今回は、この冬におすすめの最強軍物防寒ジャケットを紹介します
以前紹介した軍物パーカーにもある程度の防寒性能を有するものがありましたが、今回はそれを上回る性能のジャケットを集めてみました。
すぐ入手できるものから激レア品まで、幅広い？ラインナップです。
ぜひ冬ファッションや実用の参考にしてくださいね！
目次
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１ 最強軍物防寒ジャケットとは？
中緯度以北（南半球は以南）の国の中には、真冬の気温が0℃以下になる地域がありますね。
例えばアメリカ。
アラスカの冬は強烈で、適切な防寒着装備を準備しないと生命の危機を招くと聞いています。
また、高空を飛行する航空機内で作戦に従事するパイロットやロードマスターも強い寒気にさらされる場面がありますね。
そんな地域や職種のために、多くの軍隊では各種防寒着を開発・支給してきました。
時代によっては動物の毛皮を使用したりしていましたが、近年では高性能の防風保温素材も開発され、より軽量になりつつありますね。
それでも寒さとの戦いは、まだまだ続くようです。
そこで今回は、現時点での最強性能を誇る古今東西の軍物ジャケットを集めてみました。
防寒性能はピカイチ（古い！）…なのですが、注意点もありますので、ぜひゆっくりお読みください！
２ 2024年冬におすすめ！最強軍物防寒ジャケット10選12品とは？
⑴ アメリカ空軍防寒ジャケットN-3B（スペック：6279J）
N-3から始まった元々ナイロン製のフライトジャケットでしたが、最近のモデルはシェルがコットン/ナイロン混紡に変更、フライトジャケットの範疇から外れて一般兵科用防寒ジャケットになっていますね。
いずれもフード付きのコートタイプなのが特徴です。
シェルはナイロン／コットンの混紡、軽量なポリエステルのインターライニング（中綿）により、保温性能はそのままに、より軽量化が図られています。
フードのファーは、昔のモデルではコヨーテの毛皮でしたが、現在では全てアクリル製になっているのは残念！
（気になるあなたは、ファーのみ毛皮に替えるという方法も。）
おすすめは最終型付近のN-3Bで、比較的近年のセージグリーンモデルです。
（ナイロンモデルより安価な場合が多く、運が良ければデッドストックも入手可能ですよ。）
関連記事：アメリカ空軍防寒パーカーN-3B（6279J・セージグリーン）
⑵ アメリカ陸軍航空隊シープスキンフライトジャケットB-3
第二次大戦前からアメリカ陸軍航空隊（USAAF）が支給していた高々度をフライトする爆撃機のエアークルー用に開発したシープスキン（羊革）ジャケット。
前作B-2を改良して、性能や扱いやすさを向上させた傑作モデルです。
いくつかのバリエーションがあり。
当時の官給品は入手困難ですが、現在では精巧なモデル品が各メーカーから販売されていますね。
（このモデルを原型に左右のポケットを設けるアレンジモデルも存在。）
平均的に価格が高いですが、探せば廉価モデルも存在しますよ。
廉価モデル
動物の皮革は風を通さず、かつ羊毛がたくさんの空気を溜め込むために、保温性能は抜群ですね！
少々重いのが難ですが、着用すると重さを感じなくなります。
バイカーにもおすすめですよ！
ただし保管には、肩幅に合ったハンガーを用いたり、風通しの良い場所を選ぶなど、工夫が必要です。
（カビが生えやすいです。）
アメリカ陸軍航空隊B-3レザーフライトジャケット（廉価モデル）
⑶ アメリカ海軍A-2デッキジャケット
アメリカ海軍が1960年代〜1980年代に支給していた水兵用防寒ジャケット。
当初A-2と型式番号が付与されていましたが、後に外されました。
ポケットフラップの形状（他にもありますが）で初期型と後期型が判別できますが、おすすめは比較的安価な後期型ですね。
風を通しにくいコットンサテン生地に、ナイロン製のボアラインング付きで、軽量かつ防寒性能が高いのが特徴です。
のちにカラーをブルーに、シェルを難燃繊維製にしたモデルが採用されました。
難燃繊維製モデル
難燃繊維製なら、冬のキャンプでも火気を気にせず着用できるのは良いですね。
ただし防風性能は、コットンサテン製が優れているようです。
（私見。）
⑷ アメリカ海軍寒候期用デッキジャケット
A-2デッキジャケットとは違う防寒ジャケット。
襟にコーデュロイ、シェルはナイロンですが、インターライニングには薄い発泡スチロールのような材質を採用、全く風雨を通しません。
（反面、少々ゴワゴワしています。）
釣りには最適です。
専用のハードフードも装備すると、真冬の日本海でも問題なく使えそうですよ。
（私見）
関連記事：アメリカ海軍極寒候用デッキジャケット
⑸ イギリス空軍アービン（IRVIN）ジャケット
イギリス空軍が大戦中に支給したシープスキンジャケットの定番。
アメリカ軍のB-3等に比べ丈が短く、ポケットがないのが特徴です。
官給品の入手は困難ですが、古くからのモデル品も多く、左右にポケットを設けているものもあり。
一説にはアメリカ軍B-2の原型とも？
未使用品は相当高いので、程度の良い中古品がおすすめです。
保管方法は、B-3と同じですね。
関連記事：イギリス空軍レザーフライトジャケット（アーヴィンジャケット）
⑹ カナダ陸軍防寒パーカー
カナダ陸軍の防寒パーカで、最初から厚いインターライニング（中綿）付きなのが特徴です。
そのためライナーを外しての温度調整はできませんが、単体で着用する場合は無類の防寒性能を誇ります。
地味にリアルファー風のフェイクファーもポイント高いですね。
