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軍装品コレクション歴45年以上の元自衛官がお届けするミリタリーブログです。初心者コレクターの疑問点を解消します!

懐かしい一品です!【イタリアの軍服】陸軍迷彩ユニフォーム(老舗ショッププロデュース品)とは?0945 🇮🇹 ミリタリー

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今回は、1970年代のイタリア陸軍迷彩ユニフォームを分析します。

東京御徒町にある老舗ショップが販売したモデル品ですね。

オールドマニアには懐かしいのでは?

中古で一部破損もありますが、程度は良好ですよ!

   目次

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1  イタリア陸軍迷彩ユニフォーム(老舗ショッププロデュース品)とは?

一説には1970年代に海外から導入された「サバイバルゲーム」。

本来は炭酸ガスを用いて大粒のペイント弾(染料が中に入っている弾丸)を撃ち合う戦闘ゲームでした。

(命中したかどうかが如実にわかるので便利でした。)

 

でも日本では炭酸ガスで弾丸を飛ばすのは違法であったため、空気でボールベアリング弾(略してBB弾)を発射するトイガンが使用されましたね。

 

1980年代から、本格的にブームになりました。

 

当初は手動でポンプを圧縮し、カート(薬きょう)にBB弾を詰め単発発射する方式で、5m先のA4用紙にもなかなか当たらないくらいの精度でした。
(しかも装備弾数が実銃並みで、終わった後の薬きょう回収も大変でしたね。😅)

その頃のサバイバルゲーマーが着用したのは、勿論世界各国の官給品迷彩服や歴史ある制服など(!)でした。

 

でも多くは東京上野御徒町に本店のあるミリタリーショップが製造したモデル品迷彩服を購入していましたよ。

 

何より新品が安価に入手でき、世界各国の迷彩服が選べるのでとても重宝したようですね。

 

ゲーマーの多くはアメリカ軍のタイガーストライプやウッドランド迷彩を使用していましたが、他者との差別化を図りたい者は、違う国の迷彩服を購入したりしていましたよ。

 

今回のモデルは、そんな東京の老舗ショップがプロデュースしたイタリア軍迷彩ユニフォームのモデル品になります。

 

まだ知識のなかった私は、これぞイタリア軍迷彩…と信じて疑わなかったのですが…。

 

じつは意図的にアレンジされていた製品でした!

 

さてさて、それはどんな迷彩ユニフォームなのでしょうか?

 

今回は、イタリア軍装備マニア…というよりは、この老舗ショップのモデル品コレクターのあなたと一緒に、確認していきましょう!

(おそらく少数派?)

2  全体及び細部写真です!

ジャケット

前面

典型的な雲形パターンの迷彩ですね。

懐かしさに涙が…出てます?😃

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背面
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前面裏側

内ポケットはありません。
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背面裏側
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襟周りレイアウト
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前合わせはダットファスナーのみです。
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タグ①
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タグ②

なんと彼の国製でした!
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エポレット

テーパーなしのクサビ型です。

ボタンで開閉
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胸ポケット

ダットファスナーで開閉
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テーパー付き
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肘にはゴムパットを内蔵
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袖口の3/5周くらいにはゴムを内蔵
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裾にもゴムを内蔵していますが、こちらは伸びていますね。
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脇の通気孔

金属製ハトメで3個
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ウエストのドローコード
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ボタンはブラウンの艶ありプラスティック製
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トラウザーズ

前面

オリジナルの官給品とは全く違うデザインですね。
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背面
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前面裏側
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背面裏側

ポケット内側の生地が左右で違っていますね。
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前合わせはジッパーとボタンです。
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タグ
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右側面レイアウト
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腰スラントポケット

ポケットフラップ付き

ボタンで開閉
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ヒップポケット

ボタンで開閉
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膝にもゴムパット内蔵

こちらは楕円形

左足のゴムは劣化してバラバラに!
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ウエストにはグレイの別生地で補強。f:id:akmuzifal6489:20220102094520j:image

 

ジッパー

刻印は「DULON」

TALONのパロディ?
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3  その特徴とは?

迷彩は、カーキの生地にレッドブラウンとグリーンを用いて、カーキを塗り残すように雲型を描いています。

 

でも迷彩色調やパターンも、当時のイタリア軍官給品とは少々違っているようです。

(あくまで雰囲気を再現?)

