
今回は、1960年代のフランス空軍寒候期用メカニック用…と思われるジャケットを分析します。
じつは記事にした現在でも根拠が乏しく確信が持てていません。
もしあなたが識別できるのでしたら、ぜひ(優しく)教えてください。
実際に兵士が使用してたような汚れがありますが、程度は極上ですよ!
目次
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1 フランス空軍寒候期用メカニックジャケット(OD)とは?

どんなコレクションもそうだと思いますが、時々正体不明のものに出くわすことがありますね。
そんな時のコレクターは
- 正体不明なので手を出さない
- 今は正体不明だけど、いつか判明する日が来る(かもしれない?)
という2種類の考え方に分かれることが多いようです。
そして前者はそのアイテムの購入を諦め、後者は購入する場合が多いですね。
(私は勿論後者です。あなたもそうですよね?)
経験から、そんなアイテムの正体がのちに判明する確率は約50パーセントくらいなのですが…。(あくまで個人の肌感覚です。)
しかし敢えて識別困難なアイテムを入手して地道に調査するのは、まるで考古学の発掘作業のように楽しいことから、コレクターにとっては至高の時間ともいえます。
今回のモデルは、最近国内のオークションで入手した、フランス空軍メカニック用…と思われるジャケットになります。
タグはありませんでしたが、デザイン、シェル及びライニングの生地、そしてパーツに見覚えがあり総合的にフランス軍ものと判断しました。
あなたは、どう判断(識別)しますか?
そもそも、それはどんなジャケットなのでしょうか?
今回は、フランス軍装備マニアのみならず、秋や春に着用できる軽量な防寒着をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
M47フィールドジャケットのようにAラインですね。

背面

前面裏側
裏側のほぼ全面にカーキのライニングがあります。

背面裏側

ジャケット裏側には前見頃を中心にライナー取り付け用のループがあります。
内ポケットはありません。

襟裏側後部のライナー用ループ

ライニングはカーキの平織りコットン製。
シェルとは色調差が大きいですね。

襟周りレイアウト

エポレット
テーパーなしのクサビ型。
ボタンで開閉。

前合わせはジッパーのみ。

ジッパーはかつてフランス軍標準装備であった「ECLAIR」

胸ポケット
角度が付いていてジッパーで開閉。
ポケット内側生地はライニングと同じもの。


胸ポケットのジッパーも「ECLAIR」

腰ポケット
ポケットフラップはありますが、ボタンやジッパーはありません。
ポケットフラップ裏側やポケット内部はライニングと同じ生地製。



袖
テーパー付。
袖口は単純な筒ですが…


色の違う糸(明るいグリーン)で縫ってありました。
(上のステッチ。下のステッチは全てのステッチに共通する糸(OD))
もしかしたらカスタムされているのかも?

ウエストのドローコードは最初からありませんでした。
(おそらく紛失?)

エポレットのボタン
ブラウンに近いODのプラスティック製。
M64ジャケットなどと同じタイプですね。

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3 その特徴とは?
シェルは、ODに染められたコットンサテンで、やや厚く防風性能が高いです。
でも柔らかくて肌触りも良好ですよ。
一方ライニングはカーキのコットン製で薄く通気性があります。
デザインは、エポレット付、胸ポケット×2、腰ポケットで、裏側には専用のライナーを取り付けるためのループがありますね。
ジャケット側にボタンではなく、ループ(またはボタンホール付タブ)があるのは、フランス軍系に多いデザインですね。
全体的な縫製は、正確かつ丁寧でフランス軍の他の装備同様の仕立てです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1960年代?
製造場所 フランス
契約会社 フランス
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ なし
(日本人のXL)
各部のサイズ(平置)
肩幅 約47cm
身幅 約65cm
着丈 約75cm
袖丈 約57cm
状 態 中古極上品
官民区分 官給品?
入手場所 ヤフオク
入手難易度 4(極めて困難)
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5 まとめ
今回のモデルでフランス軍物と判断した一番の理由は、ジッパープルタブの刻印です。
このジッパーは、多くの場合フランス軍官給品装備に使用されることが多いですね。
でも、タグやスタンプがなくてフランス軍物という確証は得られていません。
もしかしたら民生品の可能性もありますが、或いは希少な試作品なのかもしれませんね。
そうそう、ネットでフランスワークジャケットと称する、今回のモデルとよく似たデザインのジャケットを見つけました。⬇︎

今回のモデル

似たデザインですが、決定的なのはエポレットの有無と腰ポケットの角度ですね。
(今回のモデルは、袖がカスタムされているので、本当はこんなタブがあったのかも?)
比べてみると、なんとなくフランス陸軍M47ユーティリティージャケット(最初期型)のデザインとも共通しているところがありますね。
謎が謎を呼び、解決できないままではありますが、今後も調査を「ケイゾク」していきたいと思います。
ところで今回のモデルは、これまでのコレクション歴の中でも初めて目撃するジャケットでした。
今回は運よく落札できましたが、やはり数は極端に少ないですね。
今後も出会えるかどうかわかりませんが、この記事で興味を持ち、かつコレクションしたいあなたは、やはり国内外のオークションをチェックしてみましょう。
また、海外からの輸入品古着を取り扱っているSHOPもチェックしてみましょう!
今回は、フランス軍メカニック用と思われるジャケット(寒候期用)を分析しました。
いやー軍装品って、本当に面白いですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
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参考:本文中の最初期型M47ジャケットに関する記事はこちらです。⬇︎
他のフランス軍メカニック装備に関する記事はこちらです。⬇︎
他のフランス軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍のメカニック装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の単色衣類に関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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