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色調の違うリザードです!【ポルトガルの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(中期型・完全版)とは?0247 🇵🇹 ミリタリー

今回は、1980年代と思われるポルトガル陸軍迷彩スモックを分析します。

以前も分析しましたが、より程度の良いものを入手したので再登場です。

相変わらず迷彩が秀逸ですよ。

着用に支障のない破損箇所はありますが、程度は極上ですよ!

   目次

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1  ポルトガル陸軍空挺迷彩スモック(中期型・完全版)とは?

大航海時代に栄華を極めたポルトガル。

 

我が国に「鉄砲」を伝えた事は歴史で習いましたね。

(でも伝来した数ヶ月後には、大阪でコピー品が作られたり、さらに改良を加えたより性能の優れた鉄砲が数多く量産されましたね。そして戦国時代には日本一国でヨーロッパの鉄砲を全部合わせた量より多く装備していたという事実は、とうとう教えてくれないままでしたが…。)

 

中南米の富を入手したポルトガルやスペインは、後発のイギリスやフランスに追い越されて、最終的には歴史の表舞台から姿を消しました。

 

そんなポルトガルの軍装は、隣国や他ヨーロッパの影響を受けているようです。

 

今回のモデルもある国の影響を大きく受けた迷彩になっています。

 

さてさて、それはどんな迷彩スモックなのでしょうか?

 

今回は、ポルトガル軍装備マニアのみならず、リザード迷彩ファンのあなたと一緒に、確認していきましょう! 

2  全体及び細部写真です!

前面
リザード迷彩のバリエーションですが、フランス軍のリザード迷彩とは、また違った迫力がありますね。
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背面
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前面裏側
右胸の内ポケットに注意
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背面裏側
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タグとポルトガル陸軍マーク?f:id:akmuzifal6489:20190710133004j:image

 

エポレット
テーパーなしのクサビ型です。f:id:akmuzifal6489:20191207071611j:image

 

胸ポケット
ダットファスナーで開閉
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腰ポケット
角度が付いています。
ダットファスナーで開閉
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腰ポケット横のフラップ
身幅を調整します。
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袖口
ストラップで調整
ダットファスナーで開閉できます。
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左胸ポケット
ダットファスナーで開閉
ポケット表面に小さなパッチポケットf:id:akmuzifal6489:20190710132944j:imagef:id:akmuzifal6489:20190710133036j:image

 

その横にはジッパーで開閉する隠しポケットが。
この辺りは、フランス軍空挺迷彩スモックに似ていますね。
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小さなパッチポケットの裏側には、ペンポケットが。
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袖の裏側
マチはありません。
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内ポケット
ボタンとストラップで開閉f:id:akmuzifal6489:20191207071700j:image

 

背面中央の生地合わせ目には何故か穴が!
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袖のバックリは左右で形が違っていました。
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ポルトガルの国籍マークが刻印されたプラスティックのボタン。
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3  その特徴とは?

迷彩は、ライトカーキの生地に、ライトグリーンとマホガニーブラウンで刷毛で塗ったような模様を描いています。

 

パターンは、ポルトガルオリジナルの短いストロークですね。

 

生地は硬いコットンツイルで、やや厚く丈夫そうです。

 

デザインは、フランス軍の空挺スモック(の初期型)を参考にしているようですよ。

 

構成は、エポレット付き、胸ポケット×4、腰ポケット×2で、袖口にはストラップがあって開口部を調整できます。

 

また裾にもタブがあります。

 

全体的な縫製は、少々粗いもののとても頑丈に仕立てられています。

4  製造とサイズのデータです!

・製造又は契約年度 1980年代

・製造場所     ポルトガル

・契約会社     ポルトガル

・製造会社       〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    2

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約75センチ

          肩幅 約49センチ

          身幅 約63センチ

          袖丈 約63センチ

・状  態     デッドストック

・官民区分     官給品

・入手方法     ヤフオク

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

デッドストックを実際に着用してみると、ゴワゴワで肌触りは良くないですね。

(洗濯を繰り返すことで、次第に柔らかくなってくるはずですが…。)

 

でも、この迷彩は凄いです。

 

フランス軍とは違った迫力があってカッコいいですね。

 

戦闘服としては、ポケットも多く使える戦闘服と言えます。

 

上下セットで欲しいところですね。

 

ところで、残念ながら今回のモデルも品薄です。

 

一時オークションで出品されていましたが、現在は皆無ですね。

(入手できて良かったです。)

 

迷彩生地は違いますが、このモデルの後の型(海軍海兵隊用)なら、現在でもデッドストックが入手可能ですよ。

 

大量に日本にも輸入されていて、大手通販サイトでも取り扱われていますよ。

 

前回も書きましたが、今回のモデルは絶滅危惧種です。

 

見つけて程度が良ければ、取り敢えず購入しておきましょう!

 

今回は、ポルトガル陸軍の空挺迷彩スモックを分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20221010更新)

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参考:他のポルトガル軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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ポルトガル軍スモックの参考となったフランス軍の空挺スモックはこちらです。⬇︎ 

www.military-spec-an.com

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