今回は、1990年代の韓国陸軍迷彩ヘリクルージャケットを分析します。
一般兵科用ではなく、航空兵用のようです。
何処かで見たデザインですよ!
本日のテーマは「敵を知り、己を知らば百戦危うからず」です。
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目次
1 韓国陸軍迷彩ヘリクルージャケットとは?
北朝鮮の奇襲南侵から始まった朝鮮戦争ですが、アメリカ軍を主体とする国連軍と、マッカーサーの奇跡的な作戦(仁川上陸)の成功により、韓国はなんとか首の皮一枚で共産主義化を免れました。
まさに奇跡でしたね。
以降軍事政権によるクーデターなどもありましたが、日本やアメリカの支援と、中国からの伝統であったパクリ文化やヤクザ政策で、経済発展を遂げました。
そんな韓国軍は、当然ながらアメリカ系の軍装を採用しています。
当初、迷彩装備は特殊部隊や海兵隊など一部の部隊のみが採用していましたが、1980年代から陸軍でも標準的に迷彩服を採用、支給するようになりました。
(アメリカ軍のウッドランド迷彩服支給に概ね連動した形です。)
今回のモデルは、その当時のヘリクルージャケットになります。
現行のデジタル迷彩服の一つ前の型になりますよ。
さてさて、それはどんなジャケットなのでしょうか?
今回は、韓国軍装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
MA–1とL–2を足して13で割ったようなデザインですね。
韓国軍の被服は、着丈が長いのが特徴です。
背面
前面裏側
一見リバースブル風ですが、リバーシブルではありません。
全面にライニングがあります。
背面裏側
前合わせはジッパーのみです。
ストームフラップはありません
エポレットが付いています。
細長くてテーパーなしのクサビ型です。
胸ポケット
初期のMA−1のように、直にポケット口に付けられたダットファスナーで開閉
ポケットの中はホワイトの生地です
ポケットの容量は小さいです。
左袖のシガレットポケット
プラスティックジッパーです。
袖口
化繊のニットで二段織です。リッチですね。
裾ニット
襟ニット
首回りは、MA–1などよりタイトで、ニットも高いです。
背面肩付近には、ステッチが。
アメリカ系フライトジャケットによく見られる処理ですね。
内ポケット
B–15やMA–1の処理と同じですね。
内ポケットも内側は白い生地です。
ジッパースライダー裏面の刻印
部隊マーク?
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3 その特徴とは?
迷彩は、濃いダークイエローをベースにグリーン、ブラウン、ブラックで雲型を描いています。
一見、アメリカ軍のリーフパターンやウッドランドと同じような迷彩に見えますが、パターンも色調も全く違がっていますね。
参考にしながらも、それらしいパターンを描いたという感じです。
(おそらく、アメリカ軍のリーフパターンがどんな経緯で開発されたのかなんて、全く知らなかったのでしょうね。)
とりあえず作ってみました感ありありの迷彩で、色調がとても明るいのが特徴です。
生地は、コットンとポリエステルの混紡で、ライニングは、ポリエステル100%のようです。
デザインは、基本アメリカ軍MA–1ですが、エポレットがあったり、襟周りのタイトさがL–2系のようです。
勿論、ポリエステルと思われる中綿も入っていますよ。
寒い韓国では助かる装備ですね。
全体的な縫製は、正確ですが強度は少々足りないようです。
4 製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年代
・製造場所 韓国
・契約会社 韓国
・製造会社 〃
・材 質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 不明
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約65センチ
肩幅 約48センチ
身幅 約60センチ
袖丈 約57センチ
・状 態 中古極上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
・入手難易度 2(やや困難)
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5 まとめ
既に韓国軍では、この迷彩生地を用いた被服は用途廃止になっているようですね。
そのため、日本でもよく目にするようになりました。
ほんの30年くらい前は、輸出禁止されていた(北朝鮮のテロ防止等で)アイテムですが、大きく変わりましたね。
でも、この型のジャケットは珍しいですよ。
実際に着用してみると、胴長の私には着丈がちょうど良いです。
迷彩は、やや明るくて、メリハリが効いているので、日本でも効果がありそうです。
(むしろ韓国では明る過ぎたのでは?)
でも、敢えて購入するほどのものではなさそうです。
さて朝鮮戦争では、韓国を守る為に数多くのアメリカ軍兵士が、祖国を遠く離れた極寒の朝鮮半島で命を落としました。
にも関わらず文大統領率いる現政権は、北朝鮮にすり寄っている気がしますね。
赤化統一に向かって進んでいるのでしょうか?
でも過去の歴史をみると、共産主義に飲み込まれた資本主義国は、大きな悲劇に見舞われました。
韓国の人々はそれがわかっているのでしょうか?
我が国においても、万葉の時代から、安全保障の対象であった韓半島。
なんとか、独立を保ってもらいたいですね。
それには、韓国をめぐる真実の歴史を知る必要があるようです。
よく韓国は日本のことを「歴史を忘れた民族に未来はない」と言います。
でも、本当に歴史を忘れているのは韓国ではないでしょうか?
一刻も早く本当の、そして正しい歴史を認識して、北朝鮮、中国、ロシアと対峙してもらいたいですね。
今回は、韓国軍の少し前の迷彩服を分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20220104更新)
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参考:最新の韓国軍迷彩服に関する生地はこちらです。⬇︎
今回のモデルが参考にしたアメリカ軍迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
今回のモデルが参考にしたアメリカ軍フライトジャケットのひとつはこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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