こんにちは!
今回は、ウクライナ軍の砂漠用迷彩服を分析します。
当初、新たに開発されたパターンだと思いましたが、違っていました。
やはりウクライナ軍も各国と同じような経緯でこの迷彩服を開発したようですね。
今回は中古品で、程度は今ひとつですが貴重なものですよ!
目次
- 1 ウクライナ陸軍砂漠用迷彩ジャケット(デザートブタン迷彩)とは?
- 2 ウクライナ陸軍砂漠用迷彩ジャケット(デザートブタン迷彩)の全体及び細部写真
- 3 ウクライナ陸軍砂漠用迷彩ジャケット(デザートブタン迷彩)の特徴とは?
- 4 ウクライナ陸軍砂漠用迷彩ジャケット(デザートブタン迷彩)の製造とサイズのデータ
- 5 ウクライナ陸軍砂漠用迷彩ジャケット(デザートブタン迷彩)まとめ
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1 ウクライナ陸軍砂漠用迷彩ジャケット(デザートブタン迷彩)とは?
砂漠における戦いといえば、一番に思い浮かべるのは1991年からの湾岸戦争ですね。
(その昔は第二次大戦の北アフリカとかでしたが…。)
この戦争では各種兵器が有名になりましたが、同じくらい迷彩服も有名になりましたね。
多国籍軍の主要国である、アメリカ、イギリス、フランスは砂漠用の迷彩服を開発して支給していました。
ただしリッチなアメリカ以外は、既存の迷彩服の色調のみを砂漠用に替えたものが多かったですね。
言わば二番煎じ的な応急的対応で終始しました。
それは現代でも殆どの国で続いていますね。
今回のモデルは、ウクライナが開発した砂漠用迷彩服ですが、諸外国と同様の経緯で開発されたようです。
迷彩パターンは有名な「ブタン迷彩」ですが、3色迷彩のところを2色迷彩にグレードダウンさせていますね!
さてさて、それはどんな迷彩パターンになったのでしょうか?
今回は、迷彩服コレクション初心者のあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 ウクライナ陸軍砂漠用迷彩ジャケット(デザートブタン迷彩)の全体及び細部写真
前面
背面
前面裏側
肩と胸前面にライニングが設けられています。
背面裏側
前合わせはボタンのみです。
サイズ及びデータスタンプ
襟付近のレイアウト
エポレットは幅広でテーパーなしのクサビ型
ボタンは濃いODのプラスティック製
胸ポケット
マジックテープで開閉
腰ポケット
こちらもマジックテープで開閉
前身頃ボタンホールは別生地で補強
袖ポケット
マジックテープで開閉
国籍パッチ跡
生地は本来こんな濃いタン
袖口はボタンで開閉・調整
肘の補強生地
脇の通気孔
ボタンホールタイプで4個
内ポケット
ボタンで開閉
胸のライニング下端はフリーです。
ウエストドローコードガイド
裏側右腰と裾にあるドローコード
ブラウンのナイロン製
旧ソ連時代の処理に似ていますね。
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3 ウクライナ陸軍砂漠用迷彩ジャケット(デザートブタン迷彩)の特徴とは?
迷彩はタン(またはベージュ)をベースに、ダークブラウンで細い雲や斑点を描いてあります。
オリジナルのブタン迷彩と比べると、ブラウン以外のカラーをタンに変更し、ブラウンはそのままプリントしたようですね。
着用例を見てみると、ダークブラウンは色調もそのままプリントされているようですね。
迷彩比較
(◯の箇所のパターンに注意!)
今回のモデル
オリジナルのブタン迷彩
同じパターンの色違いというのが確認できました。
着用例(Twitterより引用)
意外とコントラストが目立ちますね。
生地はコットンのリップストップ(解れ防止加工生地)で、薄く通気性がありますが、丈夫です。
(現時点では、褪色により格子模様がより鮮明になっていますよ!)
デザインは旧ソ連時代に採用された、いわゆる「アフガンカ」で、一見1980年代のアメリカ軍BDUに似ています。
構成は、エポレット付き、胸ポケット×2、腰ポケット×2、袖ポケット×2、内ポケットです。
アフガンカではありますが、背面のアクションプリーツは廃止されていますね。
全体的な縫製は、旧ソ連や同じ頃のロシアものより正確かつ丁寧です。
強度も必要十分なようですね。
4 ウクライナ陸軍砂漠用迷彩ジャケット(デザートブタン迷彩)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 2000年代
・製造場所 ウクライナ
・契約会社 ウクライナ
・製造会社 〃
・材質 コットン
・表記サイズ 46–3
(日本人のM〜L)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約73センチ
肩幅 約45センチ
身幅 約57センチ
袖丈 約55センチ
・状態 中古並品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
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5 ウクライナ陸軍砂漠用迷彩ジャケット(デザートブタン迷彩)まとめ
今回のモデルは、使用感たっぷりで、かなり褪色が進んだ状態でした。
…ということは、新品ならもっとコントラストが高いかもしれませんね。
すると、どうでしょうか?
意外に派手な迷彩と言えるのではないでしょうか?
(そういう意味では、イギリス軍のデザートDPMは、まだコントラストを抑えているような気がします。)
これでは、本当に砂しかない砂漠なら、ある意味目立ってしまうかもしれませんね。
でも、とても面白い迷彩服です。
これはぜひ、コレクションに加えたいですね。
ただし、今回のモデルも激レア品です。
まず見かけません。
また見つけても、とても高価です。
それでも、所有する価値はありそうですよ!
つい最近まで、オークションに上下セットの極上品が出品されていましたが、今はどうでしょうか?
ウクライナ本国では、マルチカムに雰囲気の似た新型デジタル迷彩服が採用されています。
この新型に置き換えられるなら、今回もモデルも絶滅危惧種ですね。
見つけたら、取り敢えず保護してあげましょう!
私は、上下セットのデッドストックもしくはフルパッチ(ワッペン)の中古極上品を探してみたいと思います。
今回は、珍しいウクライナ軍の砂漠用迷彩服を分析しました。
次回は、珍しい国が製造したフィンランド軍迷彩服を分析します。
お楽しみに!
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参考:他のウクライナ軍装備はこちらです。⬇︎
他国の砂漠用迷彩服はこちらです。⬇︎
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Twitterで見つけました!
専門カフェでしょうか?
🐱🐱🐱「なんだこれ…すごい四角…」「動いとるで」「お、とまった」「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」wwwww pic.twitter.com/Ng34WVui7n
— sato_kurumi(改) (@25bravofox3) 2020年10月29日
みんな興味津々なんですね。
(生物だと思っているのでしょうか?)
めちゃ可愛くて、めちゃ面白いですね💕
ニャンコに安全なら、部屋も綺麗になって良いかも!
読んでいただき、ありがとうございました。
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