こんにちは!
今回は、海上自衛隊のパイロットスーツを分析します。
現在のグリーン系パイロットスーツの一つ前のモデルになります。
難燃性が付加された最初のモデルだとされていますね。
残念ポイントがありますが、程度は良好ですよ!
目次
- 1 海上自衛隊パイロットスーツ(難燃・オレンジモデル)とは?
- 2 海上自衛隊パイロットスーツ(難燃・オレンジモデル)の全体及び細部写真
- 3 海上自衛隊パイロットスーツ(難燃・オレンジモデル)の特徴とは?
- 4 海上自衛隊パイロットスーツ(難燃・オレンジモデル)の製造とサイズのデータ
- 5 海上自衛隊パイロットスーツ(難燃・オレンジモデル)まとめ
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1 海上自衛隊パイロットスーツ(難燃・オレンジモデル)とは?
以前、那覇基地で勤務していた時に、海上自衛隊P–3Cの東シナ海パトロールに同行したことがあります。
海上自衛隊P–3C
🇯🇵海上自衛隊P-3C哨戒機@厚木基地20201107 pic.twitter.com/R7ZzBS3ixD
— cateye (@ca2eyeeye) 2020年11月7日
詳細な内容は敢えて伏せますが、長時間航空機に乗り、船舶の監視にあたるのは本当に大変だと感じました。
でも全乗組員が一体となって任務を遂行している姿に感動した覚えがあります。
(だから理不尽なレーダー照射でも、あれほど落ち着いて対処できたのですね。素晴らしいです。)
派手な航空自衛隊に比べ、地味だけど同じくらい重要な任務を、淡々と遂行する海上自衛隊哨戒機パイロットとそのクルーは、本当に尊敬に値するものですね。
(P–1導入で。乗員の負担が軽減されると良いのですが…。)
今回のモデルは、そんなP–3Cのパイロットも着用したパイロットスーツになります。
一見、航空自衛隊のフライトスーツに似ていますが、その材質には意外なものが使用されていましたよ!
さてさて、それはどんなパイロットスーツなのでしょうか?
今回は、コアな海上自衛隊装備マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 海上自衛隊パイロットスーツ(難燃・オレンジモデル)の全体及び細部写真
全体前面
航空自衛隊のパイロットスーツに似ていますが、足首のジッパーがありません。
前面上半身
前面下半身
全体背面
手首にジッパーがありますね。
背面上半身
背面下半身
前面上半身裏側
前面下半身裏側
背面上半身裏側
背面下半身裏側
襟周りレイアウト
うなじのサイズタグ
データタグ
1990年度契約品
ランドリータグ
胸ポケット
ウエスト調整ストラップ
右膝の細長いポケットとその上のループ
何故かホワイトのプラスティック製ボタン
何を入れるのでしょう?
左膝ポケット
垂直のジッパーで開閉
ふくらはぎポケット
ポケットフラップ付き
マジックテープで開閉
袖ポケット
表面に蓋付きのペンポケットあり。
袖
袖口hジッパーで開閉
マチ付きです。
背中のアクションプリーツ
股間の補強生地
意外と汚れていますね。
メインジッパー
上下から開放できるダブルジッパーなのですが…
下のジッパー上部は歯こぼれしていて下げられたまま途中を針金で固定されていました。
補修して下のジッパーを使用できるようにしたいですね。
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3 海上自衛隊パイロットスーツ(難燃・オレンジモデル)の特徴とは?
生地はオレンジに染められたウールと難燃ナイロンの混紡で、やや厚めです。
(特に表記はありませんが冬用なのかも。)
ウールを使用しているのは珍しいですね。
(ウールは水に濡れても保温力が変わらないので、海中に落ちた場合を想定しているのでしょうか?)
デザインはアメリカ軍標準パイロットスーツCWU–27Pを参考にしているようですが、左右腰のジッパーで開閉するスリットはありません。
構成は、エポレットなし、胸ポケット×2、膝ポケット×2、左袖ポケットです。
面白いのは右膝ポケットで、オープンタイプなのですが、ポケットのすぐ上にボタンで制御するループが設けられています。
(用途はなんでしょう?)
また両袖口は、ジッパーで開閉できます。
でも足首のジッパーは省略されていますね。
今回のモデルは、前見頃のジッパーが破損して、下から開けることができませんでした。
(ここは破損が多いですね。でも、なんとか修理したいです。)
デザイン比較
海上自衛隊パイロットスーツ
航空自衛隊パイロットスーツ
全体的な縫製は、正確かつ丁寧で、強度も十分です。
さすが日本製ですね。
4 海上自衛隊パイロットスーツ(難燃・オレンジモデル)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年
・製造場所 日本
・契約会社 日本
・製造会社 〃
・材質 ウール
難燃ナイロン
・表記サイズ 2A
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約149センチ
肩幅 約47センチ
身幅 約54センチ
袖丈 約56センチ
ウエスト 約45センチ
股下 約71センチ
裾幅 約21センチ
・状態 中古並品
・官民区分 官給品
・入手場所 東京のイベント
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5 海上自衛隊パイロットスーツ(難燃・オレンジモデル)まとめ
素人考えでは、パイロットスーツは各自衛隊共通でも良いように思います。
でも、任務や用途が違うので同じデザインでは不都合があるのでしょうね。
ずっと昔のムック本で、確か海上自衛隊の装備も紹介していたような気がしました。
それを探して、右膝ポケットの謎を解明したいですね。
今回のモデルは、比較的新しいモデルですので時々オークションなどで見掛けることがあります。
探しているあなたは、諦めず根気よく探してみましょう!
私は、破損のないデッドストックと、海上自衛隊発足当時のフライトジャケットとパイロットスーツを探してみたいと思います。
今回は、少し前の海上自衛隊難燃性オレンジ色パイロットスーツを分析しました。
次回は、マレーシアの迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他の海上自衛隊パイロット装備はこちらです。⬇︎
他の海上自衛隊装備品はこちらです。⬇︎
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Twitterで見つけました!
オコジョの木を覗いてみると… pic.twitter.com/lhhBowOy50
— 癒しチャンネル (@iyashichannel_) 2020年12月11日
いつか山で会いたいですね。💕
何もしないことがわかると、友達になれるでしょうか?😍
読んでいただき、ありがとうございました。
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