
今回は、1970年代と思われるアメリカ軍M7バンダリアを分析します。
有名な指向性対人地雷M18A1クレイモアセットを格納するバッグですね。
いくつかバリエーションがありますが、今回のモデルは比較的初期の製品になります。
実際に兵士が使用してたものですが、程度は良好ですよ!
目次
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1 アメリカ軍M7バンダリア(指向性対人地雷M18A1クレモア専用バッグ)とは?

地雷。
多くは地中に埋められ、踏んだり乗り上げることで信管が作動、爆発して人員を殺傷したり車両を破壊する身の毛もよだつ兵器ですね。
かつては地中に埋設したり、地雷に罠線(糸とかワイヤー)を張り巡らしてして、敵が作動させるのを待つだけの兵器でしたが、いつしか任意の方向に向け、任意のタイミングで作動させる地雷が開発されました。
それが指向性対人地雷です。
アメリカ軍はベトナム戦争からM18クレイモアという指向性対人地雷を開発して実戦で使用していました…
指向性対人地雷M18クレイモアに関しては以下をご覧ください。⬇︎
今回のモデルはそのM18(A1:改良型)クレイモアのセットを格納して運搬するための専用バッグになります。
「M7バンダリア」という型式番号と名称が与えられていますね。
使い捨ての簡素な造りながら、その機能や容量から前線の兵士に大人気でしたよ。
さてさて、それはどんなバッグなのでしょうか?
今回はアメリカ軍装備マニアのみならず、簡素で小粋な軍物ショルダーバッグをお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
前面
ショルダーストラップはバッグの一部を構成していて、とても頑丈に縫い付けられています。
サイズの調整機能はありません。

背面

今回のモデルは背面に汚れ…ではなく何かペイントしてありました。

バッグ本体
2気室でダットファスナーで開閉するフラップ付き。
今回のモデルはバッグ本体とフラップのカラーが違っている2トーンですね。

ダットファスナーは通常タイプ。
バージョンによっては、中央に穴の開いたタイプもありますね。

フラップを開いた状態。

フラップ裏側にはループが縫い付けられていました。
用途はなんでしょう?

フラップ裏側には何かのスタンプが。

そしてフラップ裏側には、取扱説明書が縫い付けられています。
防水加工された紙のようです。

取扱説明書細部①

取扱説明書細部②

取扱説明書細部③

今回のモデルは、取り付けの一部が破れていました。
実際、バッグとして使用する場合は、ここから切り取られていることが多いですね。

バッグ本体は赤みの強いカーキの生地。
左右の容量は同じですね。

側面には不明瞭ですがマチがあります。

バッグ本体は中央のステッチで左右に分けられています。

ショルダーストラップは、下部をバッグに縫い付けらています。
簡素な造りですね。

ショルダーストラップの幅は約6cm。
この容量のバッグとしては幅広ですね。

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3 その特徴とは?
バッグはODの生地にカーキのポケットとODのフラップを取り付け、左右に補強も兼ねたショルダーストラップを縫い付けています。
ショルダーストラップを取り外したり、長さを調整する機能はありません。
シンプルで合理的な造りですね。
バッグのフラップはダットファスナーで開閉し、ポケットの内容物を落としにくいデザインになっていますよ。
(それも必要最小限なのですが。)
全体的な縫製は、少々雑で不正確ですが、強度はそれなりにあるアメリカ軍装備の標準的な仕立てですね。
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1970年代
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 コットン
紙
各部のサイズ(平置)
縦 約27cm
横 約30cm
厚さ 約5cm
ショルダー
ストラップ長 約84cm
状 態 中古極上品
官民区分 官給品
入手場所 愛媛の専門店
入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
これは私の記憶違いかもしれませんが…アメリカ軍40mmグレネード弾は、専用の運搬用ベストが存在するのですが、そのベスト(初期型)より今回のモデルの方が、より多数の弾薬を持ち運べるということで、多くの兵士が愛用していたようですね。
(何しろM81A1クレイモアは、配置して作動させればバッグは捨てられていましたからね…。)
またベトナム戦争を取材していた、とある日本の有名ジャーナリストも愛用していたとか?
実際にこのバッグの機能は必要最小限ですが、変に気負わず気楽に使用できるのが魅力ですね。
しかもある程度の容量があり、2気室に分かれているので、用途に応じて内容物を収納することができますよ。
また独特なデザインなので、リエナクトはもちろんファッションアイテムとして使用するのも面白いかもしれませんね。

ところがこのバッグは、現在大手通販サイトでは全く取り扱われていません。
輸出業者にとっては、使い捨てバッグに価値はない…と考えているのでしょうか?
(日本にはこのバッグのファンが意外に多いのですが…。)
何故か品薄です。
そういえば1980年代に沖縄のあるミリタリーショップで商品購入のおまけとしていただいたことがありました。
今では夢のような話ですね。
昔はいつでもどこでも安価に入手できるバックだったので、緊急時には捨てたり、盗まれることを想定した使用でも無問題でしたね。
(今はとても無理ですが。)
M18A1クレイモア自体は、おそらく現在でも一定数は製造・使用されているはずなので、もっとバッグの払い下げがあっても良いような気がしますが…。
探しているあなたは、やはり国内外のオークションやアメリカ軍基地の周辺にあるミリタリーショップまたは払い下げ店などをチェックしてみましょう。
私はカラーやバージョンの違うモデルを探してみたいと思います。
今回は、アメリカ軍M18A1クレイモア専用のバッグであるM7バンダリアを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それではまた、次回をお楽しみに!
(20260609更新)
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参考:他のミリタリーバッグ類に関する記事はこちらです。⬇︎
他のアメリカ軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
ベトナム戦争期における関係各国軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
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