今回は、1980年代のイギリス軍ユーティリティーシャツを分析します。
イギリス軍の夏季用の標準的なシャツですね。
長袖タイプが主流ですが、今回のモデルは珍しい半袖です。
保管上のシワなどがありますが、程度は良好ですよ！
目次
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１ イギリス軍陸軍ユーティリティーシャツ（OD・半袖）とは？
あまり知られていませんが、イギリスの首都ロンドンの緯度は、日本付近でいうと樺太のサハリン州付近になります。
（北海道のはるか北なんですね！）
そのため日本よりも気温が低く、昔から軍装備の衣類は、ウール製が主体でした。
ただし多くの植民地を有していたため、熱帯用のコットン装備も開発していましたね。
今回のモデルは、そんなイギリス軍が比較的近年に採用したコットン製ユーティリティーシャツになります。
生地やデザインから夏季用または熱帯用だと思われます。
なんのことはない、普通の半袖シャツなのですが…そこはイギリス軍！
独特の雰囲気がありますよ！
さてさて、それはどんなコンバットシャツなのでしょうか？
今回はイギリス軍装備マニアのみならず、この夏に着る小粋な半袖シャツをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう！
２ 全体及び細部写真です！
前面
同じような用途のシャツがあるアメリカ軍やフランス軍とは一味違うデザインですよね。
背面
着丈が長いデザインですね。
前面裏側
背面裏側
襟周りレイアウト
タグ
エポレット
テーパーなしのクサビ型です。
胸ポケット
ボタンで開閉
ボタンは2穴タイプのプラスティック製
カラーはパープルに見えます。
袖
よくある長袖を加工したものではなくて、最初から半袖として仕立てられたようです。
前合わせ裏側下には予備のボタンが！
背面上部に生地の継ぎ目があります。
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３ その特徴とは？
生地はODとOGの間くらいの色調に染められたコットンツイル製で、軽量です。
通気性と吸湿性に優れていますね。
肌触りも快適です。
デザインは、エポレット付き、胸ポケット×2、半袖でとてもシンプルです。
面白いのは、前見頃裏側下部に予備のボタンが縫い付けられているところですね。
（用意周到？）
全体的な縫製は、さすがイギリス製で丁寧かつ正確で、強度も十分です。
同じデザインで、カーキ、ダークブルー（海軍用）、タイトブルー（空軍用）のモデルもありますよ。
４ 製造とサイズのデータです！
製造・契約年度 1980年代
製造場所 イギリス
契約会社 イギリス
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 41／43
（日本人のM〜L）
各部のサイズ（平置）
着丈 約83cm
肩幅 約45cm
身幅 約58cm
袖丈 約25cm
状 態 中古良品
官民区分 官給品
入手場所 愛媛の専門店
入手難易度 1（用意）
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５ まとめ
とても軽快なシャツですね。
フランス軍の陸軍夏季用戦闘シャツ（チャドシャツ）よりも、さらに軽快ですよ。
ただ生地が水濡れすると、やや濃いカラーになるので、汗じみが少々目立つようです。
でも、生地の乾燥は意外に早いですね。
いかにも陸軍というカラーに抵抗感のある方は、空軍や海軍のモデルもありますので、TPOに合わせて選べるのもポイントですね。
嬉しいことに、現在大手通販サイトでも取り扱われていて、いつでも誰でも入手可能です。
ただし半袖モデルは少なく、また日本に輸入されているものはサイズも偏っているようですよ。
購入する場合は、未使用品デッドストックといえども、欠品・破損・汚れや実寸を必ず確認しましょう！
今回は、珍しいイギリス軍の半袖ユーティリティーシャツを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね！
それではまた、次回をお楽しみに！
（20230118更新）
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参考：他のイギリス軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
他国の半袖装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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