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【旧東ドイツの軍服】陸軍ヘリクルー迷彩ジャケット(ブルメン迷彩)とは? 0625 DDR ミリタリー

東ドイツ軍関連品(切手)今回は、1960年代の旧東ドイツ軍ヘリクルー迷彩ジャケットを分析します。

以前、同じ迷彩パターンのスナイパー用迷彩スモックとレインドロップ迷彩のヘリクルージャケットを分析しました。

ところが今回は、なんとブルメン迷彩のヘリクルージャケットになります。

かなり使用されたものですが、貴重な一品をぜひご覧ください!

   目次

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1  旧東ドイツ陸軍ヘリクルー迷彩ジャケット(ブルメン迷彩)とは?

大戦中にはヨーロッパやアメリカを敵に回し、大暴れしたドイツ。

 

でも大戦終了後は、東西に分割され、それぞれ西側と東側が接する東西冷戦の最前線になってしまいました。

 

同じ民族が、壁を通して対峙する…それはどんな気持ちだったのでしょうね?

 

当時の東ドイツ軍は、共産圏に属し、武器も装備も旧ソ連の影響下にありました。

 

それでも軍内で反発があったためでしょうか?

 

小銃や個人装備は、東ドイツ軍独自のものが使用されていましたね。

(ここがアジアの共産国とは違っていました。)

 

迷彩服も同様で、旧ソ連軍がその規模の大きさから全面的な迷彩服採用を躊躇っていたのを横目に、早い段階で迷彩服の普及に努めましたよ。

 

その迷彩は、大きく3種類あって、

 

・初期の雲型(アメーバ型)

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(J.F.Borsarello著「CAMOUFLAGE UNIFORMS of European and NATO Armies 1945 to the Present」より引用)

 

・末期のレインドロップ型

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そして初期から中期にかけて採用されたのが、今回の通称「ブルメン」迷彩です。

 

なかなか魅力的な迷彩だと思うのですが、何故か途中でレインドロップに切り替えられました。

 

その理由について正確なところは分かりませんが、かつての迷彩大国ドイツとしては、少々寂しいものがありますね。

(個人的には、今回の「ブルメン」迷彩を発達させて欲しかった気がします。)

 

それはともかく今回のモデルも、やはりある仕掛けがありました。

 

まさに「羊の皮を被った狼」的なジャケットですよ!

 

さてさて、それはどんなへいるクルージャケットなのでしょうか?

 

今回は、旧東ドイツ軍マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  ヘリクルー迷彩ジャケットの全体及び細部写真

前面

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背面
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前面裏側

左右ポケット内側の生地に注意。
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背面裏側
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前合わせはボタンのみです。

(ボタンが1個欠損、最下端のボタンは割れています。)
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例の用途不明のストラップ

(レインドロップ迷彩のモデルにもありましたね。)
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胸ポケット

ボタンで開閉
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テーパーが付いています。
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袖口はボタンで開閉・調整
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袖口のボタンは、縫いつけではなく、リングで留まっています。

(ちゃんとリングの上に当て布があるのが良いですね。)

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袖ポケット

両袖にあります。

袖ポケットなのに、スラッシュポケットというのが珍しいですね。
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左側前合わせ一枚裏には、ボタンで開閉する隠しポケットが。
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隠しポケット内側の生地は、歪な形になっています。

どうやらホルスター(拳銃入れ)を兼務しているようですね。

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ホルスターの下側(前側)には胸ポケットの生地が。
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右胸ポケット内側生地

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袖ポケットの内側生地
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襟下のサイズタグは生きていました。
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型の階級章取り付け用ループと、ボタン用ホール
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脇の通気孔
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隠しボタン(大)

前身頃に使用
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隠しボタン(小)

各ポケットに使用
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表だしボタン

(リングで留めるタイプ)

グレイのプラスティック製で反射防止加工済み
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襟の内側には白いボタンが!

ボア襟用でしょうか?
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型付近にある謎のループ

ヘルメットなどのコードを通すループでしょうか?
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3  その特徴とは?

迷彩は、グレイをベースに濃淡2色のグリーンとブラウンを用いて、葉のようなパターンを描いています。

 

所々に配置している濃いグリーンが効果的ですね。

(メリハリが効いた迷彩になっています。)

 

今回のモデルは、かなりの長期間にわたって使用されたもののようで、褪色が甚だしいですね。

(本来はもっと濃い色調のはずです。)

 

生地はコットンのツイルで、やや厚く防風性能が高そうですよ。

 

デザインは、全くレインドロップのヘリクルージャケットと同じですね。

 

構成は、エポレットなし、胸ポケット×3(うち一つはホルスター兼務)、袖ポケット×2で、腰ポケットはありません。

 

襟の内側にはボタンがあって、オプションのボア襟を取り付けられるようです。

 

特筆すべきは、袖や一部のボタンの留め方で、糸で縫い付けるのではなく、リングで留めるようになっていますね。

(これなら力が加わっても大丈夫そうですよ。)

 

全体的な縫製は少々雑ですが、強度は十分なようです。

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1960年代

・製造場所     旧東ドイツ

・契約会社     旧東ドイツ

・製造会社       〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    44

         (日本人のS〜M)

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約67センチ

          肩幅 約46センチ

          身幅 約50センチ

          袖丈 約52センチ

・状  態     中古並品

・官民区分     官給品

・入手場所     大阪の専門店

・入手難易度    4(極めて困難)

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5  まとめ

レインドロップ迷彩のモデル同様、かなり軽快なジャケットですね。

 

一見、普通の東ドイツ軍ジャケットなのですが、ちゃんとホルスターも備えていて、やはり戦うためのジャケットと言えます。

(思えば、旧ソ連軍のパイロットスーツ(セパレート)などにも、ちゃんとホルスターが装備されていましたね。)

 

狭い機内で持ち込める小火器は限られるので、ジャケットにホルスターがあると助かります。

(あまり大きな拳銃は入りませんが。やはりマカロフ用でしょうか?)

 

面白いジャケットですが、やはりレインドロップ迷彩モデルより数は少ないようです。

(殆ど無いと言っても過言ではありません。)

 

それでも、数年に1回くらいはオークションで見かけるので、確率は低いものの入手は可能かもしれません。

 

探しているあなたは、国内外のネットオークションを覗いてみましょう。

 

私は、おそらく存在するであろう専用のトラウザースと、サイズ50のジャケット(いずれもデッドストック)を探してみたいと思います。

 

今回は、貴重な旧東ドイツ軍のブルメン迷彩ヘリクルージャケットを分析しました。

次回は、旧ソ連軍の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

(20210908更新)

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参考:他の東ドイツ軍装備はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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Twitterで見つけました!

日本でも一部にファンの多い韓国ラーメンですが、食べない方が良いかもしれませんね。

 

しかし、ここまで多いと「わざと日本向け製品にのみ異物を混入させている」とか「日本人を狙ったテロラーメン」と思ってしまいますね。

 

やはり、かの国の人々とは、関わらない方が良いようです。

 

自分の身は自分で守りましょう!

 

読んでいただき、ありがとうございました。

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