
今回は、1980年代のシンガポール陸軍迷彩ジャケットを分析します。
以前分析したシンガポール陸軍迷彩ユニフォーム(リーフパターン・後期型)の一つ前のモデルですね。
このジャケットも当然ながらアメリカ軍の影響を受けています。
実際に兵士が使用していたもので、所々使用感がありますが程度は良好ですよ!
目次
スポンサーリンク
スポンサーリンク
1 シンガポール陸軍迷彩ジャケット(リーフパターン・初期型・アメリカ軍TCU類似デザイン)とは?

ベトナム戦争時代にアメリカ軍が導入したERDL迷彩。
当時のベトナムでは抜群の効果を発揮したとても優れた迷彩でした。
折りしもこの戦争は普及し始めていたTVによって、戦争の模様が世界中に配信された結果、ベトナム戦争関係国以外でも各種迷彩服の有用性を認識していきました。
勿論シンガポールも影響を受けていて、当時のアメリカ軍トロピカルコンバットユニフォーム(TCU)に影響を受けた戦闘服を開発しましたよ。
今回のモデルは、そんなシンガポールが1980年代に開発・支給した迷彩ジャケットになります。
でもアメリカ軍をそっくりそのままコピーしたのではなく、シンガポール軍の独自迷彩とデザインも採用していました!
さてさて、それはどんな迷彩ジャケットなのでしょうか?
今回は、シンガポール軍装備マニアのみならず、日本の夏季に使用できる効果的な迷彩服をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面

背面

前面裏側

背面裏側

襟周りレイアウト


背面にはヨークがありました。

前合わせはボタンのみ。

タグ
左腰ポケット裏側にあります。
印字がすり減っていて殆ど読めませんね。
辛うじて「SAF:シンガポール国軍」と読み取れます。

うなじ付近にはフェルトペンで何か記入されていました。

生地番号(?)もありました。

エポレット
テーパーなしのクサビ型
ボタンで開閉。

右胸ポケット
ボタンで開閉。
アメリカ軍TCUのようなプリーツはありません。
ポケット上にネイムタグ用マジックテープが予め縫い付けられていました。



左胸ポケット
ボタンで開閉。
ポケットフラップ上端右(向かって左)のステッチに注意。


ポケットフラップにペン用スリットあり。

でもポケット内にペン用小ポケットはありませんでした。

腰ポケット
ボタンで開閉。
腰ポケットにもプリーツはありません。


ウエスト左右にはサイズ調整ストラップ付き。
マジックテープで開閉。


袖
殆どストレートです。


肘の補強生地。

袖口はボタンで開閉。
マチはありません。



裾左右にはスリットあり。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
3 その特徴とは?
迷彩は、ホワイトの生地にライトカーキ、ダークグリーン、ブラウン、ブラックで雲や葉のようなパターンをプリントしてあります。
一見アメリカ軍のERDL(ブラウンリーフパターン)迷彩に似ていますが、パターン及びカラーとも別物ですね。
特に各色の境目が、全く暈されていないのも特徴です。
迷彩及びデザイン比較
今回のモデル

1960年代アメリカ軍ERDL迷彩ジャケット
(通称ブラウンリーフ)
最も明るいカラーがライトブラウンです。

アメリカ軍が最初に採用したERDL迷彩
(通称グリーンリーフ・3rd)
最も明るいカラーがライトグリーンです。

生地は、コットン/ポリエステルのツイルで、薄く通気性もあり速乾性能もあります。
デザインは、エポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2で、裾左右にはスリットがあります。
面白いのは各ポケットフラップで、忠実にTCUをコピーしていますが、ポケット本体のプリーツは採用していないところですね。
量産を考えると、ポケットのプリーツなしの方が向いていますね。
全体的な縫製は、正確かつ丁寧で他のシンガポール軍装備同様の上質な仕立てです。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1980年代
製造場所 シンガポール
契約会社 シンガポール
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 不明
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
肩幅 約43cm
身幅 約55cm
着丈 約78cm
袖丈 約60cm
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手場所 香川の古着店
入手難易度 2(やや困難)
スポンサーリンク
![]()
【中古】良好品◆実物 シンガポール軍 リーフパターン フィールドジャケット 2002年製 カモフラージュ 迷彩 ミリタリー ユーロ ジャングルファーティーグ USED 古着
スポンサーリンク
5 まとめ
今回のモデルを含めてインガポール軍のリーフパターン迷彩を初めてみた時に、一瞬東京の老舗ショップN商店製のモデル品かと思ってしまいました。
迷彩比較
今回のモデル


東京老舗SHOPプロデュースのアメリカ軍LCリーフ迷彩モデル品


でも迷彩の細部を比較すると、似てはいますがパターン及びカラーとも別物ですね。
安易なアメリカ軍の完全コピーに走らないシンガポールの意地を感じました。
(LCリーフモデル品は、もしかしてシンガポール軍の余剰迷彩生地を用いてモデル品を製造したのかも?…なんて思ってしまっていました。反省!)
アメリカ軍ERDL迷彩は、それまでのミッチェルパターン迷彩のように、具体的な葉や枝を描くのではなく、明暗入り混じった各色と抽象的なパターンで偽装すべき物体(例えば人体とか)の輪郭を不鮮明にするのが特徴でした。
そっくりではありませんが、類似した今回のモデルが使用している迷彩も、それなりに効果のある迷彩と言えそうですね。
日本の暖候期(地方によっては寒候期も?)でも充分に使用できそうですよ。

…それはともかく、今回のモデル(初期型)は、最近品薄です。
それでも全く入手できない訳ではなさそうです。
探しているあなたは、オークションを主体にチェックしてみてください。
また初期型へのこだわりがなく、かつこの効果的な迷彩を試したいあなたは、ぜひ後期型の入手をおすすめします。
(シンガポール本国では新型迷彩装備が採用されたため、後期型なら多く見かけるようになってきましたよ!)
私は自分が着られるサイズの初期型トラウザーズを探してみたいと思います!
今回はシンガポール陸軍の効果的なリーフパターン迷彩ジャケットを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
参考:他のシンガポール軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
ベトナム戦争当時のアメリカ軍ERDL迷彩装備に関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍の迷彩装備に関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
スポンサーリンク
![]()
【中古】良好品◆実物 シンガポール軍 リーフパターン フィールドジャケット 2002年製 カモフラージュ 迷彩 ミリタリー ユーロ ジャングルファーティーグ USED 古着
![]()
【中古】新品同様◆実物 シンガポール軍 リーフパターン カーゴパンツ ミリタリー ユーロ 迷彩 カモフラ アーミー USED 古着
スポンサーリンク
