
今回は、1980年代〜1990年代のアメリカ軍ツールナイフを分析します。
刻印が「US」と「USMC」のモデルですね。
ステンレス製で質素な造りが特徴です。
中古品ですが程度は極上ですよ!
目次
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1 アメリカ軍ツールナイフ(陸軍及び海兵隊モデル・カミラス社製)とは?

古くは西暦200年頃のローマ時代に製造されたとされるツールナイフ(機能付きナイフ)。
日本では「十徳ナイフ」と呼ばれていますね。
(必ず機能が十種類あるとは限りませんが。)
ナイフ本来の機能に加えて、多種多様な機能を付加させたツールナイフは、それ一本で多くのシチュエーションに対処することができるため、ミリタリーのみならず、あらゆる分野において重宝されていますね。
その多くのモデルの原型となったのは、1891年にスイス軍が兵士に支給したツールナイフとされていて、現在では多くの国で多種多様なツールナイフが開発・製造されています。
今回のモデルは、1980年代から1990年代にアメリカ軍が支給したツールナイフになります。
(諸説ありますが、開発は1950年代とか?)
このモデルもスイス軍のソルジャーナイフの影響を受けていますが、随所にアメリカらしいデザインも採用されていますよ。
さてさて、それはどんなツールナイフなのでしょうか?
今回はアメリカ軍装備マニアのみならず、ミリタリーナイフコレクターのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
左側面

右側面

ブレード側

背面

同モデルとも大きなランヤードリング付き。

各ブレード展開時
左側面

右側面

ブレード刻印は「CAMILLUS」
当時の有名な官給品ナイフ納入メーカーの一つですね。
US刻印モデルは1989年度契約品です。

一方「USMC」モデルは1992年度契約品です。

ナイフブレード
(以降左がUSMCモデル、右がUSモデルです。)
ドロップポイントですね。

マイナスドライバー(小)&リーマー(穴あけ)ブレード

栓抜きとマイナスドライバーブレード

缶切りブレード
ブレードには用途説明あり。
アメリカンタイプの押し切り型缶切りですね。

各国軍のツールナイフコレクション
上:旧西ドイツ
中:スイス軍
下2種:今回のモデルたち。

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3 その特徴とは?
材質はハンドル及び各ブレードともステンレスで、とてもシンプルな造りです。
ハンドルには菱形の滑り止めがありますが、あまり効果はありません。
メインブレードは、ドロップポイントと呼ばれる形状で、ポイント(切先)からすぐのところが最も幅広なデザインですね。
他のブレードは、
- リーマー(穴あけ)+マイナスドライバー(小)
- 栓抜き+マイナスドライバー(大)
- 缶切り
の機能がありますよ。
またナイフ本体には大きなランヤードリングがあって、コード(紐)を結びつけることができます。
全体的な造りは、少々雑で必要最小限といった仕上げです。
4 製造とサイズのデータです。
製造・契約年度 1989年
1992年
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 ステンレス
各部のサイズ
(ブレード格納時)
全長 約90mm
全幅 約17mm
ナイフブレード長 約70mm
ナイフブレード厚 約2mm
重量 約100g
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手場所 名古屋の専門店
入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
今回のモデルと同時期製造のスイス軍用ツールナイフ(ソルジャー)も所有していますが、同じツールナイフなのに仕上げが雲泥の差がありますね。
今回のモデルは、良く言えば「質実剛健」、悪くいえば「雑で粗末」な印象があります。
一国軍の官給品として、いかに大量に生産するか…ということを優先させた製品のように思えます。
(この辺りはアメリカ的合理主義なのでしょうか?)
実際、今回のモデルは一般兵士からパイロットまで様々な職種に支給されていて、それどころか航空機や艦艇のサバイバルコンテナーなど、アメリカ軍のありとあらゆる装備に積み込まれているのを考えると、これはこれで正解なのかもしれませんね。

それはともかく、今回のモデルは「陸軍」と「海兵隊」のモデルですが、現時点では品薄ですね。
(そもそもメーカー自体存在していないとの説もあり。)
かつては大手通販サイトでも多く取り扱われていましたが、現在ではオークションでも殆ど見かけなくなりました。
しかも官給品は価格が上昇していて、ベトナム戦争期のモデルは、もはや購入に躊躇する価格になりつつありますね。
それでも沖縄を中心としたアメリカ軍基地近傍のミリタリーショップでは、中古品が意外に安価で販売されている場合があります。
探しているあなたは、チェックしてみましょう!
今回のモデルを購入する場合の注意点としては、ナイフブレードの格納時にポイントがハンドルからやや飛び出している(ブレードが格納できてない)個体があります。
(今回のモデルはいずれも僅かに飛び出しています。)
そのままでは、いろんな物にブレードが引っかかって、不意に開いたりするので注意してください。
(購入後に加工して、ハンドルからブレードが出ていないようにするのも方法ですね。)
私は、「USAF」と「USN」の刻印モデルを探してみたいと思います。
今回は、アメリカ軍の質素なツールナイフ二種を分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
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参考:他国のツールナイフに関する記事はこちらです。⬇︎
各国軍のミリタリーナイフ類に関する記事はこちらです。⬇︎
他のアメリカ軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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