こんにちは!
今回は、スウェーデン軍の戦闘服を分析します。
1940年代から使用されていたウール製戦闘服の後継モデルになります。
まだ世界が、迷彩服ブームでなかった頃の戦闘服ですよ!
目次
- 1 スウェーデン陸軍一般兵科用戦闘ジャケットとは?
- 2 スウェーデン陸軍一般兵科用戦闘ジャケットの全体及び細部写真
- 3 スウェーデン陸軍一般兵科用戦闘ジャケットの特徴とは?
- 4 スウェーデン陸軍一般兵科用戦闘ジャケットの製造とサイズのデータ
- 5 スウェーデン陸軍一般兵科用戦闘ジャケットまとめ
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1 スウェーデン陸軍一般兵科用戦闘ジャケットとは?
東西どちらでもなく、独自の武装中立を貫いていたスウェーデンですが、そこから生まれたユニークな兵器は世界的に有名ですね。
でも陸軍の個人装備は、つい最近までやや旧式な物が多かったようです。
1940年代から1960年代までは、第二次大戦期開発のウール製戦闘服を使用していました。
(この戦闘服は、形状が旧ドイツ軍の制服に似ていたため、ドイツ国防軍制服の代用又は改造ベースとして日本にも沢山輸入されましたね。)
でも、1970年代には陸軍の装備が一新されて、新しいコットン製の戦闘服が支給されました。
それが今回のモデルです。
スウェーデンといえば、独特のスプリンター迷彩服が有名ですが、並行して1990年代まで使用されていたようですね。
さてさて、それはどんな戦闘服なのでしょうか?
今回は、スウェーデン軍装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 スウェーデン陸軍一般兵科用戦闘ジャケットの全体及び細部写真
前面
表出しのボタンなど、まだ制服のイメージが残っていますね。
珍しく、胸ポケットがないデザインです。でも…
背面
背面下部にポケットが設けられていました。
腰ポケットは匍匐(ほふく)で使えなくなる場合多いので、便利かもしれませんね。
前面裏側
ポケットやライニンングは、やや紫がかった灰色の生地です。
背面裏側
イギリス軍デニソンスモックのように、テイルピースが装備されています。
前合わせはボタンのみですが、下部2個のボタンは隠しボタンです。
これは、慣れないと使いづらいですね。
サイズタグ
刺繍でリッチな仕上がりです。
製造所(?)製造年度スタンプ
前合わせの一番上は小さなボタンです。
小さなボタンを外すと、開襟に。
襟章
歩兵でしょうか?
腰ポケット
作り込みが凄いです。
内側は別生地です。
背面の腰ポケット
この位置でも十分にポケット内にてが届きますよ。
ボタンホールはナイロンテープ製です。
袖はただの筒ですが、肘の補強生地が袖口まで続いています。
背中上部は別生地でライニングが。
雨対策でしょうか?
左胸には小さな内ポケットと…
ボタンで開閉する大きいポケットが。
裾前面裏側にはボタンが沢山
このうち下のボタンは…
背面下部に付いているテイルピースを…
取り付けるボタンでした。
褌みたいですね。
風によるバタ付き防止ですね。
プラスティックのボタン。
王冠3個はスウェーデンの国籍マークでしたね。
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3 スウェーデン陸軍一般兵科用戦闘ジャケットの特徴とは?
まず生地ですが、独特のグリーン(ODやOGではなくて)のコットンサテンです。
アメリカ軍のM43フィールドジャケットのようにしっかりとした生地ですね。
コットン製の戦闘服やコート、そして夏用のシャツなど、スウェーデン軍はグリーンを基調とした装備が特徴です。
デザインは、制服感の残る、ボタン表出しで胸ポケットがありません。
その代わり、背面底部にパッチポケット×2が設けられていますよ。
このポケットは、ウール製の戦闘服でも戦闘服でもありましたね。
(これも一大特徴ですね。)
シワはありますが、デッドストックなので、昨日製造されたようにキレイですよ。
4 スウェーデン陸軍一般兵科用戦闘ジャケットの製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1975年
・製造場所 スウェーデン
・契約会社 スウェーデン
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ C48
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約78センチ
肩幅 約43センチ
身幅 約58センチ
袖丈 約62センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 官給品
・入手場所 愛知県の専門店
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5 スウェーデン陸軍一般兵科用戦闘ジャケットまとめ
今回のモデルや同時期の防寒着などに使用されている生地のグリーンは、普段使いではなかなかコーディネートが難しいカラーですね。
使用者のセンスが問われます。
でも、実際にこのジャケットを着用すると、身体にフィットしていて、各ポケットも使いやすいですね。
(特に小さい内ポケットが切符やICOCAカード入れにちょうど良いです。)
使えるジャケットですね。
襟章については、付いていないモデルもありますし、自分でも簡単に外す事ができます。
ボタンも簡単に取り替え可能ですよ。
気になる方は、改造もアリですね。
何より、古いモデルでありながら、現在でもデッドストックが安価に入手できるのが嬉しいですね。
(本国では、とうとう用途廃止が決定されて、全て払い下げられたのでしょうか?)
同じく同時期の防寒パーカーなども輸入されているので、トータルコーディネートしてみてはいかがでしょうか?
今回は、スウェーデン軍の単色戦闘服を分析しました。
次回は、アメリカ軍のラインジャケットを分析します。
お楽しみに!
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参考:他のスウェーデン軍装備はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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