品です。
メーカーは何と「G-1」の製造で有名な、ブリル・ブラザーズ(ブリル・ブロス)です!
サイズに注意!
ジッパー
スライダー スコービルのグリッパーです。
マニアならご存知ですよね。
ジッパー差し込み金具
(ピンボケです。)
裏側
袖のニット
ウールです。
何かの記章を取り付けるための糸が縫い付けられていますね。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
3 その特徴とは?
ネイビーブルーのコットンシェルに、レーヨン(?)のライニングでとても素敵です。
敢えてポケットを省略しているのも斬新ですね。
このモデルは、サイズが44Sなのですが、着た感じが42Sです。
洗濯で縮んだ訳ではないようですね。
製造ミスでしょうか?
胴長の私には、もうちょっと着丈があった方が嬉しいですね。
ちゃんとライニングがあるので、秋から春に使用できるジャケットのようです。
(着込めば真冬も大丈夫かもしれませんね。)
全体的な縫製は、アメリカ軍ものとしては意外に丁寧です。
やはり「候補生」は大切にされているようですね。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1974年
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 コットン
レーヨン
表記サイズ 44S
各部のサイズ(平置)
着丈 約57cm
肩幅 約46cm
身幅 約60cm
袖丈 約62cm
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手方法 ヤフオク
入手難易度 3(困難)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
5 まとめ
アメリカ海軍士官候補生の中には、勿論パイロットの卵もいます。
(そのためこのブログでは、このジャケットをフライトジャケットのカテゴリーに分類しました。)
このジャケットを着用していた学生パイロットは、全員首尾よくパイロットになってG-1を着用できたのでしょうか?
そして実戦でも生き残れたのでしょうか?
またその他の候補生もうまく生き残れたのでしょうか?
映画「英雄の条件」では、ベトナムに送られた海兵隊歩兵少尉の実戦平均生存期間は、僅か16分だったというセリフがありますね?
スポンサーリンク
Amazon.co.jp: 英雄の条件(吹替版)を観る | Prime Video
スポンサーリンク
そこまでではないにせよ、過酷な戦場へ送られる前の「厳しくも平穏な時間」の中で、思い出を沢山作れたのでしょうか?
それはともかく、ミリタリークロージングは真冬と真夏の衣類は比較的充実しています。
でも春、秋物はいい感じの衣類が少ないように思いますね。
でも、このジャケットがあれば、なんとか対処できそうです。
ただ、今回のモデルも数がとても少ないですね。
支給後は、私服として使用され消耗していったのでしょうか?
(それとも思い出の品として保管されている?)
それでも、時折国内のオークションで見かけることがあります。
探しているあなたは、オークションサイトにキーワードを登録して待ってみましょう。
また古着屋さんで、軍物とは知らずに安価に販売されている場合もあります。
「まさかここにはないだろう…。」と思われるお店も、全て回ってみましょう!
私は、もう少し着丈の長いモデルを探してみます。
今回は、アメリカ海軍の珍しい士官候補生用ジャケットを紹介しました。
いやー、軍装品って本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20231117更新)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
参考:アメリカ海軍パイロットに支給されるジャケットに関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク
スポンサーリンク