こんにちは!
今回は、アメリカ海軍のフライトジャケットを分析します。
既に何回かこのブログでも分析していますが、今回はさらに古いモデルです。
最近各部にツヤが出てきて、迫力が増してきましたよ!
目次
- 1 アメリカ海軍レザーフライトジャケットG–1(VA–36)とは?
- 2 アメリカ海軍レザーフライトジャケットG–1(VA–36)の全体及び細部写真
- 3 アメリカ海軍レザーフライトジャケットG–1(VA–36)の特徴とは?
- 4 アメリカ海軍レザーフライトジャケットG–1(VA–36)製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(VA–36)まとめ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
1 アメリカ海軍レザーフライトジャケットG–1(VA–36)とは?
ところで、皆さんは好きな軍用機ってありますか?
(読者の方が、全部ミリタリーマニアだという思い込みは、捨てた方が良いわよ!…とまた神(奥)様からツッコミが…。)
私は、コアな航空機マニアではありませんが、好きな軍用機がたくさんあります。
勿論日本機は当然ですが、海外のジェット機でどれか一つ…と言われれば、私はマクドネル・ダグラス社のA–4スカイホークを挙げます。
空母のエレベーターに収まる小さな機体ながら、抜群の信頼性、耐久性そして積載量を誇り、爆弾を投下したあとは、戦闘機としても使用できる運動性を併せ持つ、まさにマルチロールな攻撃機でした。
中東戦争で、A–4スカイホークを使用したイスラエル軍は、「スカイホークがあったら、ファントム(F–4)はいらない!」とベタ褒めでしたね。
1950年代に初飛行した機体ですが、時代ごとにアップデートして、1990年代まで使用されました。
40歳以上の方には、アメリカ海軍アクロバットチーム「ブルー・エンジェルス」が使用していた機体ということでご存知ですよね!
今回のモデルは、そんなA–4スカイホークを操縦していたパイロットが着用していたG–1です。
ベトナム戦争前のモデルのようです。
さてさて、それはどんなフライトジャケットなのでしょうか?
今回は、アメリカ海軍マニアのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 アメリカ海軍レザーフライトジャケットG–1(VA–36)の全体及び細部写真
前面
実際に使用されていたので、各部に擦り切れた部分があります。
でも酷いものではありません。
背面
前面裏側
ナイロン製のライニングが前面に装備されています。
各パッチのステッチが無いことに注意
(パッチはしっかり縫われています。)
背面裏側
やはりライニングにもプリーツがあります。
前合わせはジッパーのみですが、ストームフラップが装備されています。
襟のボア
このモデルは天然ムートンでモフモフです💕
右胸の部隊パッチ(ワッペン)
攻撃機の部隊ですね。
右肩の機種パッチ
A–4スカイホークです。
ネイムタグ
使用していたのは、尉官さんです。
右胸ポケット
伝統のボタンで開閉
右ポケットには表面にペンポケットが。
袖ニット
(交換されています。)
腰ニット
(こちらも交換されています。)
脇の通気孔
背中にはアクションプリーツ
ストームフラップには「USN(アメリカ海軍)」のパンチングが。
このメーカーは横書きですね。
内ポケット
ダットファスナーで開閉
タグ
黒字に白文字タイプ
サブタイプCです。
ライニングにもプリーツが。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
3 アメリカ海軍レザーフライトジャケットG–1(VA–36)の特徴とは?
アメリカ軍の衣料品は、多くの場合管理が徹底していて、おおよそタグを見ると年代がわかりますね。
今回のモデルのタグは、黒字に白文字(刺繍)なので1950年代から1960年代の製品ですね。
通常は、タグに契約年度が記入されているのですが、見当たらないのは1960年代前半の製品に多いです。
(使用機種や部隊、そしてベトナム戦争とも合致しますね。)
デザインは、通常のG–1と変わりませんが、この年代のモデルは、襟が天然ムートンで、使用していると黒に近い焦げ茶色から次第に明るい茶色に変わってきます。
今回のモデルは、そこまでの変色はないので、ずっと保管されていたのかもしれませんね。
ちゃんと袖や腰のニットも交換してありました。
(大切にされていたようです。)
特筆すべきは、パッチ(ワッペン)のステッチ(縫跡)がライニングに無いことです。
(でもパッチはミシンで縫われていますよ。)
もしかして、ライニング(内張)を全部外してパッチを縫い、またライニングを取り付けたのでしょうか?
謎ですね。
4 アメリカ海軍レザーフライトジャケットG–1(VA–36)製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1960年代
・製造場所 アメリカ
・契約会社 アメリカ
・製造会社 〃
・材質 カウハイド
(牛革)
ナイロン
・表記サイズ 40
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約64センチ
肩幅 約47センチ
身幅 約55センチ
袖丈 約64センチ
・状態 中古上品
・官民区分 官給品
・入手場所 ヤフオク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
5 アメリカ海軍G–1レザーフライトジャケット(VA–36)まとめ
G–1は、タグに記載されているように、インターミディエイトゾーン(10℃〜−10℃)に対応したフライトジャケットです。
まさに、暖冬にぴったりのジャケットですね。
しかしジャケットの下にセーターだけでバイクに乗ると、普通に寒いですね。
(面倒くさがらずに、ちゃんとした服装をしましょう!)
もっとも今回のモデルは、パッチが当時のレギュレーション(規則)通りに残っている貴重なものなので、ガンガン着るよりコレクションとして保管しておいた方が良さそうですね。
アメリカ大手メーカーが販売している、トップガン・マーベリックモデルも良いですが、実戦を経験したG–1の迫力は、筆舌に尽くしがたいものがありますよ。
G–1ファンならずとも、ぜひ入手してほしいですね!
今回は、アメリカ海軍の伝統的なレザーフライトジャケットを分析しました。
次回も、フライトジャケットつながりで、フランス軍のフライトジャケットを分析します。
お楽しみに!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
参考:これまでに分析したG–1の記事はこちらです。⬇︎
✳︎ ✳︎ ✳︎
読んでいただき、ありがとうございました。
(202001281655更新)
スポンサーリンク
NA04 ミリタリーワッペン アメリカ軍パッチ レザーネームタグ MAVERICK, TOPGUN [並行輸入品]
限定1000本!復刻!24時間表示!スイス製GLYCINE【グリシン】Airman36 No1【エアマン・ナンバーワン】自動巻き腕時計/ミリタリーウォッチ/腕時計/アメリカ空軍パイロット/グライシン
スポンサーリンク