こんにちは!
今回は、イギリス軍の防寒シャツを分析します。
面白い経緯で採用された、有名なシャツですね。
春秋に使用するシャツですよ!
目次
- 1 イギリス陸軍防寒シャツ(ノルウェーシャツ)とは?
- 2 イギリス陸軍防寒シャツ(ノルウェーシャツ)の全体及び細部写真
- 3 イギリス陸軍防寒シャツ(ノルウェーシャツ)の特徴とは?
- 4 イギリス陸軍防寒シャツ(ノルウェーシャツ)の製造とサイズのデータ
- 5 イギリス陸軍防寒シャツ(ノルウェーシャツ)まとめ
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1 イギリス陸軍防寒シャツ(ノルウェーシャツ)とは?
文化の違いって、思わぬときに感じることがありますよね。
私の場合は、プラモデルでした。
初めて海外からの輸入品(アメリカ製)を購入したときに、キットのパーツが内袋の中でバラバラになって転がっていたことに衝撃を受けました!
(当時の国産品は、部品の破損防止のために、ランナーと呼ばれる枠に固定されていました。)
忘れもしないモノグラム1/48F4Fワイルドキャット(旧箱:バンダイとの提携以前)でしたよ!
おそらく、組み立てる時の手間を省いたのでしょう💢
(おかげで透明部品が傷だらけでした😠)
悪い文化はともかく、お互いを刺激し合って良い方向へ発展できるような文化は大歓迎ですよね。
今回のモデルは、1980年台にイギリス軍が支給した物です。
元々ノルウェー軍装備だったのですが、物々交換でイギリス軍兵士が入手、その後軍内でブームとなり、とうとう官給品まで開発してしまったという曰くつきのシャツになります。
当時のイギリスには、存在しない文化…というか発想(デザイン)だったのでしょうか?
現在のように、各種フリースが発達していなかった当時としては、画期的な防寒シャツだったのかもしれませんね。
さてさて、それはどんなシャツだったのでしょうか?
今回は、ミリタリーマニアでも、特にイギリス軍装備コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 イギリス陸軍防寒シャツ(ノルウェーシャツ)の全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
背面裏側
襟はジッパーで立てることができます。
折り返してタートルネックにも。
タグ①
印字消失😞
タグ②
辛うじてサイズはわかりました。
ジッパーは信頼の「YKK」
袖
テーパーが付いています。
袖口はボタンで開閉
意外にタイトです。
イギリス軍としては、あまり見ないボタンです。
生地
左:表
右:裏
裏地はパイルで、密なタオルみたいな織り方
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3 イギリス陸軍防寒シャツ(ノルウェーシャツ)の特徴とは?
生地は、カーキーの一コットン製で、よくあるトレーナーのような物です。
でも、裏地が日本のタオルのようにパイル地になっていますよ。
そのため、全体的に厚みのある生地になっています。
デザインは、プルオーバー(頭からかぶるタイプ)で、襟元はジッパーで開閉します。
袖はともかく、自衛隊の74式運動服のようですね。
1970年代のジャージは、こんなデザインが多かったですね。
ポケット類は一切ありません。
材質がコットンなので、絶対的な本能力はウールなどのセーターには敵いませんが、春や秋の少し肌寒い、でも日中は暖かい場合にはちょうど良い衣類と言えそうです。
4 イギリス陸軍防寒シャツ(ノルウェーシャツ)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 イギリス
・契約会社 イギリス
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 4
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約73センチ
肩幅 約49センチ
身幅 約59センチ
袖丈 約59センチ
・状態 愛知県の専門店
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 イギリス陸軍防寒シャツ(ノルウェーシャツ)まとめ
今回のモデルを実際に着用してみると、意外に厚みのある生地で、タイトなアウターの場合は着用に苦労しました。
ゆったりめのDPMスモックがジャストフィットでししたよ。
(普段から迷彩服着とるんかーい!)
コットンのパイル地は、ある程度の保温力があり、かつ吸水性もあるので走り回って小汗をかく場合にも快適ですね。
ただ現時点では、優秀なフリースやウールの製品が入手できるので、必要性があまり感じられません。
秋から春までは問題なく使用できますが、真冬はセーターやフリースの方が良いようです。
何より、1980年代のイギリス軍を再現する上では、ある意味不可欠なシャツと言えるでしょう。
残念ながら、最近は全く見かけなくなりました。
おそらく専門店では取り扱っていないかもしれません。
探しているあなたは、視点を変えて古着屋さんを当たってみましょう。
もしかしたら、普通にあるかもしれません。
(名古屋の古着屋さんで見かけた覚えがあります。)
今回は、イギリス軍の面白いエピソードを持った防寒シャツを分析しました。
次回は、国籍不明のDPMスモックを分析します。
二国のハイブリットタイプですよ!
お楽しみに!
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参考:今回のモデルとよく似たコンセプトで製造された他国の防寒シャツはこちらです。⬇︎
今回のモデルと同じ頃のイギリス軍スモックはこちらです。⬇︎
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会社からの 帰宅途中に、民家の前で大きなアゲハチョウに会えました💕
大きくて可愛いですね。
何故か紫の小さな花の蜜だけ吸っていました。
蜜…美味しいのでしょうか?
いつか味見してみたいですね!😃
読んでいただき、ありがとうございました。
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