こんにちは!
今回は、旧東ドイツ軍の迷彩服ジャケットを分析します。
東ドイツ軍戦闘服としては、末期のタイプです。
勿論、今回もデッドストックですよ!
目次
- 1 旧東ドイツ陸軍迷彩ジャケット(アフガンタイプ)とは?
- 2 旧東ドイツ陸軍迷彩ジャケット(アフガンタイプ)の全体及び細部写真
- 3 旧東ドイツ陸軍迷彩ジャケット(アフガンタイプ)その特徴とは?
- 4 旧東ドイツ陸軍迷彩ジャケット(アフガンタイプ)の製造とサイズのデータ
- 5 旧東ドイツ陸軍迷彩ジャケット(アフガンタイプ)まとめ
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1 旧東ドイツ陸軍迷彩ジャケット(アフガンタイプ)とは?
旧東ドイツ軍は、1970年代に、それまで使用していたブルメン迷彩をレインドロップ迷彩に替えました。
それに合わせて、陸軍の戦闘服も一新しました。
それまで使用していた旧ドイツ軍のような制服+迷彩スモックではなく、戦闘専用の服を採用したのですね。
この戦闘服は、当初ソ連系でもなく、西側寄りでもなかった独自のデザインでした。
(この頃の戦闘服は4ポケットでしたが、腰ポケットがスラッシュポケットでした。)
しかしドイツが再統一される頃には、また新しいデザインの戦闘服が支給されていましたよ。
今回のモデルは、その新しい戦闘服になります。
どんな特徴があるのでしょうか?
早速、確認していきましょう!
2 旧東ドイツ陸軍迷彩ジャケット(アフガンタイプ)の全体及び細部写真
前面
前合わせは、ボタンのみです。
背面
前面裏側
胸から肩にかけてライニング(裏地)があります。
内ポケットはありません。
背面裏側
肩から背中上部かけて裏地がありますね。
背中の裏地は、生地の色調が違っています。
襟裏と同じものでしょうか?
(まさかテント生地とか?)
襟周り
サイズタグ
胸ポケット
2個のボタンで開閉
ポケットフラップの裏側は、グレイのナイロン生地
腰ポケット
左袖のボタンで開放できるループ。用途は?
左袖ポケット
なんとスラッシュポケットです!
嵩張る物を入れたら、腕に違和感が残りそうです。
袖口
ボタンで開閉・調整
内側には、謎のスタンプが。
ウエストのドローコード
コードの格納場所にもグレイのナイロン生地が。
ナイロン生地は、袖口の裏側にも使用されていました。
「力」の掛かる場所、擦れる場所に、この生地を縫い付けてあるのでしょうか?
メインスタンプ
これが、暗号化されている契約、納入年度でしょうか?
袖ポケット内の生地
脇の縫製
意図的にズラしてあるのでしょうか?
襟の裏
生地の色調が濃いですね。
官給品ボタン
パンツァーグラウ?のプラスティック製です。
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3 旧東ドイツ陸軍迷彩ジャケット(アフガンタイプ)その特徴とは?
迷彩は、東ドイツ軍のオーソドックスな迷彩で、通称「レインドロップ」パターンと呼ばれているものです。
オリーブグレイにブラウンで少し長めの破線を描いてありますね。
この破線は、大戦中のドイツ国防軍や、少し前のポーランド、旧チェコスロバキアの迷彩などにも使用例が見られます。
どんな効果があるのでしょうね。
生地はやや厚めです。
デザインは、旧ソ連軍がアフガン紛争から使用している戦闘服やアメリカ軍の標準的なBDUを参考にしているようです。
面白いのは、袖ポケットで、スラッシュポケットになっていますよ。
(そういえば、ブルメン迷彩のスモックもそうでした!)
4 旧東ドイツ陸軍迷彩ジャケット(アフガンタイプ)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 東ドイツ
・契約会社 東ドイツ
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ g 52
(日本人のL〜XL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約78センチ
肩幅 約50センチ
身幅 約60センチ
袖丈 約62センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 旧東ドイツ陸軍迷彩ジャケット(アフガンタイプ)まとめ
ポケットが旧ソ連のアフガンタイプ(又はアメリカ軍のBDUタイプ)になって、より使いやすくなりましたね。
実際にこの迷彩服を着用してみると、袖のポケットが気になりました。
ここへは、薄くて軽いものしか入れられないようです。
また生地の厚さから、日本の夏は少々暑そうですね。
(秋、春には丁度良いようです。)
サバイバルゲーマーの後輩から、迷彩パターンは日本でも効果ありとの報告が寄せられています。
実際に、確認してみたいですね。
ところでドイツ再統一以降、不要になった旧東ドイツ軍装備は民間に払い下げられ、一部を除き日本へも大量に輸入されました。
また、とても安価に販売されたことから、一時期ミリタリー市場を席巻しましたね。
(投げ売り状態(?)でした。)
軍装備品でしたが、一般に使えるアイテムも多かったことから、ミリタリーマニア以外にも大人気でしたよ。
しかし令和になった現在、さすがに数が減ってきましたね。
その昔、大量に存在しても、数が減ってくると価格が上がるのがコレクターズアイテムです。
ましてや、もう存在しない国の装備は、本当に貴重です。
そろそろ買っておいた方が良いかもしれませんよ。
ところで東ドイツ軍には、当然ながら防寒装備もありました。
こちらもぜひ入手したいですね。いえ、入手します!
今回は、旧東ドイツ軍末期の迷彩戦闘服を分析しました。
次回は、イギリス軍の標準的なウールシャツを分析します。
お楽しみに!
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参考:他の東ドイツ軍迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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