こんにちは!
今回は、 イギリス軍のフライトジャケットを分析します。
材質やデザインのマイナーチェンジを繰り返し、現在も使用されている息の長いジャケットですよ。
目次
- 1 イギリス空軍Mk3フライトジャケットとは?
- 2 イギリス空軍Mk3フライトジャケットの全体及び細部写真
- 3 イギリス空軍Mk3フライトジャケットの特徴とは?
- 4 イギリス空軍Mk3フライトジャケットの製造とサイズのデータ
- 5 イギリス空軍Mk3フライトジャケットまとめ
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1 イギリス空軍Mk3フライトジャケットとは?
第一次大戦から独立した空軍を保持していたイギリス軍は、航空装備も独特の進化を遂げています。
残念ながら戦後開発した航空機は、いわゆるポンコツ(でも魅力的な)が殆どで、ジェットエンジン以外は、早々に航空先進国の地位から脱落しましたが、搭乗員の装備はなかなか優秀ですよ。
今回のモデルは、MK–3という、防寒ジャケットの3番目に開発されたフライトジャケットです。
(他にも数種類あるようです。)
日本では、フライトジャケット=アメリカ系という認識が浸透しているので、とても新鮮に感じるジャケットです。
どんなジャケットでしょうか?
早速、確認していきましょう!
2 イギリス空軍Mk3フライトジャケットの全体及び細部写真
前面
着丈が短いですね。
背面
シェルはオリーブグレイ
前面裏側
ライニングはODです。 内ポケットはありません。
背面裏側
オリーブグレイのホームベース型の物は?
前合わせは、ジッパーとボタンです。
大きな襟はスタンドカラーになりますが、付け根は三角形の隙間が…。
風が吹き込むのでは?
エポレット マジックテープで開閉
左袖のペンケース 何故かスポンジらしきクッション材が内蔵されています。
(パイロットスーツなんかもそうですよね。)
ポケットは胸に二つだけ。
前面のDリング
用途はなんでしょう?
ボタンは小さいカナディアンタイプ
ジッパーは「YKK」
タグ
先ほどのホームベースには長いテープが。(マジックテープ付)
ホームベースは三箇所のマジックテープで背面にくっついています。
テープは裏側にもマジックテープが。
前面裏側下部には、細いループが縫い付けられています。
前のオーナーは、裾のドローコードを縫い付けています。相当邪魔だったのでしょうね。
前面裏側下部のループに通して、デニソンスモックのテイルピースの様に使用します。
(日本の褌みたいな感じですね。)
袖はマジックテープで調整
襟は二枚合わせでマジックテープで開閉
用途は何でしょう?
中はグレイの不織布です。
うなじ付近には、ループが二本 用途は?
襟はチンストラップあり。
普段はループに差し込んでおきます。
襟裏にはジッパーが。ここはもしや…
案の定フードが内蔵されていました。
インナーには化繊の白いメッシュが!
保温と通気性確保でしょうか?
フードはOD
シェルとの色調差は、これで良いのでしょうか?
フードは前面でボタン留め。
フードのドローコードロック 背中にあっても違和感を感じにくいデザインです。
でも、今ひとつ使い方がよくわかりません。
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3 イギリス空軍Mk3フライトジャケットの特徴とは?
まず、アメリカ製の各種フライトジャケットによく見られる、襟、袖、 裾のニットがありません。
全く違うコンセプトの基に作られているのですね。
全体的なデザインは、第二次大戦中のドイツ戦車兵用ジャケット又は現代も残っているライダースジャケットの雰囲気があります。
着た感じは、アメリカ軍のM41フィールドジャケットくらいの短いイメージです。
(やはり袖が長い!)
最も特徴的なのは、デニソンスモックに通じるテイルピースが装備されいることですね。
他国では見られない装備ですよ。
やはり裾のバタつき防止でしょうか?
イギリス軍デニソンスモックの記事はこちらです。⬇︎
生地は緻密に織られたコットン製で、陸軍の極地用スモックと似ています。
スモックは「ギャバジン」という名称でしたが、現在では「ベンタイル」という名称で呼ばれているようですね。
(同じものでしょうか?)
着丈が短いのは、動きやすさを考慮したのだと思います。
寒候期は、フライトオーバーオールなんかを着用するため無問題なんですね。
イギリス軍極地用スモックの記事はこちらです。⬇︎
4 イギリス空軍Mk3フライトジャケットの製造とサイズのデータ
・製造年又は契約年度 2005年
・製造場所 イギリス
・契約会社 イギリス
・製造会社 〃
・材質 コットン(推定)
・表記サイズ 5
・各部のサイズ(平置)
着丈 約63センチ
肩幅 約48センチ
身幅 約60センチ
袖丈 約59センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 イギリス空軍Mk3フライトジャケットまとめ
タグの品名は「コールドウェザージャケット」になっています。
でも、外観、着用感もそんな感じではないですね。
冬になったら防寒性能を試してみます。
このジャケットは、そのデザインやサイズ感から、ライダースジャケットとして使用するのが良いかもしれませんね。
(中にプロテクターを着込む場合は、サイズに注意です。)
市中では、今回のジャケットを着ている人は、一度も見かけたことがありません。
レアなジャケットなのでしょうか?
でもネットオークションでは、定期的に出品されていますよ。
シェルのカラーや生地の種類、デザインには、いくつかバリエーションあるようです。
実用として購入する場合は、用途を考えるのと、サイズに注意しましょう。
今回は、イギリス軍のフライトジャケットを分析しました。
次回は、アメリカ軍がベトナム戦争中に採用した迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のイギリス軍パイロット装備はこちらです。⬇︎
各国のフライトジャケットに関する記事はこちらです。⬇︎
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富山の動物園で、日本ライチョウが自然孵化して、現在7羽の雛が育っているようですね。
雛も親鳥も、めちゃ可愛いです💕
数が激減していると言われている日本ライチョウ。
飼育方法を情報共有して、これから増えていって欲しいですね。
(生態系に影響のない範囲で…。)
北アルプスで何回か見かけましたが、想像より小さかったので意外でした。
天気が悪い時に、よく鳴いてましたよ。
日本の鳥類や野生動物って、本当に可愛いですね。
いつか…みんなと友達になりたいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
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