今回は、2010年代の韓国軍海兵隊迷彩服を分析します。
2019年8月27日に、韓国が不法占拠している島根県竹島で行われた軍事演習。
それに参加した海兵隊員が着用していました迷彩服になります。
⬇︎当時の演習の状況:CH–46から降りてヘリの近くに散開する韓国軍海兵隊員
(Abema news!より引用)
目次
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1 韓国海兵隊デジタル迷彩ジャケットとは?
1950年に北朝鮮の奇襲から始まった朝鮮戦争。
予測してなかった韓国軍(と少数のアメリカ軍)は、北朝鮮の猛攻に当初釜山まで追い詰められました。
全くの油断でした。
(この頃から韓国内には親北派が暗躍していたようですね。)
しかし、アメリカ軍を主体とした国連軍の支援を得て、何とか北緯38度線付近で休戦することができました。
この戦争で教訓を得た韓国軍は、休戦以降にそれまで弱小だった軍隊の拡充に努めます。
手本にしたのは、朝鮮戦争で韓国を救ったアメリカ軍でした。
陸、海、空軍に加え、いち早く海兵隊も組織したのは、アメリカ軍の模倣とはいえ先見の明があったと言わざるを得ないですね。
(実力は未知数ですが。)
そんな韓国海兵隊ですが、個人装備は独特でした。
つい最近まで通称「石垣迷彩」という大雑把な塗り分けの迷彩服を採用して陸軍との差別化を図っていましたが、2010年頃からは、今回の新しいデジタル迷彩を採用していますよ。
さてさて、それはどんな迷彩ジャケットなのでしょうか?
今回は、迷彩服コレクターのみならず現職自衛官のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
背面
迷彩が他に類をみないタイプですね。
前面裏側
背面裏側
濃いカラーは裏側に透けていますね。
前合わせはジッパーとマジックテープです。
各種パッチ(ワッペン)用のマジックテープに注意
襟はチンストラップで立てることができます。
そばにある左の四角いマジックテープは、チンストラップを使用しない時に、マジックテープに付けておくテープです。
胸ポケット ポケットの真ん中にプリーツがあるのが特徴ですね。
一個のボタンで開閉
ボタンは陸軍同様迷彩です。
袖はマジックテープで開閉・調整
ジッパーはダブルジッパーで、上下から開くことができます。
上部のスライダーは、一部が錆びていました。
材質は一部に鉄が使われているようです。
官給品のマジックテープはカーキで、カスタムはブルーグレイです。
タグ 横に長いタグを縦に付けています。
サイズ及びデータ部分
血液型、氏名部分
海兵隊マークが迷彩パターンにあります。
錨と鶴(?)でしょうか?
韓国海兵隊タグ
階級章
背中にはアクションプリーツがあります。
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3 その特徴とは?
迷彩は、2色のタンをベースに濃淡2色のグリーンを合わせたダットで、河の流れのようなパターンを描いています。
淀みに浮かぶ泡沫…または海藻のような部分もありますよ。
(方丈記ですね。)
なんか独特の雰囲気があります。
(おどろおどろしいというか、不気味というか、怖いというか…。)
生地は薄いリップストップです。ワイシャツより少し厚めといったところでしょうか?
デザインはエポレットなし、胸ポケット×2のシャツタイプで、袖にポケットはありません。
前合わせがジッパーとマジックテープの併用です。
(リッチですね。)
全体的な縫製は、正確で強度も十分なようです。
4 製造とサイズのデータです!
・製造又は契約年度 2014年
・製造場所 韓国
・契約会社 韓国
・製造会社 〃
・材 質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 90–M(80)–173
(日本人のM)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約62センチ
肩幅 約47センチ
身幅 約59センチ
袖丈 約56センチ
・状 態 中古極上品
・官民区分 官給品
・入手場所 東京の専門店
・入手難易度 1(容易)
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5 まとめ
この迷彩は、どこの何を想定して作られたのでしょうか?
海兵隊だけに、海でしょうか?海と森の最大公約でしょうか?
よくわかりませんね。
その点陸軍は、なんとなく森や市街地という印象でした。
韓国陸軍の最新迷彩服の記事はこちらです。⬇︎
上下を揃えてフィールドに出ようとは思いませんが、迷彩効果を確かめたいですね。
(トラウザースを入手したら、また分析しますね。)
ところで皆さんは、「敵を知り己を知らば、百戦危うからず」という諺を知っていますか?
このブログで皆さんが「敵」の一部でも認識してくれたら幸いです。
また、現職自衛官のあなたは、ぜひこの記事を参考にして、識別眼を養ってほしいです。
私は、トラウザースと、フィールドジャケットの入手を試みます。
今回は、日本の竹島を不法占拠している韓国軍の海兵隊迷彩服を分析しました。
それでは、またお楽しみに!
(20221008更新)
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✳︎ ✳︎ ✳︎
先の竹島における軍事演習で、UH–60からラペリングでまったり(?)降りてきた陸軍は、アメリカ軍のマルチカム迷彩に似た戦闘服を着用していました。
どうやら新型迷彩服のようです。
(又は、演習用の市販品流用?)
入手でき次第、分析します。
(武器も装備も特殊ですね。陸軍の特殊部隊でしょうか?)
⬇︎不法占拠の竹島で行われた軍事演習で、UH–60から降りてきた韓国陸軍兵士
(産経新聞ニュースより引用)
読んでいただき、ありがとうございました。
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