 

迷彩色調及びパターン比較

今回のモデル前面

イタリア軍迷彩ジャケットモデル品

 

イタリア軍官給品迷彩ジャケット

前面

イタリア軍迷彩ジャケット官給品

 

今回のモデル

背面

イタリア軍迷彩ジャケットモデル品背面

 

イタリア軍官給品迷彩ジャケット

イタリア軍迷彩ジャケット官給品背面

 

比べてみると、顕著に違いが分かりますね。😅

 

今回のモデルは迷彩色調が官給品より暗く、パターンもやや違っているのが判ります。

(パターンに関しては、数種類あるようですが…🤔)

 

デザインは、ジャケットがエポレット付き、胸ポケット×2で、袖口と裾にはゴムを内蔵、肘には四角いゴムパットが迷彩生地で縫い付けられています。

 

トラウザーズは、腰スラントポケット×2、ヒップポケット×2で、膝には楕円形のゴムパットが縫い付けられています。

(ただし左足パットは経年変化で割れて粉化しつつあります…😅)

 

本来イタリア軍官給品迷彩トラウザーズは大きくデザインが違いますね。

 

モデル品は、当時のイタリア陸軍空挺トラウザーズのデザインを採用・アレンジしているようです。

 

製造は韓国なので、やはり縫製はやや雑で強度も足りないようですよ。

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1970年代

・製造場所     韓国

・契約会社     日本

・製造会社     韓国

・材  質     コットン

・表記サイズ    L(ジャケット)
               XL(トラウザーズ)

         (日本人のL)

・各部のサイズ(平置)

           ジャケット

          着丈 約72センチ

          肩幅 約52センチ

          身幅 約60センチ

          袖丈 約58センチ

           トラウザーズ

        ウエスト 約42センチ

          着丈 約111センチ

          股上 約31センチ

          股下 約86センチ

          裾幅 約18センチ

・状  態     中古良品

・官民区分     民生品

・入手場所     愛知の専門店

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

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おそらく…なのですが、今回のモデルをプロデュースした老舗ショップは、当時のイタリア軍の官給品迷彩服を所有していたと思われます。

(このショップは、世界中の軍装品(全て官給品)を所有、展示していたことでも有名でした。)

 

そのため、イタリア軍迷彩ユニフォームを完全にコピーして製品化することも可能だったでしょう。

 

ただし上述のとおり、当時のイタリア軍迷彩(大戦前からの伝統的な迷彩なのですが…)は、常識外れのビビットな色調で、当時の日本人(現代の日本人にも?)には少々違和感のあるものだったようです。

 

そこで、より一般的(?)な色調に変更し、生地も官給品の平織から、より頑丈なツイルに変更するなどのアレンジを加えたのではないでしょうか?

 

そこには当然、製品の売上向上という目的があったと思いますが、根底にはユーザーへの「愛」があるように思えてなりません。

 

「せっかく購入していただくのですから、見た目にも違和感の少なく、より頑丈でずっと使用できるような製品をお届けする…」そんな考えで製品化したのでは?

 

勿論「当時の官給品生地を用いた高級モデル品!」などと嘯いて素人を騙そうとする企図は全くなかったと思われます。

 

まさに「ユーザーファースト」の製品だったのではないでしょうか?

 

確かに現在の目でみると、少々もの足りないところもあります。

 

でもいち早くイタリア軍装備に着目し、モデル化した功績は讃えるべきですね。

 

残念ながら、1980年代には絶版になり、在庫も捌けてしまったようです。

 

2022年現在では、入手困難品の仲間入りしていますね。

 

それでも時折、オークションで見かけることがあります。

 

探しているあなたは、諦めずオークションサイトにキーワードを登録して、網に掛かるのを待ちましょう!

 

私も、上下デッドストックを探すとともに、今回のモデルの肘、膝パットを修理を考えてみたいと思います。

 

今回は、モデル品迷彩服の草分け的存在と言える、老舗プロデュースのイタリア陸軍迷彩ユニフォームを分析しました。

 

いやー老舗ショップって、本当に素晴らしいですね!

 

それではまた、次回をお楽しみに!

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参考:今回のモデルの原型に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

本家イタリア軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎

https://www.military-spec-an.com/archive/category/🇮🇹イタリア(Italy)

www.military-spec-an.com

他のモデル品に関する記事はこちらです…⬇︎

https://www.military-spec-an.com/archive/category/モデル品(Replica)

www.military-spec-an.com

     ✳︎     ✳︎     ✳︎

読んでいただき、ありがとうございました。

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