今回は、1990年代のドイツ軍フラッシュライトを分析します。
以前分析した、チェコ軍のフラッシュライトに似ていますが、そこはドイツ軍。
とても合理的な造りになっていますね。
中古品で残念ポイントもありますが、程度は良好ですよ!
目次
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1 ドイツ陸軍フラッシュライト(ボックスタイプ)とは?
日本でフラッシュライト(懐中電灯)といえば、ストレート型ライトが主流ですね。
(日本のみならず、諸外国でも最も普及しているタイプです。)
ストレート型ライト
でも、このタイプは手首に負担がかかったり、片手が塞がってしまう欠点がありました。
特に武器を使用する軍隊にとっては致命的で、手放し(ハンズフリー)で扱えるフラッシュライトが考案されました。
その一つが、L型ライト
そしてもう一つが今回のボックス型ライトです。
主にヨーロッパの軍隊で使用されることが多いですね。
当ブログでは、以前チェコ軍のライトを分析しました。
なかなか凝ったライトでしたが、今回はドイツ軍の装備品になります。
同じタイプのフラッシュライトながら、また違ったデザインがとても興味深いですよ!
さてさて、それはどんなフラッシュライトなのでしょうか?
今回は、ドイツ軍装備マニアのみならず、キャンプなどでも使える優しいライトをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
フィルターノブ(プラスティック製)の形状が全て違っていますね。
これは暗闇でも手探りで適切なフィルターを操作できるようにとの配慮から。
背面
クリップがリベットで取り付けられています。
以前のモデルは、ボタンホール付きのストラップとバックルが装備されていました。
左側面
右側面
上面
菱形のものはスイッチです。
プラスティック製で、気温が氷点下の場合でも凍傷になりませんね。
しかも分厚い手袋をつけていても操作は容易です!
底面
元ユーザー(勿論兵士)が落としたのか、底面に大きな凹みが!😞
(でも無問題で作動しますよ!)
電池ボックス内部
単一電池×二を使用します。
予備の電球もありますね。
よく見ると、単純な構造ですが、1から作れ!…と言われると難しいですね。
レンズと電球部
今回のモデルは電球部分のねじ込み部が外れます。
(チェコ軍モデルは反射板ごと外れるタイプでしたね。)
上面のスイッチ
刻印は「WIETEK」
OFFモード
右に45°捻ると、モールスモード
この状態でスイッチを下に押し込むとモールス信号が打てます。
スイッチのキレは最高レベルで、思い通りのモールス信号が打てますよ。
さらに45°捻ると、ライト点灯モードになります。
スイッチはこの一つです。
合理的ですね。
NSNと官給品マークがプレスされていました。
点灯状況
ノーマル
昔ながらの優しい温かみのある光です。
心なしか目にも優しいような…。
グリーンフィルター使用時
オレンジフィルター使用時
灯火管制(光の量を大きく制限する)モード
レンズは意外に傷が付いていますね。
光の当たるところは極端に制限されます。
ドイツらしいですね。
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3 その特徴とは?
本体は艶消しダークグリーンのスチール製で、強固な焼き付け塗装がされていますね。
(このカラーは珍しいです。多くはODですね。)
背面にはクリップがリベット留めされていて、ジャケットのポケットや、ベルトにライト本体を装着することができます。
レンズは平板で一枚ですが、フィルターが3枚(オレンジ、グリーン、光量制限)付属していますよ。
スイッチは上部に一個のみで、驚くことにこのスイッチだけで、ライトのオンオフ、モールス信号まで全て制御しています。
(とても合理的ですね。)
電池は単一電池×2を縦に使用するタイプで、電球はフィラメント式です。
(電球は日本でも入手可能ですよ。)
特筆すべきは、スイッチやフィルターのノブが全てプラスティック製なところです。
これで気温が氷点下でも指がスイッチに張り付いたり、凍傷にならなくて済みますね。
また、ドイツ軍独特の光量を制限しているフィルターを装備しているところも面白いです。
(まるで大戦中のドイツ軍車両ヘッドライトのようですよ。)
全体的な造りは質実剛健で、頑丈ですね。
今回のモデルは中古品で、元オーナーが落としたりして各部がへこんでいますが、問題なく使用できますよ。
4 製造とサイズのデータ
製造・契約年度 1990年代
製造場所 ドイツ
契約会社 ドイツ
製造会社 〃
材 質 鉄、銅、紙
プラスティック
各部のサイズ 縦 約125mm
横 約68mm
奥行 約47mm
電 源 単一電池×2
状 態 中古良品
官民区分 官給品
入手場所 沖縄の専門店
入手難易度 2(やや困難)
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5 まとめ
フィラメント式の豆電球は、長時間光らせようとすると、どうしても重い電池が必要ですね。
今回のモデルもライト本体の全体的な重量は、現在流通しているLEDライトのように軽量ではありません。
(むしろ持ち慣れていない人にはかなり重い!😓)
でも、どこか安心感のある重さですね。
光量は、これも最新式の集束式LEDやクリプトン球には遠く及びませんが、温かい暖色系で落ち着きますよ。
(目に優しい?)
ボックスタイプなので、テーブルの上でも転がることがありません。
身体に装着すると、ハンズフリーになるので便利ですよ!
(チェコモデルより、レンズが出っ張っていないのも嵩張らなくて良いですね。)
実戦のみならずキャンプや普段使いでも十分使用できますよ。
(1990年代のドイツ軍を再現するヒストリカルゲームには必要不可欠な装備?)
ただ、かつては未使用品が数多く出回っていたこのモデルも、昨今は中古品すら見かけなくなりました。
おそらく小型軽量高性能のLEDライト普及に伴い需要が無くなったのではないでしょうか?
じつはかなり使えるライトなので、また沢山輸入されれば良いですね。
今回は、使えるドイツ軍のボックス型フラッシュライトを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20221202更新)
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参考:他のフラッシュライトに関する記事はこちらです。⬇︎
災害時にも使える装備はこちらです。⬇︎
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ぜひあなたもご覧ください!
読んでいただき、ありがとうございました。
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