
今回は、2010年代のフィリピン警察迷彩ユニフォームを分析します。
軍物ではなく警察物、しかもモデル品ですが軍物と勘違いしてもおかしくない迷彩ですね。
人にある種の感情を想起させる機能(?)を持っているようです。
偶然入手できたデッドストックですよ!
目次
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1 フィリピン迷彩迷彩ユニフォーム(アーバンカモ・都市迷彩・モデル品)とは?


私の記憶が確かなら、日本の警察が迷彩服を使用したのは、かのカルト宗教集団の施設に立ち入ったときに、陸上自衛隊から借用した1型迷彩の化学防護服を着用したのが最初でした。
警察は自衛隊とは違ってその存在自体が抑止になるので、何も隠れる(偽装する)必要はありませんからね。
(先の事例でも、単に警察用化学防護服の数量が足りなかったからにほかなりません。)
そのため日本の警察では、迷彩服着用の必要性はほとんど無いといえるでしょう。
(これからの時代はわかりませんが…。)
でも世界の警察組織では、必ずしも日本と同じではないようです。
今回のモデルは、フリピン警察が署員(?)に支給した迷彩ユニフォーム(モデル品)になります。
その独特のカラーと迷彩パターンが大きな特徴です。
さてさて、それはどんな迷彩ユニフォームなのでしょうか?
今回は、世界の迷彩服コレクターのあなたと一緒に、確認してきましょう!
2 全体及び細部写真です!
ジャケット
前面
迷彩パターンでは、小さな斑点を散りばめてあるので、アメリカ軍砂漠用迷彩(チョコチップクッキー)の仲間という分類もありますね。

背面

前面裏側
内ポケットはありません。

背面裏側

襟周りレイアウト

前合わせ頂部のボタンを留めた状態

前合わせはボタンのみ。

タグ
NSN(国際物品番号)の国番号が「01」になっていますね。
やはりPX品でしょうか?

右胸ポケット
ボタンで開閉。


左胸ポケット
ポケットフラップの上縁にスリットがあります。


でもポケット内にペン用の小ポケットはありませんでした。

腰ポケット
こちらもボタンで開閉。


ウエスト左右のサイズ調整タブ
ボタンで開閉・調整

ボタン
少々雑な造りでブラックのプラスティック製。

袖
ほとんどストレートです。


肘の補強生地
意外に面積が広いです。

袖口はボタンとタブで調整できます。


トラウザーズ
前面

背面

前面裏側
ポケット内側記事はブラックの薄いポリエステル製。

背面裏側

タグ
これもジャケットに類似していますが、サイズ表記がトラウザーズ用になっています。

前合わせはジッパーと頂部のボタンです。

ジッパー
ブラス製でプルタブの刻印は「MIT」

ウエストのサイズ調整ストラップ
ブラックのナイロン製でバックルもプラスティック。

ヒップポケット
ボタンで開閉。


膝カーゴポケット
ボタンで開閉。
ポケットフラップの前縁は縫い付けられています。
本体には2本のプリーツ付き。


臀部には円形の補強生地あり。

裾
テーパー付き。

裾にはドローコードがあって絞ることができます。

着用例

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3 その特徴とは?
迷彩は、ライトパープルグレイの生地に、濃淡2色のグリーン、ブラックを用いて雲型をプリント、そして生地色を斑点状や雲型に塗り残すようにして、その隙間にブラックの斑点を散らしてあります。
独特の配色で、全体的にダークなイメージがありますね。
迷彩パターンとカラー

迷彩の構成色
4色迷彩ですね。

生地は薄いコットン/ポリエステルのリップストップ(引き裂き防止加工)で通気性が良く丈夫です。
デザインは、アメリカ軍のBDU(バトルドレスユニフォーム)が原型のようですよ。
構成は、エポレットなし、胸ポケット×2、腰ポケット×2。
トラウザーズは、腰ポケット×2、ヒップポケット×2、膝カーゴポケット×2でウエストにはサイズ調整ストラップ、股間には補強生地があります。
全体的な縫製は、やや雑で強度も足りない感じですが、お国を考えるとこんなものでは?
また今回のモデルは、アメリカ軍に準じたタグはありますが、フィリピン官給品を示す根拠は見つけられませんでした。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 2010年代
製造場所 不明
契約会社 フィリピン
製造会社 不明
材 質 コットン
ナイロン
表記サイズ M-R
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
ジャケット
肩幅 約50cm
身幅 約56cm
着丈 約70cm
袖丈 約57cm
トラウザーズ
ウエスト 約43cm
着丈 約101cm
股上 約26cm
股下 約73cm
裾幅 約19cm
状 態 デッドストック
官民区分 民生品
入手場所 大阪の専門店
入手難易度 3(困難)
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1947 フィリピン アメリカ 第二次世界大戦 ダグラス・マッカーサー将軍 シルバー ペソ コイン NGC i98385
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5 まとめ
とても興味深い迷彩ですね。
基本色にライトパープルグレイを使用しているのは、過去に南アフリカ特殊部隊用迷彩フィールドパーカーに前例がありました。
これはDPMを原型としたアーバンカモフラージュ(都市迷彩)でしたね。
今回のモデルもその配色からアーバンカモフラージュなのですが、おそらく日本のフィールドでも効果を発揮するかもしれません。
ところでこのブログのために今回のモデルを撮影していると、奥(神)様から、
「なにその迷彩、怖い!」
との感想をいただきました。👍
(私は感覚が麻痺(!)していて、そんな印象は一切持っていなかったのですが…。)
なるほど、あまり迷彩に詳しくない人はそんな印象を持つのか…と変に納得。
もし多くの人に対してある程度の恐怖心を与えるのなら、警察装備としては効果的な迷彩と言えますね。

それはさておき、今回のモデルですが海外で同じ製品が新品で販売されているようです。
(モデル品なので各種サイズもあるようですよ。)
探しているあなたは、海外のネットショップやオークションをチェックしてみましょう。
また国内のオークションでもたまに出品される場合があります。
念の為にオークションサイトにキーワードを登録して待ってみましょう。
私は、できれば同じ迷彩ユニフォームの官給品を探してみます。
今回はフィリピン国家警察の迷彩ユニフォームを分析しました。
いやー警察装備のモデル品も、本当に面白いですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
(20250802更新)
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参考:他国のアーバンカモフラージュ(都市迷彩)装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国の警察が使用している迷彩装備に関する記事はこちらです。⬇︎
他のフィリピン関連装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の迷彩装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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フィリピン 1500P 1982 ゴールド NGC PF70UC レアPhilippines 1500P 1982 Gold NGC PF70UC Rare
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