こんにちは!
今回は、前回に引き続き、ドイツ海軍の装備を分析します。
今回はセーターですが、いわゆるコマンドセーターではない、ゴージャスなセーターですよ!
士官用でしょうか?
目次
- 1 ドイツ海軍ジップアップセーターとは?
- 2 ドイツ海軍ジップアップセーターの全体及び細部写真
- 3 ドイツ海軍ジップアップセーターの特徴とは?
- 4 ドイツ海軍ジップアップセーターの製造とサイズのデータ
- 5 ドイツ海軍ジップアップセーターまとめ
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1 ドイツ海軍ジップアップセーターとは?
以前、このブログでもドイツ陸軍のセーターを分析しました。
じつは海軍にも、そのセーターとほぼ同様のデザイン(クルーネック、肩、肘にパッチ)のものが支給されています。
しかし今回のセーターは、同じ海軍用ですが、全く違うコンセプトで造られたセーターですよ。
驚くべき機能が隠されていました。
どんな機能でしょうか?
早速、確認していきましょう!
2 ドイツ海軍ジップアップセーターの全体及び細部写真
前面
(相変わらず細部のわからない写真で申し訳ありません。)
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはジッパーのみで、ストームフラップはありません。
タグ①
タグ②
エポレットはテーパーなしのラウンドタイプです。
胸ポケット
ポケットフラップにペン用のスリットがあります。
ポケット内にペンポケットはありません。
マジックテープで開閉
腰ポケット
内側のにっとは、真横に伸びています。
腰ポケット内部のニット
ポケットとしては特殊な形状ですね。
どうやらハンドウォーマーのようです。
袖口
折り曲げて使用することを前提として縫製されていますね。
伸ばして使用すると、ニットの縫い目があらわになって見苦しいです。
肘の補強生地
襟はジッパーでスタンドカラーになります。
そのまま折り曲げるとタートルネックに早変わり(?)
肩の補強生地は、後ろ側までありますね。
ジッパーは頑に「OPTI」
国籍マーク
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3 ドイツ海軍ジップアップセーターの特徴とは?
まず一番目につくのは、前見頃がジッパーで全開できるところですね。
スイス陸軍のセーターで、前見頃の胸くらいまでジッパーのセーターは見た事があります。
でも軍用でこの形式のセーターは初めて見ました。
(カナダのカウチンセーターみたいですね。)
また、腰左右にポケット(容量は少ない)があるのも変わっています。
私が最も驚いたのは、材質がポリアミド(難燃繊維の一種)とウールの混紡だというところです。
インナーとして使用されることの多いセーターにも、難燃性の機能を付加するドイツ軍に驚きました。
これは、より実戦的な装備ですね。
今後は世界的に、この材質へ替わっていくのでしょうか?
楽しみですね。
因みにジッパーは襟の上端まであって、引き上げればタートルネックにもなります。
リッチで暖かく汎用性のあるセーターと言えます。
4 ドイツ海軍ジップアップセーターの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2000年頃
・製造場所 ドイツ
・契約会社 ドイツ
・製造会社 〃
・材質 ポリアミド
ウール
・表記サイズ
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約59センチ
肩幅 約50センチ
身幅 約55センチ
袖丈 約64センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 官給品(?)
・入手場所 大阪の専門店
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5 ドイツ海軍ジップアップセーターまとめ
実際にこのセーターを着用してみると暖かいのは当然ですが、前見頃がジッパーで全開にできるので、より広い温度帯で使用できますね。
着脱が容易なのも便利で良いです。
(場合によっては、ジャケット替わりに使えそうですね。)
最大限に防寒効果を発揮しようと思えば、ジッパーを上げてタートルネックにすれば、とても暖かいです。
そしてセーターの上にジャケットやコートを羽織れば、真冬でも万全ですね。
インナーとして使用するなら、サバイバルゲームや野鳥観測、狩猟にも使えそうです。
またカラーがネイビーブルーであることから、ボトムも合わせ易いのでシティユースもファッショナブルに着こなせそうですね。
難点は、腰ポケットの容量が小さいことですが、これは元々ハンドウォーマーなのかもしれませんね。
また、一般的なコマンドセーターより高価で、出回っている数が極端に少ないです。
(試作品でしょうか?私も偶然入手できました。)
購入される方は、諦めず気長に探してみましょう!
今回は、ドイツ海軍の小粋なセーターを分析しました。
次回は、ウクライナ軍の迷彩服を分析します。
有名な、あの迷彩ではありませんよ!
お楽しみに!
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参考:各国軍のセーターに関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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