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【アメリカの軍服】空軍ユーティリティジャケットL–2Bとは? 0170 🇺🇸 ミリタリー

こんにちは!

今回は、アメリカ軍のユーティリティジャケットを分析します。

「あれ?これってMA–1じゃないの?」と思われた方!

もしかしてマニアさんですか?

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   目次

1  アメリカ空軍ユーティリティジャケットL–2Bとは?

あまり知られていませんが、アメリカ軍は第二次大戦終了間際から、一部でナイロンを素材としたフライトジャケットを陸軍航空隊に支給していました。

 

…ですので、映画「バルジ大作戦」(キングタイガー役がM47というのは、どうしても、どうしても納得できなかったですね!)で、ヘンリーフォンダが、偵察機でドイツ戦車を撮影するシーンに着用していたナイロンジャケットは、あながち間違いではないんですね。

 

話を元に戻して、その当時に支給されたかもしれないジャケットが「L–2」というモデルでした。

 

今回のモデルは、その子孫に当たります。

 

当初はフライトジャケットとして採用されましたが。現代では地上兵用のジャケットに格下げされていますね。

 

さてさて、それはどんなジャケットでしょうか?

 

今回は早速、確認していきましょう!

2  アメリカ空軍ユーティリティジャケットL–2Bの全体及び細部写真

前面

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背面
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前面裏側

アセテートが艶々ですね。
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背面裏側
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タグ

メーカー出荷時から契約番号には線が引かれていたようです。
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腰ポケット

ダットファスナーで開閉
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ジッパーは「 IDEAL」
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スライダーは引き手が二枚あります。

必要性はあるのでしょうか?
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左袖のシガレットポケット
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シガレットポケットのジッパー
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シガレットポケットにはペンポケットがあって、中にはペン先を保護するキャップ(プラスティック製)が入っています。
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袖口  

柔らかいウールのニットです。
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裾の同色のニットです。
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ウールなのでとても弱く、使っているあいだに破損することが多いですね。
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背面肩付近には、例の縫い目が。
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3  アメリカ空軍ユーティリティジャケットL–2Bの特徴とは?

ナイロンのシェルは、セージグリーンというよりは、OG(オリーブグリーン)に近いですね。

 

ライニングはアセテートと呼ばれる艶のある美しい繊維で織られた生地が張られています。

 

そのため、Yシャツの上に着用すると、ライニングの滑りが心地よいですよ。

 

ライニングとシェルの間に、中綿はありません。

 

これは、使用する温度帯がライトゾーン(+10℃〜+30℃)限定だからなんですね。

(因みにMA–1は、インターミディエイトゾーン(+10℃〜ー10℃)になります。)

 

デザインでは、昔のモデルにあったエポレット、酸素マスク用タブ、前身頃の三角フラップは全て廃止されています。(1970年代)

 

これにより、外観はMA–1とそっくりになっていますね。

(でも内ポケットはないですよ。)

 

襟、袖、裾は、グレイのウールニットになっています。

 

でも、ニットはウール製で柔らかく、すぐに破損する場合が多いですね。

(今回のモデルも一部破損)

 

勿論、左袖にはシガレットポケットが付いていますよ。

(定番ですね。)

 

全体的な縫製は、少々雑ですが強度は抜群です。

4  アメリカ空軍フライトジャケットL–2Bの製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1994年

・製造場所     アメリカ

・契約会社     アメリカ

・製造会社       〃

・材質       ナイロン

          アセテート

・表記サイズ    M

         (日本人のL)

・各部のサイズ(平置)

          着丈  約60センチ

          肩幅  約48センチ

          身幅  約60センチ

          袖丈  約60センチ                                          

・状態       中古上品

・官民区分     官給品(?)

・入手場所     ヤフオク

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5  アメリカ空軍フライトジャケットL–2Bまとめ

若干のマイナーチェンジはあったものの、このデザインは1940年代に確立されたものです。

 

現代では、オーソドックスなファッション系ブルゾンにも採用されていますが、じつは大昔のデザインなんですね。

 

アメリカ軍衣料の先進性を如実に表した一品と言えるでしょう。

 

以降、軽量で引っ張り強度に優れているナイロンは、フライトジャケット等の航空関係の装備品に欠かせないものとなりました。

 

しかし航空機が被弾等で火災になった場合、ナイロンは高温度で溶けてパイロットに深刻な火傷を負わせることが実戦でわかってきました。

 

そのため、ベトナム戦争中から次第に難燃繊維のフライトジャケットに変更されていきましたね。

 

今回のモデルも、じつはパイロット以外のエアクルーや地上兵が着用するものですよ。

 

さて今回のモデルは、じつは航空自衛隊の幹部の方が実際に部隊で着用していたものになります。

 

お話を伺うと、航空自衛隊では幹部自衛官にこの種のジャケット(ジャンパー)は支給されなかったそうですね。

 

そのため私費で官給品の類似品を購入するか、空曹から昇任した隊員は、支給されたジャケットを返納せずに持ち歩いていたようですよ。

 

なんで支給しなかったのでしょうね。

(ユニフォームなのに。)

 

これは航空自衛隊の作業服が、まだグリーンだった頃の話ですが…。

 

L–2Bは、軽量ながら防風性能も高く、ある程度の保温力もあることから、まさにこれからの季節(秋〜冬)にうってつけのジャケットと言えます。

 

また、下にセーターを着込めば、初冬も乗り切れそうですよ。

 

今回のモデルは、まだ新しいサブタイプ「K」で、一時期日本にはジーンズで有名なメーカーが未使用品を輸入していました。

(どうやらこの商品は、軍への納入がキャセルされたか、SPECが変更されたなどの理由でお蔵入りになっていた在庫のようです。)

 

そのため、現在でもたまに見かけることがあります。

 

むしろミリタリーショップより、カジュアルショップを回った方が見つかるかもしれませんね。

 

とても着やすいジャケットですが、くれぐれもニットの取り扱いには十分注意してください。

 

今回は、アメリカ軍の気軽に着用できるフライトジャケットを分析しました。

次回は、旧東ドイツ軍の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

参考:他のL–2系モデルはこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

その他のフライトジャケットに関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

    ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

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