こんにちは!
今回は、アメリカ軍迷彩アノラックを分析します。
勿論、官給品ではありませんが、実際にアメリカ軍が使用している写真を見たことがありますよ。
もしかしたら小隊や分隊単位で購入したものかもしれませんが…。
それはともかく、今回のアイテムも極上品ですよ!
目次
- 1 アメリカ軍迷彩アノラック(ウッドランド迷彩)とは?
- 2 アメリカ軍迷彩アノラック(ウッドランド迷彩)の全体及び細部写真
- 3 アメリカ軍迷彩アノラック(ウッドランド迷彩)の特徴とは?
- 4 アメリカ軍迷彩アノラック(ウッドランド迷彩)の製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ軍迷彩アノラック(ウッドランド迷彩)まとめ
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1 アメリカ軍迷彩アノラック(ウッドランド迷彩)とは?
プルオーバータイプでフードの付いたアノラックといわれる衣類は、防寒・防風目的で以前から登山やスキーに使用されていました。
(現在でも雨具などとして生き残っていますね。)
元々エスキモーなどの寒冷地に住む民族が使用していた衣類でした。
でも比較的生産も容易であったことから、各国の軍隊でも使用されていましたね。
アメリカ軍も第二次大戦までは、ODのアノラックを山岳兵に支給していました。
しかし第二次大戦後の軍衣料品は、より体温調整が容易なレイヤード(重ね着)システムに移行していったので、一旦着用すると脱ぎにくいプルオーバーは次第に使用されなくなっていきました。
(前合わせをオープンにできるモデルがメインになっていきましたね。)
一方、雨に強い素材や効果的な迷彩生地が開発された現在、アノラックは雨具や簡易的な迷彩服として製造されていますね。
(防寒目的以外の用途が増えてきました。)
今回のモデルは、そんな新しい用途のために軍納入メーカーが開発したアノラックで、ウッドランド迷彩の他、タイガーストライプ、チョコチップクッキー(砂漠用)、ODなど生地の種類はいくつかありましたよ。
(あくまで民間向けなのですが…。)
さてさて、それはどんなアノラックなのでしょうか?
今回は、手軽に使用できる迷彩服を探しているあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 アメリカ軍迷彩アノラック(ウッドランド迷彩)の全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはマジックテープです。
タグ
BDUに準じた仕様です。
ウエストのドローコード
M65フィールドジャケットと同じゴムタイプですね。
金属製のハトメ
前面胸ポケット
ジッパーで開閉
ジッパーは「IDEAL」
フードのドローコード
袖
ややテーパー付き?
袖口はタブとマジックテープで調整
裾のドローコード
こちらもM65と同じものです。
今回のモデルでは伸びのびでした。
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3 アメリカ軍迷彩アノラック(ウッドランド迷彩)の特徴とは?
迷彩は、アメリカ軍が1980年代にアメリカ軍が開発した通称「ウッドランド」です。
これは前作ERDLブラウンリーフの色調を変えて、パターンを拡大したものになります。
構成はタン、ダークブラウン、ダークグリーン、ブラックブルーで雲型や葉のようなパターンを描いていますよ。
(先祖は、大戦中にドイツ軍が開発した「ライバーマスター」でしたね。)
生地は、コットンとナイロンの混紡で、一般的なツイルです。
(リップストップではありません。)
おそらく官給品と同じ生地ではないでしょうか?
デザインは、フード付き、エポレットなし、胸ポケット、フード前縁・ウエスト・裾にはドローコードがあります。
面白いのは、フードの裏側もちゃんと迷彩生地を合わせてあるところです。
これは防寒や防水目的ではなく、フードを頭から外した時の迷彩効果を考慮しているということですね。
全体的な縫製は、不良箇所のない無難な感じです。
官給品のように頑丈ではありませんが、実用には十分な強度ですよ。
4 アメリカ軍迷彩アノラック(ウッドランド迷彩)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1980年代
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材質 コットン
ナイロン
・表記サイズ S
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約74センチ
肩幅 約54センチ
身幅 約59センチ
袖丈 約59センチ
・状態 中古極上品
・官民区分 民生品
・入手場所 ヤフオク
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5 アメリカ軍迷彩アノラック(ウッドランド迷彩)まとめ
このアノラックも簡素な造りが魅力ですね。
生地も熱帯用のリップストップではないので、ある程度の防風性能もありそうです。
(着込めば初冬くらいまでは使えるかも?)
前回のドイツ軍フレック迷彩スモック同様、柔軟な使用ができる迷彩服と言えそうですね。
サバイバルゲーム、狩猟、野鳥観測など、迷彩や偽装が必要な場面では使えそうですよ。
またウッドランド迷彩は日本で最も普及している迷彩なので、素人さんにもあまり違和感を持たれないようです。
(街の衣料品屋さんでも、出自はともかくウッドランド系の迷彩物は多いですよね。)
そこを利用して、今回のモデルに各種パッチ(ワッペン)などでカスタム化し、ファッションアイテムとして使えるかもしれませんね。
(胸のポケットが個性的ですし……)
ただ、このモデルも最近見かけないです。
比較的数多く出回っている米軍装備ですが、やはり官給品がメイン。
民生品は極端に人気がないのですね。
それでも探しているあなたは、沖縄、神奈川などのアメリカ軍基地近傍のSHOPを除いてみましょう。
あるいは売れ残りがまだ販売されているかもしれませんよ。
私は、他の迷彩生地で製造されたモデルを探したいと思います。
今回は、汎用性の高いアメリカ軍ウッドランド迷彩アノラックを分析しました。
次回は、イタリア軍のフライトジャケットを分析します。
お楽しみに!
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参考:他の簡易的な迷彩服はこちらです。⬇︎
アメリカ軍ウッドランド迷彩装備はこちらです。⬇︎
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Twitterで見つけました。
メイド イン チャイナ。
— Advance World News (@coronatruemovie) 2020年10月19日
工事現場での施行ミスは、ひょっとして道具のせいかもしれない。#中国 #不良品
pic.twitter.com/OTnUZyHWE9
最も大切な「基準」が誤っていたら、この基準で造った物はまともじゃないですよね。
また誤った基準しかなければ、それなりに仕上がると思うのですが、正確な基準と混在する場合は大きな事故に至る恐れがあります。
今一度、あなたのメジャーがどこの国製であるか確かめましょう!
(量販店にも検定や基準を設けて欲しいですね。)
読んでいただき、ありがとうございました。
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