今回は、1990年代のアメリカ軍L型フラッシュライト(アングルライト)を分析します。
現在各国でもコピーされてい傑作ライトですね。
当初はシンプルな本当のフラッシュライト(懐中電灯)でしたが、昨今は大幅に発達していますよ。
今回は中古品ですが、程度は良好です!
目次
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1 アメリカ軍L型フラッシュライト(アングルライト・MX-991/U・OD・フルトン社製)とは?
夜を暗闇を照らすフラッシュライト(懐中電灯)は、とても便利なものですね。
特に各種災害等で停電した場合、フラッシュライトの有無が、その後の活動に大きく影響します。
でも一般的な懐中電灯は、手で持って使用するものが多く、片手が塞がってしまいます。
一般的な用途の場合は、それでもなんとかなる場合が多い(不便ではありますが)ですが、軍隊では武器を携行したりするので片手が塞がるのは困ります。
そこで、手放しでも前方を照らせるフラッシュライトが開発されました。
その方向性は、大きく3種類あります。
一つは、ボックスタイプでライト部分が前方を向いたヨーロッパタイプ。
(ポケットのボタンなどに取り付けて使用します。)
スイス軍ボックス型フラッシュライト
(背面の皮革製ボタンホールに注意)
もう一つは、ライトを任意の角度に変えることができる日本タイプ。
(主に作業用)
日本製充電式フラッシュライト(ライトの角度が任意に変更可能)
最後は、フラッシュライトのレンズ部分を90度曲げたL型のアメリカンタイプです。
今回のモデルは、そのアメリカンタイプのフラッシュライトになります。
諸説ありますが、アメリカ軍では第二次大戦中から使用していましたね。
(本体はベークライト製でした!欲しいです!)
その後、改良を重ね近年のモデルは多くの機能を有するまでに発達しましたよ!
さてさて、それはどんなフラッシュライトなのでしょうか?
今回は、パイロット装備マニアのみならず、災害時でも安心して使用できる懐中電灯をお探しのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
左側面
右側面
前面
スイッチ部左右には、ガードがありますね。
背面
サスペンダーや装具に装着できるよう金属製のクリップ(フック)が付いています。
底面の変形リング
展開できます。
パラコードなどを取り付けると展開し易いですね。
スイッチ側にある形式番号
反対側にはメーカー名が。
スイッチの位置
スイッチOFF
モールス(任意点滅)モード
この位置までスライドさせて、上の丸いスイッチを押すと、押している間のみ点灯します。
これでモールス信号を送れますね。
(例:SOS:・・・ーーー・・・)
ライト点灯モード
底部は二重になっていて、最低部はフィルターのコンテナーになっています。
(他にもお姫様の指輪くらいなら格納可能かも。)
予備バルブ(電球)
電池蓋スプリングの下の専用ケースに格納されています。
電球はネジ式ではなくて、差し込み式。
電球のスカート(?)に切り欠きがあります。
電球
日本でも手に入りそうですね。
今回のモデルは中古品ですが、底部のコンテナー内には、レッド×2、ブルー、ホワイト、クリアー(拡散)の5枚が格納されていました。
(本来はイエローもあった?)
フィルター
シチュエーションに合わせて各種タイプが使用可能です。
レッド(透明)
クリア(透明)
ホワイト(半透明)
ブルー(透明)
レンズ部分も二重になっていて、最前部にフィルターを装填します。
2段目は電球部分です。
勿論、電球の前には透明のプラスティック製レンズあり。
電球関連の電極はとてもシンプルです。
(壊れようがない?)
今回はレッドのフィルターを装着
レッドフィルターの装着状態
底部の電池格納口
しっかりゴムパッキンがあります。
完全防水ですね。
おまけ
フランス軍L型ライト
明らかにアメリカ軍のコピーですね。
外観上の違いは、スイッチガードの有無です。
形式番号
下の「Fr」はフランスの意?
メーカーのマーク?
参考
アメリカ軍フラッシュライト(ストレートタイプ)
機能はL型ライトと全く同じです。
形式番号
メーカー刻印
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3 その特徴とは?
今回のモデルは標準的なタイプで、ボディはODの強化プラスティック製です。
(カラーにはバリエーションあり。)
主要ネジ部(バルブ(電球)、電池格納部)にはゴム製のパッキンがあって、完全防水ですね。
レンズ部には各種フィルターが装着できるようになっていて、シチュエーションに応じて光の種類を変えることができますよ。
完全防爆型で、例えば可燃性ガスが充満している空間でライトを点灯しても、火花が散ることがありません。
安心して使用できる完全防水・防爆型ライトと言えます。
特筆すべきは、モールスモード(任意点滅モード)が予め設計してあるところですね。
(これでモールス信号を習得しているもの同士で通信ができますよ。)
また、背面にはクリップ(フック)があり、サスペンダーや装備に付けて手放しで前方を照らすことができます。
(これ意外と便利です。)
底部にはリングもあって、コード(紐)を装着することにより、紛失・脱落防止を図ることができます。
至れり尽くせりなフラッシュライトですね。
電球は通常のフィラメント式電球が標準仕様ですが、予備電球は日本でも入手可能です。
またLEDの電球にも交換可能ですね。
電池は単一で2本使用することから、ある程度の時間使用することができますが、少々重いです。
(逆に護身用に使用できるかも。)
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 1990年代
製造場所 アメリカ
契約会社 アメリカ
製造会社 〃
材 質 強化プラスティック
各部のサイズ 縦 約20cm
横 約6cm
奥行き 約5cm
使用電池 単一×2
状態 中古極上品
官民区分 官給品
入手場所 沖縄の専門店
入手難易度 1(容易)
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5 まとめ
第二次大戦中の有名な短機関銃で、ドイツ軍のMP-40とイギリス軍のステンというモデルがあります。
外観上の大きな違いは、マガジン(弾倉)の取り付け位置で、MP–40は本体の真下に垂直に、一方ステンは、本体の真横左側に水平に付いていました。
どちらが人間工学的に優れているのかというと、実はMP–40の方でしたね。
(ステンを使用していたイギリス軍は、マガジンを下にして射撃していたとか?)
フラッシュライトも同様で、任意に目標を照らすという意味では、やはり垂直に持って使えるものが最も手首に負担が少ないようです。
その意味では、軍用のL型ライトは手に持っても、どこかに取り付けても使い易いモデルと言えます。
使えるフラッシュライトなのではないでしょうか?
嬉しいことに、官給品、モデル品を問わず、多くの製品が販売されています。
サイズも各種あり、シチュエーションによって選べるのも良いですね。
ぜひ、ご家庭に数本ご準備ください。
(次の災害のために!)
今回は、現在でも十分に使用できる、使い易いアメリカ軍L型フラッシュライトを分析しました。
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20231128更新)
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参考:他国のフラッシュライトに関する記事はこちらです。⬇︎
他のパイロット装備やサバイバル装備はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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