こんにちは!
今回は、アメリカ軍のユーティリティ・ユニフォームの一環で、トラウザースを分析します。
1971年度契約品なので、ベトナム戦争当時のものになりますよ。
僅かにペンキ汚れとかありますが、程度は良いです。
じつはトラウザースは貴重品ですよね!
目次
- 1 アメリカ軍ユーティリティユニフォーム(OG–107・1971年度契約品)とは?
- 2 アメリカ軍ユーティリティユニフォーム(OG–107・1971年度契約品)の全体及び細部写真
- 3 アメリカ軍ユーティリティユニフォーム(OG–107・1971年度契約品)の特徴とは?
- 4 アメリカ軍ユーティリティユニフォーム(OG–107・1971年度契約品)の製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ軍ユーティリティユニフォーム(OG–107・1971年度契約品)まとめ
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1 アメリカ軍ユーティリティユニフォーム(OG–107・1971年度契約品)とは?
これまで、アメリカ軍ユーティリティユニフォームとして、以下の2種類のシャツを分析してきました。
過去記事:アメリカ軍ユーティリティシャツ(OG–107・2nd・プレーン)
今回はトラウザースですが、上記シャツより時代がやや新しいものになります。
シャツ同様シンプルな造りは、ある意味ミリタリー衣類の見本(基本?手本?)のような存在ですね。
世界的に大人気のアイテムであり、かつシャツに比べて圧倒的に使用頻度が高いので、良い状態で残っていることでも知られていますよ。
さてさて、それはどんなトラウザースなのでしょうか?
今回は、ベトナム戦争マニアのみならず、ファッションリーダーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 アメリカ軍ユーティリティユニフォーム(OG–107・1971年度契約品)の全体及び細部写真
前面
かなり太いシルエットですね。
時代を感じます。
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはジッパーの後期モデル
(初期モデルはボタンでした。)
タグ
腰スラントポケット
パッチポケットですね。
ヒップポケット
こちらもパッチポケットです。
ウエスト後部中央のベルトループは、オフセットされて縫い付けられています。
ヒップポケットはボタンで開閉
アメリカ軍ユーティリティユニフォームの各種ボタン
今回は一番右側のものでしょうか?
(左から古い順です。)
裾は単純な筒です。
もしかしたら裾上げがされているかも。
参考:同じ契約年度のシャツ
(空軍)
ポケットフラップの形と袖に注意!
(近日分析予定です!)
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3 アメリカ軍ユーティリティユニフォーム(OG–107・1971年度契約品)の特徴とは?
生地はやや厚いOG(オリーブグリーン)のコットンサテンで、お馴染みのものですね。
通気性がやや悪いですが、コットンなので肌触りや吸湿性がよく、あまり動かない場合では真夏でも快適ですよ。
特に、何回も洗濯されている中古品は、新品の頃からは想像できないくらい柔らかくなっている場合が多いです。
デザインは、腰スラントポケット×2、ヒップポケット×2のみですが、前合わせはジッパーに変更された中期から後期のタイプになります。
ポケットは、いずれもパッチポケットなので生産性が高そうですね。
タグを見るとわかりますが、ウエストと股下をインチで表記してあり、ある程度の細かいサイズがあったようです。
(LMSではないようですね。)
今回のモデルは、タグでは股下が73センチくらいあるはずなのですが、5センチほど短くなっていました。
洗濯による縮みもあるかもしれませんが、裾上げされているのかもしれませんね。
(裾の縫製には違和感がなかったのですが…)
全体的に縫製は頑丈で、大切に使うと一生ものかもしれませんね。
4 アメリカ軍ユーティリティユニフォーム(OG–107・1971年度契約品)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1971年
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 36×29
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
ウエスト 約43センチ
股上 約33センチ
股下 約68センチ
裾幅 約24センチ
着丈 約97センチ
・状態 中古並品
・官民区分 官給品
・入手場所 愛知の専門店
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5 アメリカ軍ユーティリティユニフォーム(OG–107・1971年度契約品)まとめ
アメリカ軍はベトナム戦争に、これらのユーティリティユニフォームで参加しました。
その辺りは、映画「ワンスアンドフォーエバー 」でも確認することができますね。
しかし、同時に欠点(通気性が悪い、ポケットが少ないなど)も判明したことから、最前線の部隊は新型のトロピカルコンバットユニフォーム(通称ジャングルファーティーグ&トラウザース)が支給されるようになりましたね。
とは言え単体でハードな活動(小銃を持って戦場を走り廻るとか…。)をしない普段使いなら今回のトラウザースで必要十分ですね。
何より履きやすく、適度な吸湿性があって見た目以上に快適なのが魅力です。
しかもジーンズ並みに頑丈となれば、言うことなしですね。
(世界中で大人気の訳がわかります。)
作業からファッションまで幅広いシチュエーションで活躍してくれそうですよ。
残念ながら、当時の官給品(特にベトナム戦争時代のロット)は絶滅危惧種になっています。
見つけて購入したら、実用よりはむしろ保護にまわったほうが良さそうです。
でも折角入手したので履きたい…というあなた。
安心してください。
忠実なモデル品が各社から販売されていますよ。
(モデル品メーカーも、このトラウザースの良さに気付いたようです。)
価格はピンキリですが、いずれもよくできています。
ファッションなどで実用目的のあなたは、これらのモデル品を購入しましょう。
おすすめですよ!
私は、自分が履けるサイズの官給品デッドストックを探してみたいと思います。
今回は、貴重なアメリカ軍ユーティリティトラウザースを分析しました。
次回は、ちょっと趣向を変えて、戦闘機の照準器を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のアメリカ軍ユーティリティユニフォームはこちらです。⬇︎
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新たに資格を取得しました💕
「ビジネス実務士」です。
自衛隊の定年前教育で「資格は、足の裏についたご飯粒」と教わりました。
曰く「取らないと気持ち悪いけど、取っても食べられない。」とか。
つまり「資格を持っていないと何かと不安であるが、資格だけとってもそれだけで生活できない」と言う意味だそうです。
言い得て妙ですね。
でもこの資格を得る過程で、とても多くのことを学んだ(インプットした)ので、これから生活やブログに活かしていきたいですね。
他にもまだまだ勉強中です。
頑張ります!
読んでいただき、ありがとうございました。
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