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大英帝国からのベストセラー!イギリス軍空挺デニソンスモックと世界の愉快(?)な仲間たち! 0808 🇬🇧+WORLD ミリタリー

イギリス軍空挺デニソンスモックと世界の愉快な仲間たち

今回は、1940年代に開発されたイギリス軍空挺デニソンスモックと、それを参考にして製造された世界の空挺スモックを分析します。

主にイギリスの植民地や連邦国で使用されましたが、そうでない国も採用している場合がありますね。

前回のM65フィールドジャケットとは一味違ったデザインと使用国が面白いですね。

   目次

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1  イギリス軍空挺デニソンスモックとは?

第二次大戦初期のドイツ空軍空挺部隊による華々しい戦果に驚嘆したイギリス軍は、1940年代から本格的に空挺部隊の編成や装備の開発を進めました。

 

空挺部隊とは、落下傘やグライダーで前線(敵と味方が接する線)の遥か敵陣後方に降り立ち、破壊工作、要人暗殺、橋頭堡(陣地)の確保などを行う専用の部隊のことです。

その任務から過酷な作戦が与えられることでも有名ですよね。

 

そんな空挺部隊は、イギリスでもやはり特別な装備が開発されましたよ。

 

当初はドイツ軍空挺部隊の鹵獲品コピーから始まり、1941年には、防寒用スモックとパラシュート降下時専用のスモックという2種類を開発。

 

そのうち前者をデザインした士官の名をとってデニソンスモックと名付けました。

 

第二次大戦中のデニソンスモック

(フルジップへ改造したタイプ)

f:id:akmuzifal6489:20210709154042j:image

 【イギリスの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(デニソンスモック・戦中型)

 

このスモックは当初プルオーバーでしたが、使い勝手が悪かったため、現地で兵士がフルオープンにできるよう改造したりしていましたが、1944年型からはフルオープンタイプも製造されるようになりましたね。

 

当時、イギリス軍の迷彩服は、2種類しかなく、中でも防寒性能の高いデニソンスモックは、空挺部隊員のみならず、一部の狙撃兵にも使用されました。

 

戦後もイギリスの多くの連邦国軍や植民地軍が採用して、イギリス軍系軍装の基本となったのは有名ですね。

 

面白いのは、M43フィールドジャケットから始まったアメリカ軍系軍装が、M65フィールドジャケットにまで進化させたのに比べ、デニソンスモック系は殆ど仕様を変えずに現在まで生き残っているところです。

 

基本デザインが優秀だったからでしょうか?

 

それとも迷彩スモックなんて、どうでも良かったのでしょうか?

 

真相は不明ですが、あなたはどう思いますか?

 

今回は、そんな素晴らしいデニソンスモックとその愉快な仲間たちを、デニソンスモックファンのあなたと一緒に、振り返ってみましょう!

 

まずは、イギリス軍の戦後バージョンから見ていきます。

2  イギリス軍空挺デニソンスモックと世界の愉快な仲間たち

⑴   イギリス軍

戦後タイプのデニソンスモック①(1950年代)f:id:akmuzifal6489:20210709154232j:image

大戦中の余剰品であった迷彩生地を用いて戦後に製造されたモデル。

最初からフルジップで製造されたが、一部プルオーバーも存在?

参考:【イギリスの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(デニソンスモック戦後型)

 

戦後タイプのデニソンスモック②(1960年代)f:id:akmuzifal6489:20210709155354j:image

戦後余剰品の迷彩生地不足に伴い、新しい迷彩生地を使用したモデル。

迷彩生地の色調が違うモデルも存在。

一部では、デニソンスモックの品名が存在しないモデルもあり。

参考:【イギリスの軍服】陸軍空挺デニソンスモック(大戦後パターン)

 

迷彩生地をDPMに変更した空挺スモック(1970年代)
f:id:akmuzifal6489:20210709153333j:image

イギリス軍が採用したDPM生地を用いたモデル。

デニソンスモックという品名はないが、デザインはそのもの。

迷彩生地の色調が微妙に違うモデルもある。

参考:【イギリスの軍服】陸軍空挺DPMスモック①

 

最新MTP迷彩生地を用いたモデル(2010年代)イギリス軍MTP空挺迷彩スモック

迷彩生地を最新のMTP(マルチテラインパターン)に変更したモデル
アメリカ軍マルチカムに似ていますが別物。
参考:イギリス陸軍空挺迷彩スモック(MTP)

 

一般兵科用P68スモック
f:id:akmuzifal6489:20210709152446j:image

空挺部隊用ではありませんが、一般兵科用のスモックにも一部デニソンスモックのデザインが取り入れられていました。

(テイルピースです)

参考:【イギリスの軍服】陸軍迷彩スモック(P68)その2 最初期DPM

 

近年のスナイパー用迷彩スモック(砂漠用迷彩)
f:id:akmuzifal6489:20210709152556j:image

近年の試作モデル。
DPMの量産品もあり。

丈やポケットの位置・角度が違っていますが、明らかにデニソンスモックの特徴あり。

参考:【イギリスの軍服】陸軍砂漠用迷彩スナイパースモック(試作品)

 

⑵   フランス軍

空挺スモック(1950年代)モデル品f:id:akmuzifal6489:20210709152632j:image

参考:【フランスの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(初期型・モデル品①)

