
今回は、1960年代のフランス陸軍熱帯用シャツを分析します。
以前分析したフランス陸軍M47ユーティリティーシャツの後継モデルですね。
独特のシルエットと襟が特徴です。
偶然入手できたデッドストックですよ!
目次
スポンサーリンク
スポンサーリンク
1 フランス陸軍熱帯用ユーティリティーシャツ(カーキ・コットン)とは?

多くの軍隊で使用されるカラーの一種カーキ(khaki)。
日本語では「黄褐色」と訳されることが多いですね。
カーキ色に関しては以下を参照願います。
概ね第二次大戦までは日本を含む多くの国で使用されていましたが、大戦後は一部使用に格下げされていきました。
カーキは比較的明るい色調なので、軍服の場合森林などではシルエットが浮いてしまうことも使用されなくなった原因かもしれませんね。
ただし制服や熱帯用(砂漠用も含む)の装備には、意外に生き残っている場合もありますよ。
今回のモデルはフランス軍が装備したカーキの熱帯用ユーティリティーシャツになります。
M47熱帯用ユーティリティーシャツの後継とされていますね。
(諸説あり。)
襟にはどこかで見たシステムが採用されていましたよ!
さてさて、それはどんな熱帯用ユーティリティーシャツなのでしょうか?
今回は、フランス軍装備マニアのみならず、レトロなチノシャツをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
オーソドックスな軍物シャツデザインですね。

背面

前面裏側

背面裏側

襟周りレイアウト

前合わせはボタンのみ。
ストームフラップなどはありません。

裾は左右が逆U型にカットされています。

サイズタグ

前合わせ裏側にあるスタンプ

スタンプ下には検査サイン(?)も。

エポレット
テーパー付きのクサビ型。
ボタンで開閉。

胸ポケット
ボタンで開閉。
ポケット中央にはプリーツあり。


ボタン
カーキのプラスティック製。

袖
テーパー付き。


袖は三枚の生地で縫製されています。

背面ヨーク部

袖口はボタンで開閉。


スタンプバリエーション
2着分です。
スタンプは掠れていますが、同じメーカー製ですね。


襟先端にはガイドプレートを入れるポケットがあります。

プレートには二種類あって、サンディブラウンのタイプは硬化が進み割れやすくなています。
もうひとつの半透明タイプは、まだ柔軟性があるようです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
3 その特徴とは?
記事はカーキの平織り…なのですが、個体によって色調がバラバラですね。
M64シャツ(デッドストック)を都合3着所有していますが、生地色が全て違っていました。😅
生地色比較
左:今回のモデル
中:ベージュに近いカーキ
右:赤味の強いカーキ
これがフランスの品質管理なのでしょうか?

デザインは、エポレット付き、胸ポケット×2で、デザイン的には前作M47ユーティリティーシャツと同じですね。
でも違った箇所もありましたよ。
M47シャツとの相違点
①襟の長さ
長いのがM47で短いのがM64ですね。

②裾左右の仕立て
三角形のマチ付きがM47で、マチのないのがM64ですね。

面白いのは襟裏先端に細長いポケットがあって、細いプラスティックのガイドを入れられるところですね。
(これでアイロンを当てなくても、なんとかパリッとして見えます。)
全体的な縫製は丁寧かつ正確で、フランス軍装備品に見られる標準的な仕立てですね。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1960年代
製造場所 フランス
契約会社 フランス
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 40GM
(日本人のL〜XL)
各部のサイズ(平置)
肩幅 約44cm
身幅 約60cm
着丈 約85cm
袖丈 約65cm
状 態 デッドストック
官民区分 官給品
入手場所 岐阜の専門店
入手難易度 1(容易)
スポンサーリンク
![]()
フランス軍 M47 チノシャツ ラウンドボトム 長袖 デッドストック JS157NN 実物ミリタリー 軍物 軍モノ 未使用品
スポンサーリンク
5 まとめ
フランス本国では、熱帯用の制服(サービスドレス)の下に着用されることが多かった今回のモデル。
(もちろん場合によっては戦闘服の下にも着用しましたよ。)
ファッションで使用する場合は、ブルーデニムなんかに合わせると、夏用ファッションとしてもまとまるかもしれませんね。
ただ汗をかくシーンでは、意外に汗染みが目立つので注意が必要です。
あと一度洗濯するとシワが多く発生してアイロン掛けに苦労します。

ところで今回のモデルは、現在でも大手通販サイトで取り扱われていて、入手は容易です。
しかもデッドストックが入手可能ですよ!
ただしM47ユーティリティーシャツに比べて、絶対数は少ない印象があります。
購入を考えている方は、早めに動いた方が良さそうですね。
購入する場合は、襟のガイドプレートの有無をよく確認しましょう。
(一枚でも残っていれば、プラ板等で複製は可能なので、神経質にならなくても良いかも。)
またフランス軍独特のサイズ表記は分かりづらいので、必ず実寸を確認しましょう。
私は1980年代のモデルを探してみたいと思います。
今回は、フランス軍の熱帯用M64ユーティリティーシャツを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
参考:前作M47ユーティリティーシャツに関する記事はこちらです。⬇︎
他のフランス軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の単色衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク
![]()
【中古】実物 フランス軍 M-47 チノシャツ 後期型 ヴィンテージ 長袖 コットン USED 放出品 アーミー ワーク 古着 VINTAGE 50s
![]()
フランス軍 M47 チノシャツ ラウンドボトム 長袖 デッドストック JS157NN 実物ミリタリー 軍物 軍モノ 未使用品
スポンサーリンク
