こんにちは!
今回は、フィンランド軍の迷彩トラウザース(パンツ)を分析します。
ネットオークションで入手しましたが、細部を見るとある疑問が湧いてきました!
これはもしや…。
(今回もデッドストックです!)
目次
- 1 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(夏パターンPX品)とは?
- 2 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(夏パターンPX品)の全体及び細部写真
- 3 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(夏パターンPX品)の特徴とは?
- 4 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(夏パターンPX品)の製造とサイズのデータ
- 5 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(夏パターンPX品)まとめ
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1 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(夏パターンPX品)とは?
「冬戦争」や「継続戦争」で、大国ソ連を相手に互角以上の戦いをしたフィンランド。
凄いですね。
その後の見事な外交手腕など、今後の日本でも参考になるところが沢山ある国ですね。
そんなフィンランドの個人装備は、長い冬を想定したものが多いです。
でも、今回のモデルは短い夏用のだと思われます。
残念ながらジャケットはありませんが、それでも特徴ある迷彩なので、雰囲気はわかっていただけるのでは?
(少々疑問点がありますが…。))
さてさて、それはどんなトラウザースなのでしょうか?
迷彩服コレクションベテランのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(夏パターンPX品)の全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
生地が薄いので、迷彩は殆ど裏側に透けています。
背面裏側
前合わせはボタンとホックです。
腰スラッシュポケット
膝ポケット
ボタンで開閉
臀部左パッチポケット
こちらもボタンで開閉
臀部右スラッシュポケット
ボタンで開閉
右腰には細長いものを入れる特殊なポケットが。
上部のみ ダットファスナーで開閉
股間にはメッシュ素材
これなら蒸れませんね。
ウエスト部前面
ポケットの生地も迷彩ですが、ウエスト上部はグレイの生地
ウエスト部背面
何故か右臀部のポケットはODの生地
股間裏側
股間のメッシュ素材は、透けるようなことはありません。
裾は二重裾になっています。
これはインナーの裾
アウターの裾にはゴムが内蔵されています。
ドローコードはインナーの裾についています。
これらは、長いブーツを装備している軍隊で、多く見られるデザインですね。
ダットファスナーの刻印「SO」でしょうか?
ボタンは何故かアメリカ軍タイプ
腰の左右には、サスペンダー用のループが。
このテープの色は、どこかで見ましたね。
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3 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(夏パターンPX品)の特徴とは?
迷彩は、カーキードラブをベースに、ライトグリーンとダークブラウンで、雲型や大きい斑点を描いています。
同じ迷彩パターンで数種類の色調のモデルが存在していますが、今回の色調は珍しいですね。
生地は、薄いコットンポプリンに似たものです。
軽量で通気性が良く、肌触りも良いですね。
でもフィンランド軍としては、あまり見かけない生地ですね。
デザインは、腰スラッシュポケット×2、臀部ポケット×2、膝前面にパッチポケット×2です。
他には右腰に細長いものを格納する専用のポケットがありますよ。
珍しいところでは、ウエスト左右にサスペンダー用のループがあります。
このループがソ連軍のものに似ていますね。
そう言えば、右腰の細長いポケット、股間のメッシュ生地、ウエスト裏のグレイ生地、二重裾などもソ連軍に似ていますよ。
今回のモデルには、サイズや製造会社などを示すタグやスタンプはありませんでした。
フィンランド軍物として購入しましたが、もしかしたらソ連軍ものかもしれませんね。
(でもソ連軍がこの迷彩を採用していたことはなかったですね。)
このトラウザースも不思議です。
4 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(夏パターンPX品)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 フィンランド
・契約会社 不明
・製造会社 フィンランド
・材質 コットン
・表記サイズ 不明
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約109センチ
ウエスト 約42センチ
股上 約31センチ
股下 約77センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 民生品
・入手場所 ヤフオク
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5 フィンランド陸軍迷彩トラウザース(夏パターンPX品)まとめ
今回のモデルは、もしかしたらフィンランドに駐留していたソ連兵が、現地の素材で作ったローカルメイドの迷彩服かもしれませんね。
だとしたら、貴重品でしょうか?
それはともかく、1着の迷彩トラウザースとして見るなら、なかなか効果的な迷彩ですね。
同じ生地のジャケットが欲しいです。
本国フィンランドでは、このパターンの迷彩生地を用いた迷彩服は用途廃止になったようで、演習などでも次第に見かけなくなってきました。
また、現在日本には、1960年台の迷彩服が多く輸入されているようです。
今回の迷彩生地を用いた他のモデルも、もうすぐ入手できるかもしれませんね。
(期待して待ちましょう!)
今回は、謎の多いフィンランド軍迷彩トラウザースを分析しました。
次回も北欧つながりで、ノルウェー軍の迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のフィンランド装備はこちらです。⬇︎
旧ソ連軍の装備はこちらです。⬇︎
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今朝のウォーキングでブクくん(仮名)に会えました。😍
ん〜と、まず伸びをして…(🖐が可愛い💕)
顔をわしゃわしゃされる!
またね👋
本日も猫パワー充填120パーセントでした。💕
ありがとう、ブクくん!
今夜の仕事も頑張れそうです。😃
読んでいただき、ありがとうございました。
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