面白いことに同じ製品ながら、SHOPによって価格に大きな差がある場合があります。
購入する場合は、よく比較検討しましょう！
関連記事：カナダ陸軍防寒パーカー（フェイクファー・OG・インターライニングタイプ）
⑺ フランス海軍デッキジャケット
大戦中のアメリカ海軍N-1デッキジャケットを原型とするデッキジャケット。
でも
- 胸ポケットの増設
- 各ポケットにジッパー付加
- 襟裏にフード装着可能
- ボアライニングを化繊にした
など、改良点も多数。
軽量でとても暖かくカラーもブルーなのでコーディネートも容易なのが助かります。
（胸の海軍マークもポイントですね。）
さすがにデッドストックは入手困難ですが、中古品なら大手通販サイトでも取り扱われていますよ！
また精巧なモデル品も存在します。
関連記事：フランス海軍防寒デッキジャケット（ブルー・３ポケットタイプ）
⑻ ロシア軍迷彩防寒ジャケット
現用ロシア軍の防寒パーカー。
（PX品という説もあり。）
独特の斑点迷彩とインターライニング（中綿）にプリマロフトという最新の保温素材を使用しているのが特徴です。
軽量でとても暖かいのですが、迷彩モデルしかないのが少々残念。
（ロシアでは単色も販売されているのでしょうか？）
入手困難品。
関連記事：ロシア陸軍迷彩防寒パーカー（デジタルフローラ迷彩）
⑼ ウクライナ軍迷彩防寒ジャケット
専用ライナー
旧ソ連崩壊後まもなくの製品で、ブタン迷彩、分厚い毛布生地のライナーが特徴です。
少々重いですが、確実に風を防ぐため、これだけでもかなり暖かく感じますね。
重いのであまり使用されなかったのか、中古品でも意外に程度の良い個体が多いのも特徴。
入手困難品。
⑽ 旧ソ連空軍迷彩防寒フライトジャケット
旧ソ連空軍の防寒フライトジャケット。
淡い色調のブタン迷彩と襟ボア、分厚いインターライニング（中綿）が特徴。
かなりの防寒性能があります。
ポケットも多く、フロントがジッパーなので着やすい一品。
現在でもデッドストックが入手可能ですよ！
関連記事：旧ソ連空軍防寒迷彩フライトジャケット（ブタン迷彩）
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３ その特徴とは？
最も重要な特徴は、風を完全にシャットアウトしていることですね。
（風を通さないのが防寒能力を上げる最初の方法ですよね。）
次に素材の新旧違いはあれど、インターライニングやライナーがあって身体周辺に空気の層を作っているということです。
これで断熱性能を上げるとともに保温性能を向上が期待できますね。
最後にフードまたは襟ボア、袖ニットなどで太い血管のある首筋、手首を保温するとともに風の侵入を防ぐというところです。
ただ防寒性能優先のため、少々重い製品があるので要注意ですね。
（でも着用してしまうと気になりませんし、あまり動かない場合は無問題です。）
あと防寒能力が半端ないので、私有車や公共交通機関内で着用したままなら、真冬でも汗をかく場合があります。
こまめな着脱が必要ですね！
４ 購入方法です！
著名なミリタリーショップは当然、モデル品ならカジュアルショップでも取り扱っているところがあります。
でも中古品でも良いので安価に入手したいあなたは、オークションや古着屋さんをチェックしてみましょう。
また最近ではリサイクルSHOPの在庫が充実していて、思わぬ低価格で販売されている場合があります。
購入する際には、中古品はいうに及ばず、未使用品やデッドストックでも、サイズや程度（状態）をよく確認しましょう。
商品をチェックして、少しでも疑問点があれば、購入は控えた方が良い場合があります。
（自分で修理やパーツの交換ができれば無問題ですが。）
同じような商品には、今後必ず再会できますので次の機会を目指しましょう！
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５ まとめ
勿論、民生品の中には、今回挙げたジャケットの性能を凌駕する製品があります。
でも同じ素材や似たデザインだったとしても、民生品は確実に軍装品より価格が高くなっている場合が多いですね。
また軍装品は、国が戦場で活動する兵士やパイロットのために、一生懸命考えて開発した製品であるため、装飾よりも実用を重視していることも見逃せません。
総じてコストパフォーマンスの高いモデルが多いといえます。
ましてや、あまり着用している人がいないことから、ファションで個性を強調することができますね。
意外ですが女性が軍物ジャケットを着こなしていると、そのギャップから思わず振り向いてしまうほど可愛いと感じる場合も！
（いわゆるギャップ萌え？）
今年の冬は、上記のジャケットで暖かく個性的なコーディネートを追求してみませんか？
ミリタリーマニアのみならず、ギャップ萌えを狙うあなたにおすすめですよ！
今回は、最強軍物防寒ジャケットを紹介しました！
いやー軍装品って、本当に素晴らしいですね！
それではまた、次回をお楽しみに！
（20241111更新）
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参考：他のおすすめまとめ記事はこちらです。
www.military-spec-an.comwww.military-spec-an.com
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読んでいただき、ありがとうございました。
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