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ベトナム戦争前の装備です!【アメリカの軍服】ユーティリティシャツ(OG–107・2nd・プレーン)とは? 0493 🇺🇸 ミリタリー

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今回は、1950年代のアメリカ軍ユーティリティシャツを分析します。

以前はパッチ付きの3rd相当のモデルを分析しましたが、今回は2ndモデルになります。

この状態で残っているのは貴重かもしれません。

当然デッドストックですよ!

   目次

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1  アメリカ軍ユーティリティシャツ(OG–107・2nd・プレーン)とは?

第二次大戦から朝鮮戦争において、HBT(ヘリンボーンツイル:杉綾織)のユーティリティジャケット&パンツで乗り切ったアメリカ陸軍。

M-43 HBTジャケット

pin.it

(Pinterestより引用)

 

HBT生地は、薄い割には丈夫で通気性も良かった傑作でしたね。

(フランス軍は、つい最近までHBT生地を用いた戦闘服が標準装備でしたよ!)

 

しかし朝鮮戦争後の1950年代半ばに、コストダウンを主目的とする大幅な装備の見直しが行われます。

 

主な見直しは、

 

・それまで装備していた高価なHBT生地を用いず、一般的なサテン生地に変更

・デザインもより使い易く簡易なものに変更

・生地のカラーをOD(オリーブドラブ)からOG(オリーブグリーン)に変更

 

でした。

 

そうして開発されたのが、いわゆる「OG–107」と呼ばれる、一連のユーティリティ・ユニフォームです。

 

今回のモデルは、そのおよそ2番目に製造されたモデルのシャツになります。

 

文字通り汎用(ユーティリティ)的な使い方ができる優れものですよ。

 

さてさて、それはどんなシャツなのでしょうか?

 

今回は、ミリタリーマニアのみならず、ファッションリーダーのあなたと一緒に、確認していきましょう!

2  アメリカ軍ユーティリティシャツの全体及び細部写真

前面

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背面
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前面裏側
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背面裏側
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襟周りレイアウト

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うなじのタグ
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チョクで何か記入してあります。

その下にはスタンプ
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裾のタグ

1959年度契約品です。

全くの未使用品で、最初モデル品かと思いました。
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生地のナンバリング
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右胸ポケット
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左胸ポケットには中にペンポケットが。

でもポケットフラップにスリットはありません。
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単純な筒です。

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ボタンはやや薄いブラウンのプラスティック製
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アメリカ軍ユーティリティジャケットボタンの色調と形状の変化

左から古い順に並べています。

最初はブラウンでしたが次第にODになってきていますね。

(今回のモデルのボタンは左から2番目に近いです。)

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3  その特徴とは?

生地はOGのコットンサテンで、デッドストックの現時点では、少々ゴワゴワしています。

 

これはジーンズなどと同様に、生地の糊がまだ効いているからですね。

 

洗濯を繰り返すことにより、信じられないくらい柔らかくなってきますよ。

 

カラーのOGは、メーカーによって色調に差がありますね。

 

また洗濯による褪色や日射でも、大きく変化してくる場合がありますよ。

 

面白いですね。

 

デザインは、エポレットなし、胸ポケット×2です。

 

ライニングや内ポケットはありません。

 

全体的には、とてもシンプルで、いかにもベーシックな衣料品といった感じです。

 

凝ったデザインも良いですが、やはり「シンプル・イズ・ベスト」が基本のですね。

 

そうそう、業者やSHOPで、今回のモデルをHBTシャツとして販売しているところがあります。

おそらくシャツのデザインからそう判断しているようですが、HBTとサテンは生地の種類(織り方)が全く違いますので修正された方が良いですね。

(品名の間違いは、そのままお店のレベルを表してることになりますよ!)

4  製造とサイズのデータ

・製造又は契約年度 1959年

・製造場所     アメリカ

・契約会社     アメリカ

・製造会社      〃

・材  質     コットン

・表記サイズ    M

         (日本人のL)

・各部のサイズ(平置)

          着丈 約75センチ

          肩幅 約49センチ

          身幅 約58センチ

          袖丈 約61センチ

・状  態     デッドストック

・官民区分     官給品

・入手場所     東京の専門店

・入手難易度    3(困難)

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5  まとめ

残念ながら、今回のモデルにはまだ袖すら通していません。

(ですが、他の同時期のモデルは常用していますよ。)

 

実際に着用してみますと、やはり材質がコットンなので吸湿性があって夏でも日陰では心地良いですね。

(ただ、梅雨時はかなり蒸します。)

 

むしろ、気温が下がってくるこれからの季節にジャストかもしれませんね。

 

また下にセーターなどを着込めば、初冬や春先でも着られそうです。

 

OG単色なので、ボトムを合わせ易いのも良いですね。

 

ファッションの素材として積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

今回のモデルも含めたポケッフラップが長方形のいわゆる「初期型」はかつて品薄でした。

 

でも現在は、何故か多く見かけるようになりましたね。

 

もしかしたら、みんなこのシャツの良さに気づいたのでしょうか?

 

価格も下がってお求めやすくなったのは大歓迎ですね。

 

ただし購入する場合は、念のため破損、修理、欠品などを確認して、納得のいったものを選びましょう。

 

また、1960年代から70年代のアメリカ陸軍で使用されていたモデルは、洗濯糊でまるで板のように固めたものがあります。

(当時の流行でした。バリバリ音をさせるのがベストとされていましたね?教え通りリンゴの皮が剥けるほど!)

 

当時の雰囲気を味わいたい方はともかく、初めての方は「店の嫌がらせか?」と悪く思う恐れがあります。

 

そんなものなんだ…と予め知っておいてください。

 

今回は、アメリカ軍のシリーズ2番目に製造されたユーティリティシャツを分析しました。

次回は、旧南ベトナム軍の迷彩服を分析します。

お楽しみに!

(20211003更新)

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参考:他のアメリカ各軍ユーティリティユニフォームはこちらです。⬇︎

www.military-spec-an.com

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読んでいただき、ありがとうございました。

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