今回は、1940年代のドイツ武装親衛隊迷彩スモックのモデル品を分析します。
世界的に有名な迷彩服ですね。
今回のモデルは、国産(?)のようです。
中古品ですが、程度は良好ですよ!
目次
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1 ドイツ武装親衛隊リバーシブル迷彩スモック(S社プロデュース?)とは?
これまで、いくつかのアメリカ製の迷彩スモックを分析しました。
過去の武装親衛隊迷彩スモックの記事はこちらです。⬇︎
これまでのスモックは、とても良くできていましたね。
今回のモデルは、東京の有名なSHOPが販売していたスモックになります。
ここは、精密なモデル品を製作することで有名なお店ですね。
今回のスモックはどうでしょうか?
ちゃんと再現できているのでしょうか?
今回はドイツ武装親衛隊装備マニアのみならず、簡易で効果的な迷彩服をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
春夏面前面
背面
秋冬面前面
配色に少々違和感が。
こんなカラーもあったのでしょうか?
背面
前合わせはコードです。
定番の偽装用ループも再現
腰ポケット
ボタンはツェルトバーンに用いられているアルミボタン
腰のゴムは、テンションが効いています。
脇のスリットも再現
袖のゴムもテンションキープ。
背面の偽装用ループ
秋冬面のパターン 一部は網掛けで中間色を再現(?)
ポケットは、リードグリーンのヘリンボーン生地です。
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3 その特徴とは?
迷彩は、春夏側がライトブラウン、濃淡2色のグリーン、ブラックグリーン、ダークブラウンで大小様々な斑点をプリントしてあります。
一方秋冬側は、濃淡2色のライトブラウン、オレンジブラウン、ブラックグレイが使用されていますね。
迷彩パターンは、武装親衛隊スモックなのですが、パターンの大きさや色調が標準的なものより僅かに違っているように見えます。
最も当時の官給品ですら、品質にばらつきがあったので、一概に誤りとは言えないようです。
今回のモデルも、武装親衛隊スモック独特の雰囲気をよく再現していますね。
ただ、秋冬面の一部のパターンに、網掛け(掛け合わせ)で色調を再現しているところがありました。
染料が少なくて、かすれてプリントされたと言えなくはないですが、少し不自然さを感じましたよ。
(これは、いよいよ当時の官給品を入手するか、博物館へ見学に行きたいところですね。)
デザインや細部のパーツもよく再現されています。
構成は、襟なし、腰ポケット×2でウエストにはゴムを内蔵。
(いわゆるⅢ型ですね。)
全体的な縫製は丁寧かつ正確です。
良質なモデル品と言えそうですね。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1990年代
製造場所 不明
契約会社 日本
製造会社 不明
材 質 コットン
表記サイズ 表記なし
(日本人のL〜XL)
各部のサイズ(平置)
着丈 約81cm
肩幅 約60cm
身幅 約63cm
袖丈 約64cm
状 態 中古極上品
官民区分 民生品
入手場所 ヤフオク
入手難易度 3(困難)
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WW2ドイツ武装親衛隊LAH師団SS上級軍曹M36野戦服(エリカクラブ製)
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5 まとめ
モデル品とは言え、今回のスモックもなかなかの出来でした。
これなら、ヒストリカルゲーム(リエナクト)でも違和感なく使えそうですね。
勿論、素晴らしい迷彩なのでサバイバルゲームでも問題なく使えそうです。
(ただ現用の各種装備は、少々この迷彩服に合わないかもしれませんね。)
同じ迷彩か、よく似た迷彩のハットがあれば、野鳥観察にも使えそうですよ。
武装親衛隊のスモックは、単なる一枚の木綿布なので、防風、防寒性能は期待できません。
でも、やや大きな作りなので、普段の防寒着で現地まで行って、観察時その上に着用するという手もありますよ。
(ズボンがないですが、それは次回にお話します。)
難点は、今回のモデルは数が少なく、やや高価なところです。
しかし昨今は、ネットでも中華製のコスパの高い商品が出ていると聞いています。
こだわりなく安価に済ませる場合は、そちらが良いかもしれませんね。
(中華製のスモックは、ぜひ購入して分析してみたいですね。)
今回は、出来の良い国産(?)のドイツ武装親衛隊リバーシブル迷彩スモックを分析しました。
いやー軍装品って、モデル品も本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20240116更新)
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参考:同じような斑点迷彩の戦闘服に関する記事はこちらです。⬇︎
* * *
読んでいただき、ありがとうございました。
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