いつだってミリタリアン!

軍装品コレクション歴45年以上の元自衛官がお届けするミリタリーグッズのブログです。集めたミリタリーグッズを豊富な写真でゆっくり公開中!初心者コレクターの疑問点を解消します!

本サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。

【オマーンの軍服】海軍迷彩カバーオール(グレイDPM)とは?0225 🇴🇲 ミリタリー

f:id:akmuzifal6489:20211005140802p:plain

今回は、1980年代のオマーン軍の迷彩服を分析します。

当初、国籍不明の迷彩服として取り扱う予定でしたが、さる筋から助言がありました。

(Kさん、いつもありがとうございます!)

どうやらオマーン海軍のモデルらしいです。

(スッキリしました。)

全く使用感のないデッドストックですよ!

   目次

スポンサーリンク 

 

 

スポンサーリンク

1  オマーン海軍迷彩カバーオール(グレイDPM)とは?

オマーンは、かつてイギリスの保護国(と言えば聞こえは良いですが…)だったため、軍の装備も概ねイギリス系ですね。

(戦車はイギリス製のチャレンジャー2です。リッチですね。でも小銃はオーストリアのAUGでしたね。イギリス軍L85は、私もちょっと…😓)

 

迷彩服は独特のカラーリングでまとめられたDPMを採用していますよ。

 

今回のモデルもDPMなのですが、陸軍とは全く違う色調ですね。

 

ここまで色が違うと、同じ国のものとは思えませんでした。

(個人的には、かなり戸惑ってしまいました。今後も勉強します!)

 

陸軍のDPMより、あるいは迷彩効果が高いかもしれませんね。

 

さてさて、それはどんな迷彩カバーオールなのでしょうか?

 

今回は、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  オマーン海軍迷彩カバーオールの全体及び細部写真

前面全体

f:id:akmuzifal6489:20190909124510j:image

 

前面上半身

襟は開襟です。
f:id:akmuzifal6489:20190909124513j:image

 

前面下半身
f:id:akmuzifal6489:20190909124504j:image

 

背面全体
f:id:akmuzifal6489:20190909124433j:image

 

背面上半身
f:id:akmuzifal6489:20190909124454j:image

 

背面下半身
f:id:akmuzifal6489:20190909124426j:image

 

前面裏側上半身
f:id:akmuzifal6489:20190909124516j:image

 

前面裏側下半身
f:id:akmuzifal6489:20190909124439j:image

 

背面裏側上半身

迷彩は裏側にかなり透けています。

f:id:akmuzifal6489:20190909124413j:image

 

背面裏側下半身
f:id:akmuzifal6489:20190909124421j:image

 

前合わせはジッパーと1個のボタンです。
f:id:akmuzifal6489:20190909124518j:image

 

エポレットはテーパー付きのクサビ型です。
f:id:akmuzifal6489:20190909124459j:image

 

胸ポケット

ボタンで開閉

ボタンはペイルオレンジのプラスティックで英軍型です。
f:id:akmuzifal6489:20190909124449j:imagef:id:akmuzifal6489:20190909124502j:image

 

膝ポケット

マジックテープで開閉

なんとポケットフラップはダミーです。珍しいですね。
f:id:akmuzifal6489:20190909124418j:imagef:id:akmuzifal6489:20190909124436j:image

 

ジッパーは勿論上下から開くダブルジッパーです。
f:id:akmuzifal6489:20190909124428j:image

 

左袖のペンポケット(3本用)
f:id:akmuzifal6489:20190909124456j:image

 

袖口

マチはなく、ボタンで開閉
f:id:akmuzifal6489:20190909124415j:imagef:id:akmuzifal6489:20190909124424j:image

 

ウエストは、アメリカ軍のフライトスーツのように、マジックテープで開閉

後ろで留めるのは、付けるのが難しいですね。
f:id:akmuzifal6489:20190909124507j:imagef:id:akmuzifal6489:20190909124446j:image

 

腰のスラッシュポケット
f:id:akmuzifal6489:20190909124443j:image

 

ジッパースライダー背面の刻印
f:id:akmuzifal6489:20190909124431j:image

 

今回のモデルには、認識番号(?)がボールペンで記入されていました。
f:id:akmuzifal6489:20190909124451j:image

スポンサーリンク

 

 

スポンサーリンク

3  その特徴とは?

迷彩は、アイボリーをベースに、カーキードラブ、チャコールグレイ、レッドブラウンを用いたグレイ系のDPMになっています。

 

強いて言えば、チャコールグレイが海軍しているのでしょうか?

 

生地は、一般的なコットンツイルで、軽量ながら丈夫です。

 

デザインは、胸ポケット×2、ペンポケット×1、腰スラッシュポケット×2、膝ポケット×2です。

 

面白いのは、膝ポケットで、フラップはダミーなんですね。

 

ポケットは、なんとフラップの付け根からマジックテープで開けます。

 

なんか、ドリフのコントみたいですね。

(ポケットフラップは必要ないのでは?)

 

また、今回のモデルにも、タグやスタンプはありませんでした。

 

全体的な縫製は、やや雑で強度も弱いようです。

4  オマーン海軍迷彩カバーオールの製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1980年代

・製造場所     オマーン

・契約会社     オマーン

・製造会社      〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    不明

         (日本人のL〜XL)

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約158センチ

          肩幅 約42センチ

          身幅 約58センチ

          袖丈 約64センチ

          股下 約78センチ

          裾幅 約22センチ

・状  態     デッドストック

・官民区分     官給品

・入手場所     ヤフオク

・入手難易度    3(困難)

スポンサーリンク

 

 

スポンサーリンク

5  オマーン海軍迷彩カバーオールまとめ

グリーンが少ないので、日本のフィールドでは効果が限定的な迷彩かもしれませんね。

 

逆に、アーバンカモフラージュ(都市迷彩)としてみた場合、なかなか優れた迷彩ではないでしょうか?

 

オマーン海軍が何故この迷彩を採用した経緯は不明ですが、海軍基地内での戦闘を考慮したなら、着眼点が凄いですね。

 

それはともかく、カバーオールとしては使いやすいモデルです。

 

防寒は期待できませんが、暖候期の作業などには必要十分ですね。

(フィールドジャケットかスモックが欲しいです!)

 

勿論、サバイバルゲームや野鳥観測にも使えそうですよ。

 

あまり見ない迷彩ですので、シティユースも面白いかもしれませんよ。

 

惜しむらくは今回のモデルも含めて、オマーン軍の装備が入手困難といことですね。

 

でも通常のDPMとは全く違った色調は、あなたのコレクションでも異彩なアイテムになることでしょう。

 

ぜひ入手してみてくださいね。

 

今回は、オマーン海軍の迷彩カバーオールを分析しました。

次回は、イギリスの特殊な試作スモックを分析します。

お楽しみに!

(20211005更新)

スポンサーリンク

 

 

スポンサーリンク

参考:他のオマーン軍装備はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

オマーン軍迷彩の原型はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

     ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

スポンサーリンク


ロレックス サブマリーナー 116610LV オマーン軍 中古 2018年11月 Aランク 箱・保証書付属 送料無料

スポンサーリンク

異邦人

異邦人

  • 久保田 早紀
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes