こんにちは!
今回は、アメリカ海軍のナイロンフライトジャケットを分析します。
アメリカの、とあるSF系TV番組である組織の隊員衣装として大量にモデル品が使用されましたね。
独特のデザインは、現代でもある用途に適した造りになっていますよ!
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目次
- 1 アメリカ海軍フライトジャケットJ–WFS(WEP)とは?
- 2 アメリカ海軍フライトジャケットJ–WFS(WEP)全体及び細部写真
- 3 アメリカの軍服 海軍フライトジャケットJ–WFS(WEP)のその特徴とは?
- 4 アメリカ海軍フライトジャケットJ–WFS(WEP)製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ海軍フライトジャケットWEPまとめ
1 アメリカ海軍フライトジャケットJ–WFS(WEP)とは?
アメリカ海軍のフライトジャケットといえば、レザーのG–1、難燃繊維製のCWU–45Pなどが有名ですね。
でも、第二次大戦中はコットン製のフライトジャケットを主に使用していました。
とても暖かいジャケットでしたが、やや重くてかさばるものだったようです。
そして大戦終了後、アメリカ海軍も軽くて強度のある夢の素材「ナイロン」製のフライトジャケット開発に着手します。
そうして完成したのが、今回のモデルです。
空軍のMA–1に相当する、インターミディエイトゾーン(−10℃〜10℃)を担当するジャケットでした。
(まだまだこの頃は、陸、海、空、海兵隊巨痛の装備を開発する…という認識はなかったようですね。)
最終的には、いくつかのマイナーチェンジを繰り返して1950年代から1970年代の長期に渡り使用されました。
今回のモデルは、なかなか支給されない官給品(業者製造)を補うべく、なんとアメリカ軍内の「DPSC(ディフェンスパーソナルサポートセンター)」と呼ばれる部門で製造された、官給品に準じたモデルになります。
(つまり、アメリカ軍のオリジナル?)
さてさて、それはどんなフライトジャケットなのでしょうか?
WEPマニアのみならず、WEPの存在をご存知のない貴方と一緒に確認していきましょう!
2 アメリカ海軍フライトジャケットJ–WFS(WEP)全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
背面裏側
タグ
襟はニットで、チンストラップにより立てることができます。
右胸ポケット
ダットファスナーで開閉
左胸ポケット
こちらにはペンポケットが設けられています。
袖ポケット
こちらも ダットファスナーで開閉
袖のデザインは独特で、ニットの一部が手首上部までありますよ。
(初期型は通常の直線袖でした。)
裾はゴムを内蔵しています。
正面のタブは、ジッパーを引き上げる際のサポート用です。
内側には、フライングトラウザースと連結させるための、タブがあります。
(ボタンホールあり。)
ジッパーは「SCOVILL」のゴツいタイプ
背中にはアクションプリーツがあります。
アクションプリーツはゴムテープで左右つながっています。
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3 アメリカの軍服 海軍フライトジャケットJ–WFS(WEP)のその特徴とは?
シェルは、オリーブ色のナイロンで、1960年から1970年代に多用された、ヘルメットバッグの生地に似ていますね。
時代によって僅かにカラーが違っていて、年代が古いほど暗い色調です。
デザインは、襟、袖がニットですが、MA–1とは違ってチンストラップでスタンドカラーにできますよ。
(MA–1より保温力があるかもしれませんね。)
ライニングはコットンで、ある程度の吸湿性があります。
(しかし長年の使用で襟周りなどが擦り切れてくる場合が多いですね。)
インターライニング(中綿)は、ポリエステルで、軽量ながら保温力は抜群です。
また、ポケットは前面に胸ポケット×2、左袖ポケットで、操縦桿やスロットルレバーを操作中でも使用しやすい位置にありますよ。
これは嬉しい配置ですね。
全体的には丈が短く、軽快なジャケットと言えそうです。
4 アメリカ海軍フライトジャケットJ–WFS(WEP)製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1970年代
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材質 ナイロン
コットン
・表記サイズ 40R
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約60センチ
肩幅 約44センチ
身幅 約59センチ
袖丈 約63センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 アメリカ海軍フライトジャケットWEPまとめ
実際にこのジャケットを着用してみると、予想以上に着丈が短いのに少々困惑します。
(でもお腹はしっかりカバーされていますよ。)
なかなか個性的なジャケットですね。TV番組でユニフォームとして使用されたのもわかる気がしました。
また、風は通さずとても暖かいですね。
驚いたのは、その使い勝手です。
バイクで使用してみましたが、ポケット位置が適切で使い易かったですね。
MA–1のように、ハンドウォーマーとしては使えませんが、内容物を落とすことは、まず無いです。
(でも、やや深いポケットなので、小さいものは少々取りづらいですが…。)
注意したいのは火気で、ナイロン製なのでタバコの灰でも大穴が開きます。
今回のモデルはDPSC製でしたが、勿論官給品も入手可能です。
ただ酷使されているものが多く、どこか傷んでいる場合が多いですよ。
程度の良いものは年々高額になりつつありますね。
しかし、安心してください。
コアなマニアのために、国産でとても精密なモデル品が各社から販売されています。
新品で着用目的なら、モデル品がおすすめです!
(勿論サイズも各種あって、女性でも安心です。この冬流行った「モコモコファッション(?)」が可能ですよ!)
将来の事を考えてらっしゃる方は、ぜひフルパッチ(ワッペン)付きの極上品を入手するべきですね。
趣味の良いパイロットのパッチ付きジャケットは、思わぬ高値で取引される場合がありますよ。
J–WFS(WEP)の官給品は減ってきています。お早目に!
今回は、アメリカ海軍の伝統的なナイロンフライトジャケットを分析しました。
次回は、中国人民解放陸軍の特殊な迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のアメリカ海軍フライトジャケットはこちらです。⬇︎
アメリカ海軍の他の装備品はこちらです。⬇︎
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今日は、会社の帰りに遠回りしてブクくん(仮名)の家を前を通って帰ってきました。
残念ながらブクくんは居ませんでしたが、窓に目をやると…
ブクくんが室内の窓辺で寝転んでいました。
一番日当たりが良く、暖かい場所を占拠するなんて、ブクくんは家でもボスなのかも!
(そう言えば、障子の紙が殆ど破れてましたね。)
明日に朝はウォーキング予定なので会えるといいな!
読んでいただき、ありがとうございました。
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