今回は、1990年代のベルギー陸軍ユーティリティージャケットを分析します。
ネットでは空軍用として販売されていましたね。
でもグリーンは陸軍なのでは?
それはともかく、保管上の汚れがありますが、デッドストックですよ!
目次
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1 ベルギー陸軍ユーティリティージャケット(ダークグリーンタイプ)とは?
以前アメリカ空軍ユーティリティージャケットを分析しました。
制服を補佐する衣料品でしたが、実際これからの季節にうってつけのジャケットでしたね。
じつはこの種のジャケットは世界中の軍隊や軍事組織で開発・使用されていますね。
空軍のみならず、他の軍でも損ざしています。
今回のモデルは、ベルギーが開発したモデルになります。
ベルギー軍のユーティリティージャケットといえば、シェルのカラーがブルーの空軍モデルが有名ですが、今回はより数の少ない陸軍モデルになります。
デザインは空軍モデルと同じなのですが、カラーが変わると受ける印象も全く違ってきますね!
さてさて、それはどんなユーティリティージャケットなのでしょうか?
今回は、ベルギー軍装備マニアのみならず、秋用の個性的なジャケットをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 陸軍ユーティリティージャケットの全体及び細部写真
前面
ポケットの位置がずいぶん下にある印象です。
背面
前面裏側(ライナー付)
胸のスリットに注意!
背面裏側(ライナー付き)
前面裏側(ライナーなし)
背面裏側(ライナーなし)
襟周りレイアウト
前合わせはジッパーのみ。
タグ
いつものメーカーですね。
(ライナータグも同じものでした。)
内ポケット
左右にあります。
ジッパーで開閉
エポレット
テーパーなしのクサビ型。
腰ポケット
マジックテープで開閉
袖ポケット
マジックテープで開閉
袖
テーパーが付いています。
袖口はニットではなく、 ダットファスナーで調整・開閉
腰ニット
ややタイトです。
背面は生地が縫い合わされていますね。
ジッパー
イギリス軍ものでよく見かける刻印です。
(ベルギー製でしょうか?)
ライナー取り付けは、1本のジッパーと脇のマジックテープです。
ライナー
前面
ライナーを装着してもジャケットの内ポケットが使えます。
背面
前面裏側
背面裏側
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3 その特徴とは?
シェルは、ダークグリーンのコットンとポリエステル混紡のツイルで、軽く防風性能が高い緻密な織り方がされています。
ほぼ全面にポリエステルのライニングがあって、かつポリエステルのキルト製ライナーが装着できます。
(これは暖かいかも!)
デザインは、エポレット付き、腰ポケット×2、袖ポケットで、腰にニットを配していますが、袖口はダットファスナーで開閉ですね。
全体的な縫製は、とても丁寧かつ正確で、さる国では手抜きで終わるライナーも、とても正確に仕立てられています。
ベルギー…素晴らしですね。
面白いのは、ジャケットの胸ポケットが使用できるように、ライナーにスリットがあるところですね。
あとジッパーが、イギリス軍の官給品スモックなどによく使用されているメーカー製でした…。
4 製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年代
・製造場所 ベルギー
・契約会社 ベルギー
・製造会社 〃
・材 質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ 48/50(L)
(日本人のL〜XL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約75センチ
肩幅 約48センチ
身幅 約61センチ
袖丈 約68センチ
・状 態 デッドストック
・官民区分 官給品
・入手場所 東京の専門店
・入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
今回のモデルは、表記サイズでは私のベストサイズなのですが…恐ろしいくらい着丈が長かったですね。
(体型が異常なのかもしれませんが…)
SHOPでは、同じジャケットが何着かありましたが、全部今回のモデルと同じサイズでしたね。
ベルギー人は、フランス人が「芽キャベツから生まれた!」と揶揄するくらい、身長の小さな人がいるそうです。
とするなら、この着丈は狙ったデザインなのでしょうか?
(最悪製造ミスで、廃品になったものなのかも?)
ところで、このジャケットは1990年代末に入手しましたが、以降一切見掛けなくなりました。
それどころか油断していたら、空軍モデルもいつの間にかなくなってしまいましたね。
(軍装品七不思議?)
もしかしたら生産数や払い下げられた数が、とても少なかったのかもしれませんね。
私の記憶が確かなら、辛うじて空軍モデルは入手しているので、見つけ次第(また無くしてる!)分析したいと思います。
このジャケットですが、寒候期においては幅広く使用できて便利ですね。
セーターを着込めば、真冬でも耐えられるくらいの性能があります。
(アメリカ軍でいうところのインターミディエイトゾーン(10℃〜−10℃)くらいに対応している印象です。)
カラーも独特で、街中では個性を発揮できそうですよ!
薄い迷彩スモックを用いるなら、寒候期のサバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測などにもつけそうですね。
目にする機会は少ないですが、使えるジャケットですよ!
今回は、個性的なカラーのベルギー陸軍ユーティリティージャケットを分析しました。
次回は、ドイツ軍の防寒着を分析します。
お楽しみに!
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参考:他国の同形式ユーティリティージャケットに関する記事はこちらです。⬇︎
他のベルギー軍装備品に関する記事はこちらです⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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(よく似たデザインのジャケットです。)
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