今回は、2000年代のロシア軍迷彩ユニフォームを分析します。
ある国の有名な迷彩と似ていますね。
ロシアはまさに迷彩天国(又は迷彩地獄?)であるというのは現在も変わらないようです。
中古品ですが程度は良好ですよ!
目次
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1 ロシア陸軍迷彩ジャケットセット(デニッシュタイプ)とは?
古今東西の軍隊が使用する兵器や装備は、他国のものと良く似たもの…場合によってはそっくりそのままコピーして採用する場合も多々あります。
例えば、1980年代の中国人民解放軍。
当時のアメリカ軍、イギリス軍そして自衛隊の迷彩と良く似た迷彩パターンの戦闘服を製造していました。
テストという触れ込みでしたが、私は他に「きな臭い」用途があったのでは?…と考えています。
(信じるか信じないかは…。)
今回のモデルも、迷彩は超有名なパターンですが、開発国の許可を得て製造したとは到底思えないものです。
(若干変更もしていますし。)
これはどんな用途で開発されたのでしょうか?
単に効果的なので採用されただけなのでしょうか?
疑問は残りますが、今回は迷彩服コレクターベテランのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
ジャケット
前面
デザインはアメリカ軍のM65またはBDUに似ています。
背面
なかなか美しい迷彩ですね。
前面裏側
ライナーは、装着できないようです。
よく見ると、左右に内ポケットがありますね。
背面裏側
前合わせはボタンです。
カナディアンタイプですが、一本のテープで全てのボタンが縫い付けられていますね。
タグ
エポレット
テーパー無しのラウンドタイプです。
胸ポケット
ボタンで開閉
イギリス軍極地用スモックのように、ポケットを折り返して留めます。
腰ポケット
こちらも胸ポケットと同様です。
袖ポケット
急な角度が付いています。
ボタンで開閉。
後ろ側にマチが付いています。
ポケット下端は、肘の補強生地で縫い付けられています。
袖口
ボタンで開閉・調整
ボタンは、アメリカ軍の官給品に何処となく似ていますね。
肘の補強生地は、大面積です。
脇の下にはメッシュの生地が。…ということは夏用でしょうか?
襟はボタンでスタンドカラーになります。
袖に破れが!
でもリップストップなので、拡がりは遅いでしょう。
肩から背中上部は、生地が二重になっています。
自衛隊作業服に似ていますね。
ウエストのドローコード
コードの両端が縫い付けてあって、露出しているコードを引っ張って結びます。
前合わせの小さいボタン
ポケットの大きなボタン
トラウザース
前面
背面
前面裏側
背面裏側
タグ
前合わせはホックとボタンです。
ポケットの配置
ウエストのサスペンダー用ループとウエスト調整ベルト
臀部のポケット
ボタンで開閉。
スラッシュポケット
スラッシュポケット後方には、マジックテープで開閉するスリットが!
用途は?
膝ポケット
こちらもボタンで開閉
ポケットの下には用途不明のループが。
股には円形の補強生地が縫い付けられています。
裾のドローコードは内側から出ています。
ウエストのホック金具
がっしり噛み込んでいます。
ロシアものはホックをよく利用していますね。
参考:デンマーク軍迷彩服の記事はこちらです。⬇︎
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3 その特徴とは?
まず迷彩ですが、タンの生地にグリーンで不規則な斑点を描き、所々にブラックバイオレットの斑点で雲形を描いています。
各色の比率やパターンは少し違いますが、デンマークの迷彩にとてもよく似ていますね。
生地はコットンとポリエステルの混紡でリップストップの薄軽量なものになっています。
アメリカ軍がベトナム戦争で導入したリップストップですが、今や世界中で使用されていますね。
デザインは、ジャケットがエポレット付き4ポケット、トラウザースが6ポケットの標準的なBDUタイプです。
でもトラウザースはサイドにスリットがあって、 マジックテープで開閉できます。
もしかして、これもオーバーパンツなのでしょうか?
(ジャケットはスモック?)
全体的な縫製は、やや雑なところがありますが、概ね正確で強度も普通です。
4 製造とサイズのデータです!
・製造又は契約年度 2000年代
・製造場所 ロシア
・契約会社 ロシア
・製造会社 〃
・材 質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 176/48–50
(日本人のL〜XL)
・各部のサイズ(平置)
ジャケット
着丈 約82センチ
肩幅 約50センチ
身幅 約60センチ
袖丈 約62センチ
トラウザース
着丈 約105センチ
ウエスト 約46センチ
股上 約31センチ
股下 約80センチ
裾幅 約21センチ
・状 態 中古良品
(破損あり)
・官民区分 官給品?
・入手場所 ヤフオク
・入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
ロシア軍は、現在デジタルフローラ迷彩を正式に導入しています。
今回のモデルは、それの支給以前のもののようですね。
もしかして、ロシア軍もあらゆる迷彩をテストしていたのかもしれません。
ところで、デンマーク軍の迷彩も大好きな私は、この迷彩も大好きになってしまいました。
(色調がちょっと明るいところも気に入っています。)
日本では、新緑の季節に活躍しそうですね。
デザインもごく普通ですし、サバイバルゲームや野鳥観察でも十分使用可能でしょう。
ただ、市中に出回っているものは、大きいサイズが多いですね。
購入するときは、サイズと程度をよく確認しましょう。
(今回のモデルは、破損していました。)
今回は、ロシア軍のデンマーク軍迷彩によく似た迷彩ユニフォームを分析しました。
いやー軍装品って、本当に怪しいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
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読んでいただき、ありがとうございました。
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