
今回は、1970年代の旧チェコスロバキア陸軍のブレッドバッグを分析します。
形状は違うものの、第一次大戦以降は各国軍で採用されていましたね。
身の周りの小さな雑貨を収納するのに便利でした。
もちろんデッドストックですよ!
目次
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1 旧チェコスロバキア陸軍ブレッドバッグ(雑嚢・カーキ)とは?

いつ敵襲があるかわからない戦場では、兵士の身の回りに必要な細々としたものや行動食を全てバックパック(背嚢)に収納していると、取り出すのに何かと不便ですね。
(これは一部登山などでも感じるところではあります。)
そんな不便を解消するものが、いわゆるブレッドバッグ(旧日本軍や自衛隊では雑嚢)ですね。
主にヨーロッパの各国軍では、形は違えど古くからブレッドバッグを装備していましたよ。
(もちろん旧日本軍は当然、自衛隊も各年代で装備していましすね!)
今回のモデルは、旧チェコスロバキア陸軍が装備していたブレッドバッグになります。
やや厚いカーキのコットン製で、旧チェコスロバキア軍らしい堅実な造りが特徴です。
でも少々疑問点も…。
さてさて、それはどんなブレッドバッグなのでしょうか?
今回は、旧チェコスロバキア軍装備マニアのみならず、個性的な軍物ショルダーバッグをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面

背面

バッグ本体
前面
バッグ、フラップそして各種ストラップは、やや厚いキャンバス製です。

背面
中央のループに注意。

バッグ側面
マチ付ですね。

フラップ(外蓋)
生地は二枚合わせですね。
表面には長短2本のループが縫い付けられています。

フラップのストラップ
バッグ本体とは別生地で、ストラップ先端は金属で補強されています。
ストラップ本体は麻製だと思われます。

ストラップの先端金具表と裏
ODの塗装に刻印あり。
とても凝った造りですね。


フラップを開いたところ。
バッグ本体中央には縦ストラップが1本あります。
デザイン的には、バッグの開口部が底部より小さいのも特徴です。

中央のストラップ
バックルで閉まりを調整可能。
ストラップ先端は金属製の補強付。


フラップ裏にあるスタンプ
物品番号でしょうか?

旧チェコスロバキア(現行チェコ軍も)の特徴的なマーク
交差する剣ですね。
1975年度契約品です。

バッグの中は小ポケット×3、大ポケットの合計4気室に分かれています。
ガスマスクバッグのような造りですね。

バッグ本体を裏返したところ。
3個の縦長小ポケット。

大ポケット
中央の生地は、バックル取り付け用の力布。

底面にもバックルやDリング用の力布あり。

バッグ本体上部にはベルトに装着するためのフック付ストラップも2本用意されています。
至れり尽くせりですね。
(もしかしたらDリングに取り付けるのでしょうか?)
フックの金具はリベット留めです。

フックストラップ背面付け根にはDリングがあり。


バッグ背面のループ。
おそらくこのループやDリングは、別装備のサスペンダーに装着させるためのものでは?

バッグ下部ストラップ背面にもDリングあり。


ショルダーストラップ
バッグ本体と同じ生地を折り曲げて頑丈に縫製されています。

ストラップはバックルで長さを調整できます。
幅は約4cm。

また途中に金具で連結されていますね。
この意味は?

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3 その特徴とは?
バッグやフラップそしてショルダーストラップは全て濃いカーキのハードコットンキャンバス生地で頑丈そうです。
でも硬すぎることなく、扱いやすいですね。
デザインは、ショルダーストラップ付、フラップ(外蓋)あり、小ポケット×3、大ポケットの合計4気室で、とてもシンプル。
他国の多くのブレッドバックと同様に、フラップには2本の、バッグ本体中央には1本のストラップがあります。
またバッグをベルトに装着するためのフックも2本用意されていますよ。
バッグの背面にはDリングやループがありますが、これはおそらく別装備のサスペンダーとの連結用だと思われます。
全体的な縫製はとても正確かつ丁寧で、強度も必要十分ですね。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1975年
製造場所 旧チェコ
スロバキア
契約会社 旧チェコ
スロバキア
製造会社 〃
材 質 コットン
各部のサイズ(平置)
縦 約28cm
横 約27cm
厚さ 約8cm
ショルダーストラップ
最大長 約120cm
状 態 デッドストック
官民区分 官給品
入手場所 岐阜の専門店
入手難易度 1(容易)
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5 まとめ
実際にこのブレッドバッグを見ると、軍物のバッグとしてはとても造りが良いですね。
コットンキャンバスも目が詰まっていて、濡れると繊維自体が膨張することにより、ある程度の防水性を発揮するとの説もあります。
(過信は禁物ですが…。)
ポケットも多く小物の収納には便利ですね。
(ただし開口部が小さいので、内容物によっては入れづらい場面があるかも。)
機能的にも容量的にも使い勝手は抜群ですよ。
濃いカーキの単色なので、ファッション的にも広く応用が効きそうですね。
(単色衣類は当然ながら、迷彩系にも合いそうです。)
使えるバッグなのでは?
ただショルダーストラップを使用する場合は問題が少ないのですが、ベルト用フックを主に使用する場合は、ショルダーストラップが少々邪魔で持て余してしまいますね。
(必ずショルダーストラップを使用するものなのでしょうか?)
購入時は運用方法についても検討しておく必要があるようです。

嬉しいことに、今回のモデルは大手通販サイトで取り扱われていて、いつでもどこでも誰にでも購入が可能です。
しかもデッドストックが多く残っているのもポイント高いですよね。
デッドストックでもお求めやすい価格になっているので、家計への負担(?)が少ないかも。
(これも油断は禁物ですが…。)
あなたのシチュエーションに合わせて、購入を決定してみてください!
(私も、もう2〜3個入手しておこうと考えています。)
今回は、1970年代の旧チェコスロバキア陸軍の素敵なブレッドバッグを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
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参考:他の旧チェコスロバキア軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
他のミリタリーバッグ類に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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