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シースに特徴あり!【アメリカ軍装備品】海兵隊KA–BARナイフ(カミラス社製・モデル品)とは?0878 🇺🇸 ミリタリー

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今回は、1970年代のアメリカ軍海兵隊のナイフを分析します。

いわゆる官給品メーカーの市販品(モデル品)ですね。

でも、シースが全く違う物でした!

使用感は少ないですが、長年にわたる店内放置で各部に錆が出ています。😓

   目次

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1  アメリカ軍海兵隊KA–BARナイフ(カミラス社製・モデル品)とは?

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第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争と3つの戦争で海兵隊員に支給されたKA–BARナイフ。

 

多くの海兵隊員に愛されました。

 

アメリカ人にとっては手頃な大きさで、汎用性に優れたナイフでしたね。

 

このナイフの価値に目をつけたメーカーが、単に官給品の生産だけでなく、退役した軍人や、民間のハンター向けに同様のナイフを製造・市販しました。

 

それが今回のモデルです。

 

ナイフ全体で見ると、僅かに刻印や仕様が変わっていますが、まごうかたなきKA–BARナイフですね。

 

また独特のシースも準備されていましたよ。

 

さてさて、それはどんなナイフなのでしょうか?

 

今回は、アメリカ軍装備マニアのみならず、カミラス社製ナイフコレクターのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  海兵隊KA–BARナイフの全体及び細部写真

右側面

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左側面
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ブレード

細かい梨地のパーカライジング(リン酸塩)加工ですね。

でもブレードの仕上げは、念入りではありません。
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ブレード峰側
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ブレード刃側
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ポイント付近

本格的に使用する場合は、研ぎ直しが必要ですね。
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リカッソのメーカー刻印

KA–BARの刻印はありませんが、やや古いタイプの刻印です。
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クロスガード

シースに挿したまま放置されていたのでシースから露出している部分は錆びています。😓
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ハンドル

一方ハンドルのレザーは、適度な湿度で乾燥による割れや欠けもなく状態が良いです。

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ポンメル

官給品同様、側面からピンで留めるタイプです。

こちらも錆がひどいですね。
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シース上部表側

ハンドルを抑えるループ付き

ダットファスナーで開閉
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シース下部表側

黒塗りされたピンと糸で縫い合わせれています。

下部の紐を通す穴も官給品通りです。
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シース上部裏側

迷彩生地は、レザーに貼り付けてのちに裁断されているようです。

しかも、剥がれても大丈夫なように縫われています。
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シース下部裏側
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シース上部側面

上部はベルトに通せるようループになっています。
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シース下部側面

ナイフの差し込み口から下端にかけてテーパーをつけています。

ここは官給品とは違う仕様ですね。
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3  その特徴とは?

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ブレードはパーカライジング(リン酸塩加工)されたカーボンスティール製ですが、仕上げは官給品よりやや悪いですね。

 

1980年代のカミラス製品には、仕上げが今ひとつのものが多いですが、このナイフも同様ですね。

 

ハンドルはレザーの積層ですが、ブレードより仕上げが上質ですね。

 

面白いのはシースで、レザー前面にコットン平織のダックハンター迷彩(戦後タイプ:時期的にはベトナム戦争以降)の生地が貼り付けられている所です。

(バックスキン部分には貼られていません。)

 

一種の糊で貼ってあるみたいで、なかなか取れません。

 

一方少し剥がれても大丈夫なように、一部が縫い付けられていますね。

 

全体的には、シース製造に重きを置いて、ナイフの仕上げは今ひとつに抑えた…そんな印象のある製品です。

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1970年代

・製造場所     アメリカ

・契約会社     アメリカ

・製造会社      〃

・材  質     カーボンスティール

          レザー

          コットン

・各部のサイズ   ナイフ

          全長 約305ミリ

          全幅 約63ミリ

       ブレード長 約179ミリ

       ブレード厚 約4ミリ

       ハンドル長 約123ミリ

      ハンドル太さ 約31ミリ

          シース

          全長 約328ミリ

          全幅 約57ミリ

・状  態     中古良品

・官民区分     民生品

・入手場所     沖縄の専門店

・入手難易度    3(困難)   

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5  まとめ

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迷彩のシースが粋ですね。

 

過去には、支給されたKA–BARナイフのシースを、個人で迷彩に塗装しているのは見たことがあります。

 

でもファクトリーで、しかも迷彩生地を貼り付けるなんて発想は、なかなかないですね。

 

そのせいでしょうか?

 

アメリカ以外の国でも一定数販売されて、それなりに売れていたようです。

 

アメリカ軍内でも私費で購入して使用していた例もあるとか?
(購入した専門店店長談)

 

それはともかく、通常では意外に目立つシースが迷彩…というのは、隠密行動をとる場合は重宝しますね。

 

狩猟やキャンプなどに使用できそうです。

 

しかし、やはり入手方法が問題ですね。

 

1080年代には絶版になり、会社も倒産したという噂がある現在、この迷彩シースナイフも入手困難品になっていますよ。

 

私も沖縄の小さな専門店の片隅で、ゴミのように転がってるのを発見して購入しました。

(ナイフの状態に関わらずしっかり当初の販売価格だったのには少々がっかりしましたが…。)

 

日本では迷彩に嫌悪感を感じる人が多かった昔は、あまり売れなかったようですね。

 

もしあなたが探しているなら、あるいは関東や大阪のショップの片隅に眠っているかもしれません。

 

諦めず、隅々まで探してみましょう!

 

私はもっと程度の良い個体と、同じく迷彩シースのパイロットサバイバルナイフ(5インチ)を探してみたいと思います。

 

今回は、市販されていた有名メーカーの珍しいシース付きKA–BARナイフを分析しました。

次回は、アメリカ軍のヘルメットを分析します。

お楽しみに!

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参考:他のミリタリーナイフに関する記事はこちらです。⬇︎

🗡ミリタリー(サバイバル)ナイフ(knives) カテゴリーの記事一覧

www.military-spec-an.com

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読んでいただき、ありがとうございました。

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Ka-bar(ケーバー) USMC(米海兵隊)ナイフ#1217

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