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便利なセットです!【ドイツ軍装備品】陸軍戦闘ウェブセット(フレック迷彩)とは? 0817 🇩🇪 ミリタリー

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今回は、1990年代のドイツ軍戦闘ウェブセットを分析します。

昔の装備でいうサスペンダー、ピストルベルト、フィールドパック、各種パウチですね。

何故かコアなドイツ軍マニア以外では、あまり人気がありませんね。

それはともかく、中古品で欠品もありますが、程度は良好ですよ!

   目次

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1  ドイツ陸軍戦闘ウェブセット(フレック迷彩)とは?

第二次大戦中のドイツ軍は、とても先進的な個人装備を支給していました。

 

ご存知の各種迷彩服の他、ベルト、サスペンダー、キャンティーン(水筒)、マガジンパウチ(弾入れ)、イントレンチングツール(携帯スコップ)フィールドパック(雑のう)などなど、後に各国がそのデザインを参考(場合によってはコピー)にするほど優秀なものでしたね。

 

戦後の旧西ドイツ軍装備も、アメリカ風のヘルメット以外は、頑として自国の装備を採用し続けました。

 

そんな装備ですが、1992年のドイツの再統一以降はデザインを一新、より近代的なものに変更されましたよ。

 

今回のモデルは、そんな新生ドイツ軍の装備に相応しい、戦闘ウェブセットになります。

 

残念ながらパーフェクトな状態ではありませんが、逆に細部が理解できるのではないかと思います。

 

さてさて、それはどんな戦闘ウェブセットなのでしょうか?

 

今回は現用ドイツ軍マニアのみならず、キャンプやツーリングで使用できるパウチ類をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  戦闘ウェブセットの全体及び細部写真

前面

本来ならもっと多くのパウチが装着されています。

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背面
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バンド展開時前面
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バンド展開時背面
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バックパック(フィールドパック)

バッグ本体にはストラップはありません。
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背面下部にはサスペンダー(ヨーク?)に取り付けた時にバタつかないようにするストラップが取り付けられています。

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中は4つのコンパートメントに分かれています。
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上蓋のスタンプ
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バックパックのタグ
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底面の水抜き穴

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キャンティーン(水筒)パウチ
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内側に仕切りはありません。
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上蓋裏側のスタンプ
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タグ
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キャンティーンパウチの水抜き穴

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マガジンパウチ

2つのコンパートメントに分かれています。

各コンパートメントには起毛させたプレートがあって、マガジンを傷つけない配慮がなされています。

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マガジンパウチタグ

こちらは1994年度契約品ですね。
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マガジンパウチの水抜き穴

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ウエストのベルトには、あらかじめサスペンダーが縫い付けられていますね。

バンドは幅広(約9.5センチ)で、各種パウチを取り付けるハトメが上下にあります。
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ベルトのスタンプ

1995年度契約品です。
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パウチ類は上下4個のハトメを利用して取り付けます。

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サスペンダーのスタンプ

1995年度契約品です。
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サスペンダー背面のストラップもベルトに縫い付けられています。
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各パウチの正面には四角いプラスティックのループが。
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そこに上蓋のストラップを重ねて…
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最後にループに細いストラップを通します。

これにより、不意に開くことはなく、必要な時にはワンバンドで蓋を開けることができます。

確かスペインのアイトール社が特許を持っていたような気がしますが、実は第一次大戦以降、各国で使用されているシステムですね。
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サイスペンダーは、長さをバックルで調整できます。
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各部のクイックリリースバックル

ブラウンの強化プラスティック製
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ブレストストラップ

ショルダーストラップが腕や肩の圧迫を軽減します。
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装備をベルトに取り付ける方法

各パウチには強化プラスティック製の取り付け具があって…
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まず上のフックをベルトの上のハトメに通します。
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次にしたのハトメに下部のシャフトを通し。
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最後に下部のストッパーを掛けます。
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3  その特徴とは?

全体的な構成は、幅広のバンドにサスペンダーを縫い付けられていて、ベルトには各種パウチ、サスペンダーにはバックパックや小パウチが取り付けられるようになっています。

 

バンドには上下に金属製ハトメ付きの穴が沢山開いており、各種パウチを任意の位置に取るつけることができます。

 

そのため各種パウチは単純なループではなく、専用の取り付け具を介してベルトに付けられるシステムです。

 

どちらもバックルとストラップで、サイズの微調整が可能。

 

全てナイロン製で、軽量ですがとても丈夫ですね。

 

各種パウチやバッグもナイロン製ですが、表面はフレック迷彩生地(戦闘服などとは少々色調が違っています。)が使用されています。

 

全体的な造りは、さすがドイツ製で、丁寧で正確、そして強度も十分ですね。 

4  製造とサイズのデータ

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・製造又は契約年度 1995年代

・製造場所     ドイツ

・契約会社     ドイツ

・製造会社      〃

・材  質     ナイロン

          強化プラスティック

・表記サイズ    2

    (バックルとストラップで微調整可能)

・各部のサイズ    バッグパック

          縦 約25センチ

          横 約26センチ

         厚さ 約11センチ

           キャンティーンパウチ

          縦 約23センチ

          横 約17センチ

         厚さ 約10センチ

           マガジンパウチ

          縦 約23センチ

          横 約10センチ

         厚さ 約7センチ

・状  態     中古極上品

・官民区分     官給品

・入手場所     沖縄の専門店

・入手難易度    2(やや困難)

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5  まとめ

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実際に身体に装着してみると、思いのほかベルトが幅広で、身長が低くメタボな私には「腰痛バンド」とか「腰痛コルセット」のような感じで違和感がありました。

 

これは身長2mクラスの人向けではないか?…なんて思いましたね。

 

同時にサスペンダーも縫い付けられていることにも違和感を感じました。

(装着した場合の音は無くなりましたが…。)

 

また、パウチなどの独特の装着システムもかなり面倒で、装着するのも取り外すにもある程度の力や時間が必要ですね。

(慣れていない所為もありますが…。)

 

またパウチの独特な開閉システムも、蓋を開ける場合はともかく、片手で閉めるには少々「技」が必要です。

 

とはいえ、必要なパウチを取り付けると、思いの外使い易いですね。

(バックパックは別にして…。)

 

バイクでのツーリングに使用してみましたが、ペットボトルや携帯電話が問題なく収納できました。

 

パウチ類は身体の前方に装着すれば、上蓋も両手で締められますよ。

 

現在では、ベストタイプのウェブセットが主流になりつつありますが、より通気性に優れているようです。

 

ある意味、昔ながらのベルト、サスペンダーからなるシステムの最終型かもしれませんね。

 

嬉しいことに、上述の違和感や各種パウチ取り付け方法の面倒臭さから日本では人気がありません。

(そのためバックパックなどは、新しくストラップが追加され、ショルダーバッグとして販売されている場合も!)

 

そのため現在でも入手可能だと思います。

 

 購入は、ネットオークションやフリマより、大手専門店がより品揃えが良いようです。

 

ポーチも各種ありますので、自分なりにカスタム化してみるのも面白いかもしれませんね。

 

今回は、ドイツ軍の少々物々しい戦闘ウェブセット(フレック迷彩)を分析しました。

次回は、アメリカ軍のナイフを分析します。

お楽しみに!

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参考:現用ドイツ軍のフレック迷彩装備はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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     ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

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