空挺スモック(初期型)モデル品
f:id:akmuzifal6489:20210709152704j:image

仇敵イギリス軍の装備品ではありますが、テイルピースや全体的な構成がデニソンスモックを参考にしていますね。

参考:【フランスの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(初期型・モデル品②)

 

⑶   ベルギー軍

ブラッシュパターンf:id:akmuzifal6489:20210709152824j:image

戦後間も無くに採用されたモデル。

独自の迷彩生地が面白い一品

何故かイギリス軍デニソンスモックとして販売されている場合あり。

プルオーバータイプ。

参考:【ベルギーの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(ブラッシュパターン)

 

ジグソーパターン
f:id:akmuzifal6489:20210709152724j:image

ブラッシュパターンと並行して採用された迷彩生地
細部はともかく全体的にはデニソンスモックのデザインを踏襲

参考:【ベルギーの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(ジグソーパターンその3)

 

ジグソーパターン(デニソンコピー)
f:id:akmuzifal6489:20210709152757j:image

迷彩パターン以外は、全く大戦中のデニソンスモックをコピーしているモデル。

その後、ベルギー軍空挺スモックは、このモデルが基準になりました。

プルオーバータイプです。

参考:【ベルギーの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(ジグソーパターン・その1)

 

⑷   インド軍

f:id:akmuzifal6489:20210709152858j:image

デニソンスモックを参考に、迷彩生地を時刻開発のものに変更したモデル。

(初期にはデニソンスモックの使用も認められますね。)

プルオーバータイプです。

参考:【インドの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(デニソンスモック型)

 

⑸   パキスタン軍

f:id:akmuzifal6489:20210709152951j:image

インドと同様な推移で採用しているモデル。

プルオーバータイプです。

テイルピースはボタンで開閉。

参考:【パキスタンの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(隠しボタンタイプ)

 

⑹   カナダ軍

f:id:akmuzifal6489:20210709153514j:image

デンソンスモックというよりは、イギリス軍DPM空挺スモックを参考にしたモデル。
生地のシャカシャカ感が独特。

参考:【カナダの軍服】陸軍空挺迷彩スモック(DPM・後期型デッドストック)

 

⑺   国籍不明軍

ベルギー軍ブラッシュパターンタイプ①

f:id:akmuzifal6489:20210709153217j:image

ベルギー軍のブラッシュパターン迷彩生地の一種を用いたモデル。

以降のモデルは全てプルオーバータイプです。

参考:【国籍不明】ベルギー型空挺迷彩スモック①(ブラッシュパターン)

 

ベルギー軍ブラッシュパターンタイプ②
f:id:akmuzifal6489:20210709153141j:image

参考:【国籍不明】ベルギー軍型空挺迷彩スモック②(ブラッシュパターン)

 

ベルギー軍ブラッシュパターンタイプ③
f:id:akmuzifal6489:20210709153257j:image

参考:【国籍不明】空挺迷彩スモック(ベルギー軍ブラッシュパターン・デニソン型改)

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3  共通の特徴

最も大きい特徴は、テイルピースの存在です。

 

テイルピースとは、別名ビーバーテイルと呼ばれる、スモックの裾が風でバタつくのを防ぐために使用する部品ですね。

 

テイルピース(完成形)

f:id:akmuzifal6489:20210709162927j:image

 https://www.military-spec-an.com/entry/UKDPMPARAsmockFinaltypeusedgood

 

通常背面裾内側または外側にあって、股間を通して前面裾内側にある  ダットファスナーやボタンで固定します。
(まるで日本の褌(ふんどし)のような感じですね。)

 

デニソンスモック系の衣料品には、概ね存在しています。

(最近の各国のモデルでは、次第に廃止されつつあります。)

4  その購入方法は?

各国の空挺装備は、一般兵科の装備に比べて希少かつ高価です。

 

またイギリス軍物に関しては、モデル品も多いので要注意ですね。

 

入手は、大手ミリタリーショップは当然ながら、ネットオークションやフリマも覗いてみる必要があります。

 

逆に大手通販サイトでは、殆ど取り扱っていないのが残念ですね。

 

確率は低いですが、古着屋さんやリサイクルショップで発見される場合もあります。

 

なさそうな場所でも探してみましょう!

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5  まとめ

現在でもイギリス軍はMTPの空挺スモックを空挺隊員に支給しているようですね。

 

またオーストラリア軍でも、新しい迷彩生地の空挺スモックを採用したという情報もあります。

 

1942年ごろに開発されたデニソンスモックの祖先が、まだ現役というのは本当にすごいですね。

 

やはり基本デザインが優れていたからというのが真相でしょうか?

(…とはいえ、デニソンスモックから離れている国も多いのですが…😓)

 

生き残っているデニソンスモック系の装備が、いつまで使用されるのか見守りたいですね。

 

ところで、今回紹介したデニソンスモック系装備は、全てではありません。

 

まだまだ抜けが多いので、これからもコレクションを進めていきたいです。

(次はオールトラリア軍の空挺スモックを探してみます!)

 

今回は、イギリス軍空挺デニソンスモックとそれを参考にした仲間とも言うべき各国の空挺迷彩スモックを分析しました。

 

いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!

 

それでは、また次回をお楽しみに!

(20230117更新)

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参考:他のまとめ記事はこちらです。⬇︎ 

www.military-spec-an.com 

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読んでいただき、ありがとうございました。

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