
今回は、1905年の日本海海戦を勝利に導いた旧日本海軍連合艦隊司令長官東郷平八郎の像を分析します。
昭和十六年(1941年)海軍検定の褒賞品として配られたようですね。
非売品で希少とされていますが…。
元々の箱や取扱説明書はなく本体の像だけですが、程度は極上ですよ!
目次
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1 旧日本海軍連合艦隊司令長官大将東郷平八郎像(陶器・青磁・昭和十六年海軍検定褒賞品)とは?

明治維新後、近代国家へと歩みはじめた日本が経験した二度目の超大国との戦争であった「日露戦争 」。
この戦争において天下分け目の闘いとなったのが「日本海海戦 」でしたね。
当時世界一の戦力を誇るロシア海軍「バルチック艦隊」を日本海で迎撃し、勝利を収めました。
この海戦を直接指揮したのが、当時の海軍大将「東郷平八郎」閣下でしたね。
今回のモデルは、その東郷大将を模した像で、昭和16年(1941年)の海軍(技術)検定の褒賞品として優秀な成績を収めた下士官や兵に贈られました。
この当時、閣下は既に亡くなられていましたが、軍神と讃えられる閣下の像を戴いた兵は、さぞかし嬉しかったのでは?
さてさて、それはどんな像なのでしょうか?
今回は、旧日本海軍マニアのみならず、歴史マニアのあなたと一緒に確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
日本海海戦当時の雰囲気をしっかり再現してますね。

左側面

背面

右側面

上面

底面

製造所刻印
「服部謹製」と読めます。

頭部前面

頭部左斜めから。

右斜めから。

右手付近
双眼鏡(カールツァイス製との説も)を持っていますね。

左手はサーベルに。

足元
ちゃんと1ブレイクさせていますね。

背面左手首付近には穴あり。
釉薬も回っているので、意図的に開けられた?

リアルな皺(しわ)の表現が凄いです。

文字はプリント(?)ですね。

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3 その特徴とは?
本体は、やや緑がかった釉薬が塗られた陶器製で、いわゆる「青磁」の一種だと思われます。
型を用いて量産された製品ですが、型のパーティングライン(型と型の間にできる不自然な凸直線)は丁寧に取り除かれていますよ。
おそらく日本海海戦当時の東郷大将を模したものと思われますが、陶器製ながら表情や物腰をよく再現していますね。
台の背面には、朱文字で「昭和十六年海軍検定褒章」と描かれていますが、これは手書きではなくプリントのようです。
台の底面には刻印があって「服部謹製」と読めますね。
おそらく製造所名だと思われますが、詳細は不明です。
(あるいは当時の服部時計店(現在のセイコー)製なのかも?)
本来は、何かしら木箱(桐製?)に入っていると思われますが、今回のモデルは購入当初からありませんでした。
全体的な造りは丁寧かつ正確で、高い技術で焼成されていますよ。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1941年?
製造場所 日本
契約会社 日本
製造会社 〃
材 質 陶器
各部のサイズ 全高 約20cm
全幅 約6cm
奥行き 約5cm
状 態 中古極上品
官民区分 民生品?
入手場所 名古屋の骨董市
入手難易度 2(やや困難)
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5 まとめ
海軍検定とは、古くは明治44年(1911年)から始まる海軍戦技褒賞を起源とする下士官・兵の練度向上と士気高揚を目的に行われた職種試験で、昭和3年(1928年)に海軍褒賞に改称された制度ですね。
今回のモデル以外にも、いかにも日本らしい褒賞品(兜、盃等々)が多数ありましたよ。
一生懸命に訓練や勉強して、技量を向上させた結果が正当に評価されるのは素敵な制度ですね。
太平洋戦争初期の華々しい勝利は、あるいはこんな制度の存在も影響してたのかも?
思えば、明治維新後のわずか30数年で迎えた国家存立の危機ともいえる日露戦争。
日本人のほぼ全員が危機感を持ってこの戦争に取り組んだ結果、真面目で研究熱心な日本人の特性が各方面で活かされて見事に勝利した戦争でしたね。
(その辺りは、映画「日本海大海戦」(1969)に詳しく再現されていますよ。)
国家存立の危機は形を変えて現在も続いているので、次の闘いには勝利したいものです。

