こんにちは!
今回は、インドネシア軍の迷彩フィールドジャケットを分析します。
比較的新しいDPMのモデルになります。
(現在は、デジタル迷彩にモデルチェンジしているようですね。)
今回のアイテムもデッドストックですよ!
目次
- 1 インドネシア陸軍迷彩フィールドジャケット(DPM)とは?
- 2 インドネシア陸軍迷彩フィールドジャケット(DPM)の全体及び細部写真
- 3 インドネシア陸軍迷彩フィールドジャケット(DPM)の特徴とは?
- 4 インドネシア陸軍迷彩フィールドジャケット(DPM)の製造とサイズのデータ
- 5 インドネシア陸軍迷彩フィールドジャケット(DPM)まとめ
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1 インドネシア陸軍迷彩フィールドジャケット(DPM)とは?
太平洋戦争前はオランダ領だったインドネシア。
中国韓国合同放送局支社であるNHK制作の「映像の世紀」では、当時のスカルノ大統領は、良い意味で日本を利用して、国家の近代化を図ったようですね。
(オランダからの独立戦争では、旧日本軍の将兵も参加しました。まずそれを番組にしてほしいですね!😠)
そんなインドネシア軍は、戦後はアメリカ系の武器を使用していましたが、国内のイザコザ(人権問題)でアメリカの禁輸措置を受けてからは、ソ連/ロシアに接近して武器を調達していました。
(現在、禁輸措置が解除されているようですが…。)
そのため、なんと空軍の戦闘機は、ソ連/ロシア製のスホーイSu–27/30とアメリ製のF–16が混在しているという面白い配備になっていますよ。
(陸軍の戦車は、ドイツからレオパルドを輸入予定だとか!…強力な軍隊になりそうですね。)
そんなインドネシア陸軍の個人装備は、基本アメリカ系なのですが「独立した国は宗主国の軍装を採用する」との法則通り、一部でオランダ軍と似た迷彩服を採用していますね。
今回のモデルはそのうち、DPM生地を用いたフィールドジャケットになります。
素人考えでは赤道直下の国であり、フィールドジャケットは必要無いように思われますね。
でも、本格的な造りで驚きました。
さてさて、それはどんなフィールドジャケットなのでしょうか?
今回は、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 インドネシア陸軍迷彩フィールドジャケット(DPM)の全体及び細部写真
前面
南国らしい鮮やかなカラーのDPMですね。
背面
DPMは、オランダ軍と同様、細かい斑点による「ボカシ」を省略していますね。
前面裏側
ほぼ全面にODのライニングがあります。
ライナー用のボタンやジッパーはありません。
背面裏側
ライニングの下端は縫い付けられていますね。
前合わせはジッパーとマジックテープです。
タグ
2004年度契約品です。
TNIとは、インドネシア語で「インドネシアの軍隊」の意
サイズは…どちらでしょう?
襟はジッパーで立てることができます。
エポレットはテーパーなしのクサビ型です。
胸ポケット
中央にプリーツがあって、ダットファスナーで開閉
ポケットの上にあるグレイのテープは、ネイムタグ用のマジックテープです。
腰ポケット
こちらも胸ポケットと同様です。
袖
ストレートですね。
袖口はマジックテープで開閉
M65のような三角生地もありますよ!
背中には短いアクションプリーツが。
ウエストのドローコード
丸いプラスティックのロック付き
コードはいずれもナイロン製です。
裾のドローコード
コードが長いですね。
内ポケット
左右にあります。
作り込みが凄い!
襟裏にジッパーがあって、中(背中まで通じています。)にはナイロンのフードが。
(フードの色調がやや違っていますね。)
前縁のドローコードやロックは、ウエストや裾と同じです。
フードにはフェイスベールもありました。
スナイパー仕様でしょうか?
ODのプラスティック製ボタン
アメリカ軍型です。
ジッパー
ここにもTNIの文字が!
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3 インドネシア陸軍迷彩フィールドジャケット(DPM)の特徴とは?
迷彩は、オランダ軍型DPMなのですが、カラーが「熱帯」していますよ。
オレンジ、グリーン、ダークブラウン、ブラックを用いて、刷毛で小さく丸く塗ったようなパターンを描いています。
タンではなくオレンジというのが、派手な印象の素ですね。
生地は、独特の織り方をしたもので(正式にはなんていう織り方なのでしょう?)、表面がザラザラです。
(もしかしたらたい赤外線用生地なのかもしれませんね。)
おそらく通気性は良いのですが、フィールドジャケットなので立派なライニングが付いています。
でも、現地では暑そうですね?
デザインは、エポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2、袖ポケット×2、内ポケット×2です。
袖口には三角形の生地があって、アメリカ軍のM65フィールドジャケットのようです。
また襟内には簡易フードがあって、これもM65に似ていますね。
全体的な仕立ては良好で、強度も十分ですね。
東南アジアの製品としては、平均以上の上質な仕立てといえます。
4 インドネシア陸軍迷彩フィールドジャケット(DPM)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2004年
・製造場所 インドネシア
・契約会社 インドネシア
・製造会社 〃
・材質 コットン
ポリエステル
・表記サイズ K(?)
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約76センチ
肩幅 約51センチ
身幅 約60センチ
袖丈 約56センチ
・状態 デッドストック
・官民区分 官給品
・入手場所 沖縄の専門店
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5 インドネシア陸軍迷彩フィールドジャケット(DPM)まとめ
最初、このフィールドジャケットを見たときに、軽い衝撃を受けました。
思い出したのはイギリス軍のトロピカルDPMです。
とても派手な色調でしたが、今回のモデルはそれを上回るビビットな色調ですね。
(一説にはデジタル迷彩も、かなりビビットな色調のようです。)
ちょっと日本のフィールドでは持て余してしまいそうですね。
(それでも、狩猟などには使えるのかも。)
この鮮やかさを利用して、冬のファッショに使用してみるのも面白いかもしれませんよ。
上述したとおり、インドネシア本国では新型デジタル迷彩に交換されつつあります。
そのため、今回のモデルも含めたDPMモデルはこれから入手が容易になるかもしれませんね。
やはりこのモデルも大阪の「C店」やネットオークション、ネットフリマなどに網を張って気長に待ってみましょう!
(入手は比較的簡単かもしれませんね。)
私は、通常のシャツやトラウザースと新型デジタル迷彩のアイテムを探してみます。
今回は、珍しいインドネシア軍の迷彩フィールドジャケットを分析しました。
次回は、ちょっと趣向を変えて大戦中のアメリカ軍戦闘機用照準器を分析します。
お楽しみに!
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参考:宗主国であったオランダ軍のDPM迷彩服はこちらです。⬇︎
イギリス軍トロピカルDPMの装備はこちらです。⬇︎
今回のモデルとよく似た色調のDPMはこちらです。⬇︎
他の東南アジア国の装備はこちらです。⬇︎
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Twitterで見つけました。
欲しい。
— 情報屋.www ナチュちゃんNews shop 🌏⭐️☄️🪐💫✨ (@tundere1111) 2020年9月30日
pic.twitter.com/7FJIeOSWd0
今度はちゃんと手に着地していますね😃
可愛い💕
ちゃんと管理すれば、長生きするそうですよ👍
いつか飼ってみたいです😍
読んでいただき、ありがとうございました。
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