こんにちは!
今回は、フィリピン軍海兵隊の迷彩服を分析します。
以前もフィリピン陸軍の迷彩を分析しましたが、パターンが全く違いますね。
現在採用されているデジタル迷彩(?)の一つ前のモデルになります。
目次
- 1 フィリピン海軍海兵隊迷彩戦闘服(ダークウッドランドパターン)とは?
- 2 フィリピン海軍海兵隊迷彩戦闘服(ダークウッドランドパターン)の全体及び細部写真
- 3 フィリピン海軍海兵隊迷彩戦闘服(ダークウッドランドパターン)の特徴とは?
- 4 フィリピン海軍海兵隊迷彩戦闘服(ダークウッドランドパターン)の製造とサイズのデータ
- 5 フィリピン海軍海兵隊迷彩戦闘服(ダークウッドランドパターン)まとめ
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1 フィリピン海軍海兵隊迷彩戦闘服(ダークウッドランドパターン)とは?
フィリピン海兵隊の創設は、朝鮮戦争時の1951年に遡ります。
アメリカ海兵隊の指導で準備を始め、1955年には正式な部隊となりました。
現在では海軍の中でも多数を占める大部隊になっているようです。
日本同様、周囲を海に囲まれ、小島も多いことから、もっとも重視すべき戦力だったのかもしれませんね。
そんなフィリピン海兵隊の装備は、手本となったアメリカ海兵隊に準じたものを採用しています。
個人被服も、1980年代のアメリカ軍BDUを参考にしているようですね。
でも迷彩は、どこか凄みのあるものになっていますよ。
さてさて、それはどんな迷彩服なのでしょうか?
アジア軍迷彩服コレクターのみならず、森林大好きサバイバルゲーマーのあなたと一緒に、確認していきましょう。
2 フィリピン海軍海兵隊迷彩戦闘服(ダークウッドランドパターン)の全体及び細部写真
ジャケット
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはボタンのみです。
タグ
エポレットはありませんが、肩には補強生地が。
胸ポケット
2個のボタンで開閉
腰ポケット
2個のボタンで開閉
袖
ボタンで開閉・調整
今回のモデルは裾の一部が破損していました。
海兵隊パッチ(ワッペン)
トラウザース
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはジッパーとボタンです。
ボタンは肉痩せしたアメリカ軍BDUタイプ
ジッパー
ブラス製で刻印は「BKC」
右側面
ポケットは、腰スラントポケット、臀部にスラッシュポケット、膝にカーゴポケットが左右にあります。
ウエストの調整タブ
ナイロンテープでバックルは金属製です。
臀部のポケットはフラップ付きです。
一個のボタンで開閉
膝カーゴポケット
フラップは前側が縫い付けられています。
2個のボタンで開閉
ポケット本体は、二重のプリーツ付き
股間には丸い補強生地あり。
タグ
裾にはドローコードが。
押し返した部分がガイドも兼務
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3 フィリピン海軍海兵隊迷彩戦闘服(ダークウッドランドパターン)の特徴とは?
迷彩は、ライトグレイグリーンの生地に、ダークグリーン、ダークブラウン、チャコールグレイで葉や雲のようなパターンを描いています。
グリーン、ブラウン、グレイの明度差があまり無いのが特徴ですね。
海水などに濡れると、さらに明度差がなくなり、遠目には2色迷彩に見えるようになります。
生地は、コットンとナイロンの混紡でやや薄いツイルです。
デザインは、1980年代のアメリカ軍BDU(バトルドレスユニフォーム)を参考にしたもののようです。
ジャケットは、胸、腰とも2ポケットのコートタイプ。
トラウザースは、左右の腰、臀部、膝に2ポケットでトータル6ポケットです。
全体的には、縫製も丁寧で、かつてのような粗製乱造の雰囲気は影を潜めています。
今回のモデルは、左胸ポケットに海兵隊のパッチが縫い付けられていました。
4 フィリピン海軍海兵隊迷彩戦闘服(ダークウッドランドパターン)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2000年代
・製造場所 フィリピン
・契約会社 フィリピン
・製造会社 〃
・材質 コットン
ナイロン
・表記サイズ L
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
ジャケット
着丈 約79センチ
肩幅 約48センチ
身幅 約58センチ
袖丈 約61センチ
トラウザース
ウエスト 約45センチ
股上 約32センチ
股下 約71センチ
裾幅 約25センチ
着丈 約102センチ
・状態 中古並品
(破損あり)
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 フィリピン海軍海兵隊迷彩戦闘服(ダークウッドランドパターン)まとめ
ただ一様に暗いだけでなく、ライトグレイグリーンが明るいので、メリハリの効いた迷彩になっていますね。
(分裂効果が出ています。)
日本の森林…特に日陰では絶大な効果を発揮しそうな迷彩です。
デザインもアメリカ軍のBDUタイプなので、ポケットが多く使い勝手も良いですよ。
サバイバルゲーム、野鳥観測、狩猟など、使い途は盛り沢山ですね。
夏場は少々暑いかもしれませんが、逆に着込めば秋くらいまでは着用できそうです。
ただ、この迷彩服も少ないですね。
フィリピン本国では、海兵隊の迷彩服は、細かい斑点迷彩(デジタル迷彩?)のモデルに更新されているので、もっと出回っていても良い気がしますが、何故でしょう?
(案外現地では入手可能なのかもしれませんね。)
まだ新しい迷彩服ですので絶滅危惧種にはなっていないと思います。
探している方は、諦めず各ショップを廻ってみたり、ネットオークションに網を張って待ってみましょう。
(気長に待っていただけるなら、今回のモデルも後日オークションへ出品予定です。)
今回は、フィリピン海軍海兵隊の暗い迷彩服を分析しました。
次回は、海軍つながりで、中国人民解放軍の迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のフィリピン軍装備はこちらです。⬇︎
今回のモデルが参考にしたBDUはこちらです。⬇︎
www.military-spec-an.com 他国の海兵隊装備はこちらです。⬇︎
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ドイツのベルリンで、イノシシの群れが出現したとニュースで報じていました。
黒い大人のイノシシに加えて、沢山の「ウリ坊」の姿も。
可愛いですね💕
【映像】ドイツ首都にイノシシの群れ 警察がパトカーを出して警護 #SmartNews https://t.co/MPv1QtJVki
(スマートニュースより引用)
地元警察は、群れが安全に道路を横断できるよう、パトカーを出して一般車両を止めたそうです。
ドイツ人も優しいですね。
みんなが少しずつ優しくすれば、地球はもっと良くなるのかも…😎
読んでいただき、ありがとうございました。
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