それはともかく、今回のモデルを含む褒賞品は、全て非売品なので実際に検定で好成績を出した下士官及び兵にしか与えられませんでした。
そのため数が少なく全て稀少品…とされていますね。
でも、今回のモデルは意外に方々で見かけることが多いです。
これはおそらく受賞した方、もしくはそのご家族の方が放出してしまったと思われますが、検定を受験していない第三者の私でも入手できるようになったのはとても嬉しいですね。
ましてや尊敬する東郷閣下の像なら、ぜひ家宝にしたいところです。
(大切にしなければ!)

さて今回のモデルですが、現在でもオークション・ネットショップ・骨董店や骨董市で目にする機会があります。
ただし骨董店や骨董市では、とてつもなく高額で販売されている場合がありますね。
また、陶器製なので破損している個体が多いのも難点です。
探しているあなたは、オークションやネットショップをチェックするとともに、破損や文字の状態をよく確認して購入を決定しましょう!
私は、箱付き(加えて説明書(?)付き)の個体を探してみたいと思います。
今回は連合艦隊司令長官であった東郷平八郎大将の像を分析しました。
いやー軍装品って、古い雑貨も本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
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参考:旧日本軍関連品に関する記事はこちらです。⬇︎
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あなたは「葬送のフリーレン」というアニメをご存知ですか?
原作はマンガで、2023年からはアニメ版が放映されていますね。
内容は「異世界の冒険物」なのですが、人類の宿敵である魔王を討伐したところから物語が始まる…という、これまでになかったストーリー展開が特徴です。
そのシーズン2の第2話で取り上げられた「南の勇者」という人物の行動が海外で話題になっているようですよ。
彼は「未来を見通せる力」を持った純然たる人間でありながら、人類に敵対する魔族の重鎮七名のうち三名を倒し、魔王の片腕とされる実力者と差し違えて亡くなったということになっています。
…つまり、南の勇者は自分が魔族と闘って命を落とすという運命をあらかじめ知りながら、逃げることなく魔族に挑んでいった…というところが「崇高な行動」と称賛されているようです。
確かに凄い人物なのですが、じつは日本には昔から現代に至るまで、そんな勇者が沢山いますよね。
大戦中の特攻隊員は当然、2011年の福島原発でも多くの陸上自衛隊ヘリコプターパイロットが、空中からの海水投下作戦に志願しました。
また同じく福島原発で、被災建屋に接近して放水した消防団の活躍も見逃せません。
自分の命と引き換えに国を守り、そして被爆するにも関わらず率先して作業に従事をする。
そこには親兄弟のみならず他者や国を守るためには、自らを犠牲にする覚悟を持った者が多くいたということですよね。
他の多くの国に比べて、我々日本人には元々そんな気持ちを誰でも持っていて、必要な時に発動できる能力があるように思えてなりません。
現在日本は常に大国に脅かされるとともに、国内においては大国のスパイ、不良外国人そして日本人もどきが闊歩していて、それまでの日本ではありえない事象が多く発生していますね。
これはまさに「形を変えた戦争」が深く静かに進んでいるようにも思えます。
少なくと我々純粋な日本人は、過去から現代にまで存在する多くの勇者たちの気持ちを無駄にすることなく、彼らに顔向けができるような、彼らに褒めてもらえるような日本にしていく必要があるようです。
個人の力は微々たるものですが、全員が日本を守る気持ちを持ち続けるとともに、できることをやっていきましょう!
私も頑張ります!
読んでいただき、ありがとうございました。
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