いつだってミリタリアン!

このブログでは、私がコレクションした軍装品の細部を公開、特徴を分析、解説します。狩猟、サバイバルゲーム、ヒストリカルゲーム(コスプレ)、野鳥観察、映画、アニメ、マンガ、イラスト、オークション、ファッションの参考になります。

旧西ドイツの軍服 空軍レザーフライトジャケット 0200 🇩🇪 ミリタリー

こんにちは!

今回は、旧西ドイツ軍のフライトジャケットを分析します。

伝統あるデザインですが、最近廃止されたのかもしれません。

まさかとは思うのですが…。

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   目次

1  旧西ドイツの軍服 空軍レザーフライトジャケットとは?

第二次大戦で敗れたドイツは、あろうことか東西に分割され、西ドイツは北大西洋条約機構(NATO)の一員となります。

当時の西ドイツは、アメリカ指導の下、当初アメリカ製兵器を装備していました。

空軍は、F–86、F–104、F–4と、日本と同じような戦闘機を装備していましたね。

ところがパイロットの装備は、早い段階で独自のものを開発・支給していましたよ。

特にフライトジャケットは、グレイをシンボルカラーとするドイツ空軍に対し、アメリカ軍は実戦的なグリーンや象徴的なブルーを基調としていました。

おそらくそんなアメリカ軍装備をそのまま使用するには、抵抗があったのでしょうね。

今回のモデルは、そんな旧西ドイツ空軍が1950年代に採用したフライトジャケットになります。

独特のデザインが魅力的ですよ。

さて、どんなジャケットでしょうか?

早速、確認していきましょう!

2  ジャケットの全体及び細部写真

前面

襟のニット、左右非対称のデザインが特徴的ですね。

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背面

ゆるいシワは、レザーの柔らかさを表しています。
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前面裏側

オレンジの生地が鮮やかですね。
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背面裏側
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うなじのタグ
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垂直ジッパーの胸ポケット
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この中にはより詳しいタグがあります。

官給品の特徴ですね。

(タグには廃品(?)を示すスタンプが押してあります。)

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左袖のシガレット(?)ポケット

ジッパーで開閉

形が独特です。
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肩の国籍マーク

通常はこの下にパイロット章と階級章を縫い付けます。

でもこのモデルにはその跡がありませんでした。
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腰ニット

ニットは全て化繊です。
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袖ニット
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脇には通気用のスリットがあります。
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襟はジッパーで上端まで上げられます。
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このモデルで使用されているジッパーは全て「OPTI」です。
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脇のスリット(裏側)
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3  その特徴とは?

レザーはゴートスキン(山羊皮)で、アメリカ軍の現用A–2と同様ですが、ブルーグレイに染められています。

通常「革ジャン」はブラックやブラウンが多いのですが、グレイは珍しいですね。

(ライダースジャケットに、あったような、なかったような…。)

一方ライニングはインシグニアオレンジです。

これは遭難時に発見されやすくするための配慮ですね。

(フライトスーツもオレンジ色がありました。航空自衛隊も昔はそうでしたね。)

デザインは、基本アメリカ軍のMA–1に似ていますが、腰ポケットを排し、垂直ジッパーで開閉する左胸ポケットのみにしていますよ。

(これは、大戦中の布製フライトジャケット(フリーガーヤッケ)のデザインを踏襲しています。)

裾、袖そしてなんと襟もニットを採用しています。

襟は上端までジッパーがあり、閉めることでスタンドカラーになります。

左袖にシガレット(?)ポケットがありますが、ベースの形がカッコいいですね。

内ポケットはありません。

「内ポケット無し」「左胸ポケット内にタグ」が官給品の特徴です。

(それ以外は全て民生品) 

4  製造とサイズのデータ

 ・製造又は契約年度    1989年

 ・製造場所                   旧西ドイツ

 ・契約会社                   旧西ドイツ

 ・製造会社                        〃

 ・材質                          ゴートスキン

                                  (山羊皮)

                                      ナイロン

 ・表記サイズ                170/88

                                   (日本人のL)

 ・各部のサイズ(平置)  

                                    着丈  約67センチ

                                    肩幅  約49センチ

                                    身幅  約57センチ

                                    袖丈  約65センチ                                          

 ・状態                        デッドストック

 ・官民区分                 官給品

 ・入手場所                 ヤフオク

5  まとめ

このジャケットは、大戦中にメッサーシュミットMe109戦闘機を駆って、敵機を352機も撃墜した撃墜王「エーリッヒ・ハルトマン」が着用していましたね。

このジャケットを着て、同僚や部下隊員と笑顔で談笑している写真がありますよ。

(彼は戦後のソ連抑留を経た後、西ドイツ軍に在籍してドイツ空軍の再建に尽力ました。)

ところで、実際にこのジャケットを着てみると、ゴートスキンのしなやかさに驚きます。

また、襟がニットでジッパーで立ち上がるのも嬉しいですね。

(アメリカ軍A–2フライトジャケットより防寒性能が高いかも?)

レザーは風を通さないので、冬は中にセーターなどを着れば十分暖かいですよ。

(現代のフリースやヒー◯テックなら真冬でも万全でしょうか?)

バイカーの皆さんにもおすすめです。

今回のモデルは、使用感が全くないデッドストックですが、タグには廃品を示すスタンプ(?)がしっかり押されてました。

もしかしたらドイツ本国では、このモデルは用途廃止になったのかもしれませんね。

だから、未使用品といえど全て廃棄(民間に払い下げ)しているのかも。

(そういえば約20年前から、東京の老舗ミリタリーショップで、このジャケットが沢山販売されていました。今もあるのかな?)

…とするなら、今後数は減っていく一方ですね。

事実確認の必要がありますが、もしそうだとしたら購入するのは「今」かもしれませんね。

また少々値段は張りますが、アメリカ製モデル品も販売されています。

新品でサイズも各種あるので、払下げ品に抵抗のある方は、お好みでどうぞ。

 

今回は、旧西ドイツ空軍の歴史あるレザーフライトジャケットを分析しました。

次回は、レザーつながりで、アメリカ軍のレザーフライトジャケットを分析します。

お楽しみに!

参考:各国のレザーフライトジャケットに関する記事はこちらです。

今回のモデルと同時期に使用されていたパイロットスーツの記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com 

   ✳︎               ✳︎              ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

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