今回は、国籍不明シリーズ(?)の一環で、リザード迷彩服を分析します。
大きく二つの国の特徴がありますが、国を特定できるものはありませんでした。
あなたはどこの国の迷彩服だと思いますか?
(トラウザースもあります!)
中古品ですが、程度は良好です!
目次
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1 国籍不明リザード迷彩服(ポルトガルリザード迷彩・フランス軍F2型)とは?
今回のモデルも、ネットオークションで見つけました。
商品説明では「ポルトガル軍」になっていましたが、見たことのないデザインだったので、入札し落札できたものです。
ポルトガルとフランス両国の特徴が見て取れる面白い迷彩服ですね。
元々、ポルトガルとフランスの迷彩服は、共通点が多いのも事実。
でも、今回の迷彩服は、そのどちらでもないような気がします。
(私見)
さてさて、それはどんな迷彩ユニフォームなのでしょうか?
今回は、迷彩服コレクションベテランのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 全体及び細部写真です!
ジャケット
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはボタンのみです。
サイズ及び材質タグ
サイズ表記はポルトガル、材質はフランス語です。
エポレットは幅広いラウンドとクサビ型のミックスタイプ。
あまり見ないデザインです。
胸ポケット
垂直ジッパーでj開閉
マジックテープはネーム用?
腰ポケット
2個のダットファスナーで開閉
前身頃中央には階級章用(?)マジックテープが。
ジッパーに刻印はありません。
袖
テーパー付き。
袖口もダットファスナーで開閉・調整
ウエストのドローコード
胸ポケット内側の生地
容量はとても小さいです。
トラウザース
前面
背面
前面裏側
背面裏側
前合わせはジッパーとボタンです。
トラウザースのタグもジャケットと同じものでした。
右側面
ポケットは、腰のスラントポケット、膝のカーゴポケットです。
カーゴポケットは、2個のダットファスナーで開閉
膝には補強生地あり。
裾は、折り返した部分の一部を開放(縫い付けず)してドローコードを通してあります。
これも珍しい処置ですね。
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3 その特徴とは?
迷彩は、 ライトグリーンの生地に、レッドブラウン、グリーンを用いて、刷毛で塗ったようなパターンを描いています。
フランス軍のリザード迷彩よりストロークが短く、かつ2色が深い角度で交わっている箇所の多いポルトガル軍に酷似した独特のリザードになっています。
色調もそっくりですね。
生地は、コットンのヘリンボーンツイルで、これもフランス軍の生地とは違って、ポルトガル軍のものに似ています。
(肌触りもそっくり。)
デザインは、上下ともフランス軍のF2戦闘服に類していますね。
ジャケットは、エポレット付き、垂直ジッパーで開閉する胸ポケット、腰ポケットはダットファスナーで開閉するパッチポケットです。
トラウザースは、左右の腰スラントポケット、膝のカーゴポケットです。
全体的な縫製は、ポルトガルほど荒くなく、フランスほど緻密ではありません。
特筆すべきは、タグのサイズ表記がポルトガルのような数字一文字なのに、材質表示の「綿」を表す言葉は、「COTON」でフランス語でした。
いったい、どこの国の迷彩服なのでしょうか?
4 製造とサイズのデータです!
製造・契約年度 不明
製造場所 不明
契約会社 不明
製造会社 〃
材 質 コットン
表記サイズ 3
(日本人のL)
各部のサイズ(平置)
ジャケット
着丈 約72cm
肩幅 約49cm
身幅 約59cm
袖丈 約60cm
トラウザーズ
ウエスト 約75cm
着丈 約98cm
股上 約33cm
股下 約68cm
裾幅 約21cm
状 態 中古上品
官民区分 官給品(推定)
入手場所 ヤフオク
入手難易度 3(困難)
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5 まとめ
やはり今回のモデルも謎の迷彩服ですね。
(とても面白いです!😃)
予想としては、アフリカか中南米の国のものだと思われますが…確証はありません。
(「独立した植民地は、宗主国の軍装を使用する」の法則によります。)
謎の迷彩服ではありますが、効果のある迷彩に使い勝手の良いデザインであることから、これも使える迷彩服ですね。
日本のフィールドでも存分に効果を発揮してくれそうです。
サバイバルゲーム、野鳥観測、狩猟にはもってこいでしょう。
ただし、この迷彩服も品薄です。
(当然ですよね。)
ここ20年くらいは、全く見かけたことがありません。
でも使用されているジッパーや生地の感じから、そう古いモデルでもなさそうです。
何処かにあると信じで、ネットやSHOPを廻ってみましょう。
(気長に待っていただけるなら、これもオークションに出品しますよ。)
私は製造及び使用国の特定のために、引き続き調査を「ケイゾク」したいと思います。
今回は、ポルトガルとフランスの特徴を持つ不思議な迷彩服を分析しました。
いやー軍装品って、本当に面白いですね!
それでは、また次回をお楽しみに!
(20231223更新)
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参考:因みにポルトガル軍のリザード迷彩服(今回のモデル類似迷彩タイプ)に関する記事はこちらです。⬇︎
フランス軍のF2戦闘服に関する記事はこちらです。
他の国籍不明軍装備に関する記事はこちらです。⬇︎
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読んでいただき、ありがとうございました。
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