
今回は、1980年代のインド陸軍迷彩フィールドジャケットを分析します。
以前分析したインド陸軍迷彩ジャケットと同様の、インドオリジナル迷彩が目を惹く一品ですね。
面白いことに、他国のフィールドジャケットとはライニングが大きく違っていました。
実際に兵士が使用していたもので、かなりの使用感がありますが、まだまだ着られますよ!
目次
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1 インド陸軍迷彩フィールドジャケット(プラントパターン・ボアライニングモデル)とは?

1947年から都合3回にわたって繰り広げられた「インド・パキスタン戦争」。
第一次や第二次インド・パキスタン戦争が、概ねカシミール地方の領有権を奪い合う闘いだったのに対し、第三次はバングラディシュの独立に関わる戦争でしたね。
その第三次インド・パキスタン戦争は、1971年に勃発。
圧倒的な兵力を所有するインド軍の勝利で幕を閉じました。
ちょうどこの頃、インド軍はそれまで使用していたイギリス軍系装備から脱却し、インドオリジナルの装備を開発・支給し始めた頃でもありました。
今回のモデルは、そんなインド軍オリジナルの迷彩生地を用いたフィールドジャケットになります。
これまで分析したインド軍の装備は、いずれも夏用の薄く軽いモデルでしたが、満を持して冬用(または高地用)モデルの登場です。
フロントボタンの留め方が、現代風なのに驚きました!
さてさて、それはどんな迷彩フィールドジャケットなのでしょうか?
今回は、インド軍装備マニアのみならず、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
独特なデザインですね。

背面

前面裏側
前見頃を除くほぼ全面に、ダークグリーンのアクリルボアライナーあり。

背面裏側

襟周りレイアウト

襟は襟裏のマジックテープで立てることができます。


前合わせはボタンのみ。

タグ
品名はコートですね。
1980年代契約品です。

エポレット
強いテーパー付のラウンド型。

胸ポケット
ボタンで開閉。


腰ポケット
ポケット内に角度付。
ボタンで開閉。


前見頃のボタン(大)
オリーブグリーンのプラスティック製。
なんと迷彩生地で留めるカナディアンタイプです。

ポケット等のボタン(小)
オリーブグリーンのプラスティック製。
こちらは糸で留めるタイプ。

袖
ほぼストレートですね。


袖口はタブとボタンで開閉・調整

袖口の擦り切れ状態。
やはりここは傷みますよね。

脇の通気孔
ボアライニングがはみ出しています。

裾左右にあるスリット
ボタンとループで開閉。
このデザインの意図は?

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3 その特徴とは?
迷彩はライトカーキ(またはタン)の生地に、ブラウンとダークグリーンを用いて、乾燥した地帯にあるような植物のパターンをプリントしてあります。
配色は3色迷彩なのですが、ブラウンとダークグリーンの重なる部分はマホガニーブラウンになっていて都合4色迷彩に見えるのが特徴ですね。
迷彩パターンは全く違っていますが、どこかイギリス軍デニソンスモックとの共通点も見出すことができますね。
迷彩パターン比較
今回のモデル

デニソンスモック

生地は、シェルはコットンツイルで防風性能が高そうですよ。
一方ライニングは、ダークグリーンのボア(おそらくアクリル製)。
デザインは、エポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2で、裾左右にはボタンで開閉するスリットがあります。
面白いのは、ライニングがボアなのにフロントがボタン留めのシングルブレストというところですね。
全体的な縫製は少々荒く不正確ですが、インド軍の標準的な仕立てです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1980年代
製造場所 インド
契約会社 インド
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 5
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
肩幅 約46cm
身幅 約61cm
着丈 約77cm
袖丈 約57cm
状 態 中古並品
官民区分 官給品
入手場所 埼玉の古着店
入手難易度 3(困難)
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☆即納追跡可☆英領インド 1835C ウィリアム4世 2モハール銀貨 リストライク NGC PF63 S&W-1.5
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5 まとめ
ライニングがボアなのは、とても暖かそうですね。
世界中のフィールドジャケットを見ても、やはり珍しいデザインです。
でも前わせがボタンなのは、少々疑問に思いました。
せっかくのボアライナーなのに、勿体無いですね。
最もこのジャケットの下に着込むなら、さほど問題にはならないのかも?

それはともかく、今回のモデルはまだ平成時代に埼玉の古着屋さんで入手しましたが、それ以前や以後にも全く見かけたことがありません。
そもそもインド軍のこの迷彩生地を用いたアイテムは、全般的に少ないイメージがありますね。
もしかしたら稀少品で入手困難品なのかもしれません。
探しているあなたは、アジアものに強いSHOPか、オークションやネットの古着屋さんをチェックしてみてください。
私は、同じ迷彩生地を用いた他のアイテムを探してみたいと思います。
今回はインド陸軍の少し古い迷彩フィールドジャケットを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
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参考:他のインド軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の迷彩服に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の防寒装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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