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古く有名な迷彩!【べルギーの軍服】陸軍空挺迷彩トラウザーズ(オーバーパンツ・ブラッシュパターン・カスタム)とは?0897 🇧🇪 ミリタリー

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今回は、1950年代のベルギー陸軍空挺トラウザーズを分析します。

単色トラウザーズの上に着用するオーバーパンツですね。

近代的にカスタム化されていました。

破損や修理がありますが、程度は良好ですよ!

   目次

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1  ベルギー陸軍空挺迷彩トラウザーズ(オーバーパンツ・ブラッシュパターン・カスタム)とは?

第二次大戦前でドイツに占領されたベルギー。

 

そのせいでしょうか?

 

戦後の軍装はイギリス軍やアメリカ軍系を採用しましたね。

 

ただ両国と大きく違ったのは、早くから個人装備の迷彩化に着手したところです。

(これは隣国ドイツの影響を受けていたようですよ。)

 

当初はドイツ軍のライバーマスター迷彩などを試験していましたが、やはりイギリス軍のデニソンスモックや軽量スモックに用いられていた、ブラッシュストロークのパターンを参考にした迷彩を採用しました。

 

以前分析したベルギー軍ブラッシュストロークパターン空挺迷彩スモック

www.military-spec-an.com

今回のモデルは、そのブラッシュパターン(数種類ありますが。)の迷彩生地製の空挺部隊用トラウザーズになります。

 

単色の制服や戦闘服の上に着用するもので、大きなサイズなのが特徴ですね。

 

さてさて、それはどんな迷彩トラウザーズなのでしょうか?

 

今回は、ベルギー軍装備マニアのみならず、普段着の上からでも着用できる簡易な迷彩ズボンをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  ベルギー陸軍空挺迷彩トラウザーズの全体及び細部写真

前面

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背面
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前面裏側
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背面裏側
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ウエスト前部は、カスタム化されてジッパー仕様になっていました。

その上のボタンも後付けですね。

ウエストには他にコード(紐)もあります。

(これはオリジナル。)
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ウエストの前面内側にタグ

一度取り外して、また縫い付けられています。
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ジッパー

スライダーの刻印は「TALON」

これは???
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ボタンとボタンホール

全て後付けですね。

ボタンの糸は全く違うカラーです。

ボタンはオリーブ色のプラスティック製で、イギリス軍タイプの皿型です。
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右側面レイアウト
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腰のスラッシュポケット
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右膝のみにあるポケット

ボタンで開閉
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膝の補強生地
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股間は何回か縫い直されています。

でも丁寧な仕立てですよ!
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裾のドローコード

ここはオリジナルです。
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3  その特徴とは?

迷彩は、ライトグリーンの生地にブラウン、ダークグリーン(イメージ的には海軍機色)で雲形を大まかに描き、余白にはブラウンとダークグリーンを刷毛でかすらせたようなパターンを描いています。

 

迷彩の識別ポイント

ベルギー軍1950年代ブラッシュストロークパターン迷彩の識別点

グリーンの丸の中に鋸状のギザギザ。

このパターンを探しましょう!

周辺の刷毛目にも注意!

 

…やはり大戦中のイギリス軍デニソンスモックのパターンから派生したパターンのようです。

(未だにこの迷彩をイギリス軍用だと思い込んでいる方がいらっしゃるようですが…。)

 

生地はコットンの平織ですが、とても緻密に編まれていて防風性能が高そうですよ。

 

デザインは、腰スラントポケット×2、左膝ポケットで、ウエストと裾にはドローコード(テープ)が内蔵されています。

 

本来、このモデルには前合わせがないのですが、今回のモデルは後付けでジッパーや頂部のボタンが追加されています。

(プチカスタムですね。でもそれでずいぶん使いやすくなっていますよ。特に用を足す時に…。)

 

全体的な縫製は、意外に丁寧で破損や修理そしてカスタム化の仕立ては、プロの技を感じます。 

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1950年代

・製造場所     ベルギー

・契約会社     ベルギー

・製造会社      〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    4

         (日本人のL〜XL)

・各部のサイズ(平置)

        ウエスト 約55センチ

          着丈 約103センチ

          股上 約39センチ

          股下 約68センチ

          裾幅 約25センチ

・状  態     中古並品

・官民区分     官給品

・入手場所     岐阜の専門店

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

この時代のベルギー軍迷彩生地には、パターンが僅かに違うものが複数存在しています。

(それどころか、デニソンそっくりのパターンや、有名なジグソーパターンも混在していました。)

 

どのような基準で採用されて、どこに使用されたのかはわかりませんが、集める側としては要注意ですね。

 

迷彩服コレクターのあなたには、できれば上下の迷彩パターンを合わせてコレクションしていただきたいものです。

 

ところで今回のモデルは、一種のオーバーパンツなので、要すれば普段のジーンズやチンパンの上から着用することができますよ。

 

普段着で現場まで進出し、現場ではこのモデルを履いて、サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測などを行うという、柔軟な運用が可能ですね。

(あくまで寒候期の話ですが。)

 

迷彩パターンも日本のフィールドにマッチしているようですよ!

 

今回のモデルも含めベルギー軍迷彩トラウザーズは、現在大手通販サイトでも取り扱われています。

(最も在庫が多いのはジグソーパターンですね。)

 

ただ少々お高いのが難点です。

 

でもこの貴重な迷彩トラウザーズがなんとか入手できるのは嬉しいですね。

 

残り少ないアイテムです。

 

今のうちに入手しておきましょう!

 

今回は、古のベルギー陸軍空挺トラウザーズを分析しました。

次回は、アメリカ軍の野営装備を分析します。

お楽しみに!

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参考:今回のモデルと類似のベルギー迷彩生地用いた衣類の記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

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他のベルギー軍装備はこちらです。⬇︎

🇧🇪ベルギー(België) カテゴリーの記事一覧

www.military-spec-an.com

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読んでいただき、ありがとうございました。

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