こんにちは!
今回は、ギリシャ軍の迷彩服を分析します。
全体的な印象は、フランスとアメリカの影響を受けているようですよ。
目次
- 1 ギリシャ陸軍迷彩フィールドジャケット(リザード)とは?
- 2 ギリシャ陸軍迷彩フィールドジャケット(リザード)の全体及び細部写真
- 3 ギリシャ陸軍迷彩フィールドジャケット(リザード)その特徴とは?
- 4 ギリシャ陸軍迷彩フィールドジャケット(リザード)製造とサイズのデータ
- 5 ギリシャ陸軍迷彩フィールドジャケット(リザード)まとめ
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1 ギリシャ陸軍迷彩フィールドジャケット(リザード)とは?
1800年代の独立戦争時代から、フランスの影響を受けていたギリシャ。
現代もしっかり影響を受けているようですね。
しかし流石に最近の個人装備は、他国の装備を参考にしたりして、新しい道を模索しているようです。
今回のモデルは、そんなギリシャ陸軍の標準的なのモデルになります。
通常の戦闘服ならよく見かけますが、フィールドジャケットは珍しいですよ。
さて、どんなジャケットでしょうか?
早速、確認していきましょう!
2 ギリシャ陸軍迷彩フィールドジャケット(リザード)の全体及び細部写真
前面
迷彩は、かつてのフランス陸軍リザード迷彩系です。
背面
前面裏側
前面にライニングがあります。これだけでも暖かいですよね。
ウエストと裾にドローコードあり。
背面裏側
前合わせはジッパーとダットファスナーです。
タグ ギリシャ語は難しいですね。材質すら読めません。
襟はチンストラップでスタンドカラーになります。
エポレットは先端がクサビタイプ。ボタンで開閉
胸ポケット マジックテープで開閉
腰ポケット こちらもマジックテープで開閉
左ポケット上のネームタグとフード用ボタン
ネーム…発音すらできません。
左袖に階級章用マジックテープが縫い付けられていました。
おそらく兵士のカスタムではないでしょうか?
脇の通気孔は4個で刺繍です。
袖口 マジックテープで開閉
例の三角布(手甲?)も再現
背中には左右にアクションプリーツがあります。
襟の裏には、ボタンホールとジッパーが。こういった場合、ジッパーを開けると…
やはり、ありました!簡易フードです。でもOD?せっかくの迷彩装備なのに…。
フードの付け根は、伸縮素材の生地があります。
良い意味で、忠実にアメリカ軍のM65をコピーしています。
ジッパーはブラスにメッキでスライダーには刻印がありません。
スライダー裏側に刻印がありました。この刻印…何処かで見たような気がします。
ジャケットのライニングは、シェルとストラップで繋がっています。
もしかして…◯国製?
専用外付けフード
フードのボタンは3個ですが、襟のボタンホールは2個しかありません。
フード前合わせ細部
取付例
フードのタグ
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3 ギリシャ陸軍迷彩フィールドジャケット(リザード)その特徴とは?
迷彩は、一言で言うと「キレのないフランス軍リザード迷彩」です。(失礼!)
フランス軍と同様に、ライトグリーンベースでレッドブラウン、ダークグリーンでブラッシュパターンを描いています。
しかし、ストロークが概ね同じ方向に流れていること、各色のエッジが効いていないこと、刷毛のかすれがないことなどがキレていない原因のようです。
フランス軍リザード迷彩服の記事はこちらです。⬇︎
緊張感がないというか、まったりしてると言うか…でも、それもアリかもしれませんね。
(まったり大好きです!)
生地は、やや厚めのコットンですが、とても柔らいですよ。
デザインは、小物パーツの違いはありますが、アメリカ軍のM65フィールドジャケットを忠実にコピーしています。
ただし、ダットファスナーは必要最小限で、多くはマジックテープで処理していますね。
アメリカ軍M65フィールドジャケットの記事はこちらです。⬇︎
珍しいのは、ラインニングとシェルがストラップで繋がっていることです。
バタつき、ずり上がりを抑えるためだと思いますが、この処理は独特です。
もしかしてこのジャケットは韓国製なのかも?なんて思いました。
よく似た処理をした韓国の迷彩フィールドジャケットの記事はこちらです。
⬇︎
4 ギリシャ陸軍迷彩フィールドジャケット(リザード)製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2000年頃
・製造場所 ギリシャ
・契約会社 ギリシャ
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 不明
・各部のサイズ(平置)
着丈 約76センチ
肩幅 約45センチ
身幅 約58センチ
袖丈 約60センチ
・状態 中古良品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 ギリシャ陸軍迷彩フィールドジャケット(リザード)まとめ
M65フィールドジャケットでは珍しいリザード迷彩ですが、ジャケットによく似合っています。
(でも、できればフランス軍のリザード迷彩をも忠実にコピーしてほしかったですね。)
そもそも、M65が傑作戦闘服なので、それをコピーした今回のモデルは、傑作に近いものと言えるでしょう。
ポケットのダットファスナーを排して、マジックテープに変更したのは評価の分かれる所ですが、これで修理が容易になり軽量化も果たせました。
簡易フードの生地がODなのが気になりますが、まず使わないので無問題でしょうか?
(では、無くてもよいのでは?…とは考えないでおきましょう。)
ライナーを入手できなかったのは残念ですが、これからの季節はまだライナーは必要ないですね。
さて、サイバイバルゲームや野鳥観察は言うに及ばず、意外と使えるのがバイク用のジャケットとしてです。
迷彩のインパクトはともかく、4ポケットは免許証、サイフ等の小物を入れるのに最適ですね。
すぐにスタンドカラーになり、ウエストにはドローコードもありますので、肌寒くなる季節くらいまでならカバーしてくれるジャケットと言えるでしょう。
惜しいのはショップでは全く見かけることがなく、ネットでも少数派ということですね。
アメリカ軍のウッドランドやACUが氾濫(?)している現在、他者との差別化を図るため、ギリシャ軍のジャケットは如何ですか?
目立ちますよ!
今回は、珍しいギリシャ軍のフィールドジャケットを分析しました。
次回は、アメリカ軍のジャケットを分析します。
お楽しみに!
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参考:その他の国のリザード迷彩装備はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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