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今回もリベンジマッチ!【アメリカの軍服】空軍ラインジャケット(4883A&B・セージグリーン)2種とは?0858 🇺🇸 ミリタリー

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今回は、1950年代のアメリカ空軍ラインジャケットを分析します。

以前分析した同モデルは、かなりの使用感溢れるものでしたね。

でも今回は、程度のやや良いものを準備しました。

わずかながら変色もありますが、程度は良好ですよ!

   目次

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1  アメリカ空軍ラインジャケット(4883A&B・セージグリーン)2種とは?

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1947年にそれまでのアメリカ陸軍航空隊から独立した「アメリカ空軍」。

 

ちょうど主たる軍用機もジェット機に移行しつつある時代であったため、正面装備はおろか後方装備や個人の衣料品に至るまでの殆どが刷新されましたね。

 

このうち地上勤務員の衣類は、それまでのOD(オリーブドラブ)からセージグリーンに変更されましたよ。

 

まさに新しい時代の幕開けでした。

(アメリカの希望を感じますね。)

 

しかし最終的にセージグリーン装備は、諸事情で短い期間しか使用されませんでした。

 

それゆえ現存する数が少なく、アメリカ空軍マニア(特にセンチュリーシリーズファン)にとってはお宝のアイテム化しています。

 

今回のモデルは、そんなセージグリーン時代の代表的な防寒装備で、主に航空機の列線整備員(駐機場で働く整備員)が着用していました。

 

「空軍フィールドジャケット」とも呼ばれていますね。

 

襟の形が特徴的なジャケットです。

 

さてさて、それはどんなジャケットなのでしょうか?

 

今回は、黎明期のアメリカ空軍マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  ラインジャケットの全体及び細部写真

ジャケット①

MIL–J–4883A

前面

独特の可愛い襟を日本では「へちま襟」と呼ばれていますね。

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背面
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前面裏側
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背面裏側
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襟周りレイアウト
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前合わせはボタンのみ
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タグ

古い形式のタグですね。
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右胸ポケット

  ダットファスナーで開閉
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腰ポケット

こちらも  ダットファスナーで開閉
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左胸ポケット

ポケットフラップにペン用のスリットと、ポケット内にペンポケットがあります。
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強いテーパーが付いています。
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袖口はボタンで開閉

マチはありません。
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ウエストのドローコードとライナー用ボタン
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ドローコード出口はレザーで補強!
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ボタンはセージグリーンのプラスティック製

空軍セージグリーンのユーティリティージャケットに使用されているものと同じです。
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襟裏のジッパーとドローコード
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ジッパーは「CONMAR」
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襟ないフード
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階級章

一等軍曹さんでしょうか?謎の階級章
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おまけ

ジャケット②

MIL–J–4883B(1969年度契約品)

 

前面
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背面
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前面裏側
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背面裏側
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ナンバーのスタンプ

生地番号でしょうか?
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よりシンプルになったタグ。

1960年度契約品です。

表記サイズはどちらもM–Rであることに注意!
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3  その特徴とは?

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シェルの生地は、セージグリーンのコットンサテンです。

 

やや重いですが、防風性能が良いです。

 

サブタイプ「A」は「B」に比べてやや厚い生地ですね。

 

ほぼ全面にコットンポプリンのライニングがあって、防寒性能をアップさせています。

 

袖はいわゆるラグラン袖ですね。

 

デザインは、エポレットなし、胸ポケット×2、腰ポケット2で、特徴ある襟にはフードが内蔵されています。

(切り取られていることも多いですね。)

 

前合わせはボタンのみで簡素ですが、その他の部分は周到な設計で、特にウエストのドローコード出口などはレザーで補強されていますね。

 

全体的な縫製は、丁寧で正確。

 

アメリカ軍物とは思えないくらいです。

 

ところで、サブタイプAとBの違いは、

 

 A:シェルの生地が厚く、ゆったりとしたサイズ感

 B:シェルの生地が薄く、ややタイトなサイズ感

 

ですね。

(あくまで私見です!)

4  製造とサイズのデータ

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・製造又は契約年度 1950〜60年代

・製造場所     アメリカ

・契約会社     アメリカ

・製造会社      〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    M–R

         (日本人のL)

・各部のサイズ(平置)

           ジャケット①

          着丈 約83センチ

          肩幅 約52センチ

          身幅 約63センチ

          袖丈 約65センチ

           ジャケット②

          着丈 約77センチ

          肩幅 約49センチ

          身幅 約60センチ

          袖丈 約59センチ

・状  態     中古上品

・官民区分     官給品

・入手場所     愛知の専門店

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

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今回2着を用意しましたが、程度としてはどちらも一長一短でした。

 

やはりセージグリーン装備は、褪色がひどく、皮脂の汚れも残り目立つようです。

(この辺りが、廃止された理由の一つかもしれませんね。)

 

こうなるとデッドストックが欲しいところです。

(フードは使用されていない場合が多く、比較的オリジナルの色調が保存されていることが多いようです。)

 

それでも2着を比べることで、生地の重さ、各部の実寸、タグの表記方法が違っていることがわかりました。

 

なぜそうなのか…というのは、現時点ではわかりませんが、いつか詳細な調査をしたいですね。

 

ところで、このセージグリーン時代の装備は、このジャケットに限らず貴重です。

 

早めに入手しておいた方が良いようですね。

 

将来のことを考えると、各種パッチ付きを入手するべきでしょう。

 

私はプレーンのデッドストックを探してみます。

 

今回は、古き良き時代のアメリカ空軍ラインジャケットを分析しました。

次回は、陸上自衛隊の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

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参考:他のラインジャケットに関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

www.military-spec-an.com

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同じ時期のアメリカ空軍セージグリーン装備に関する記事はこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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読んでいただき、ありがとうございました。

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