こんにちは!
今回は、アメリカ軍のフライトジャケットを、ライダー向けにアレンジしたモデル品を分析します。
以前ハーレーダビットソンのモデル品A–2を分析しましたが、今回は国産メーカーですよ!
目次
- 1 アメリカ空軍A–2レザーフライトジャケット(ライダー用モデル品)とは?
- 2 アメリカ空軍A–2レザーフライトジャケット(ライダー 用モデル品)の全体及び細部写真
- 3 アメリカ空軍A–2レザーフライトジャケット(ライダー 用モデル品)の特徴とは?
- 4 アメリカ空軍A–2レザーフライトジャケット(ライダー 用モデル品)の製造とサイズのデータ
- 5 アメリカ空軍A–2レザーフライトジャケット(ライダー 用モデル品)まとめ
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1 アメリカ空軍A–2レザーフライトジャケット(ライダー用モデル品)とは?
1980年代後半に日本で発生した、レザーフライトジャケットの高級モデル品ブームは、その後世界中に広がりました。
ミリタリー関連会社のみならず、その他のファッションブランドにも波及しましたね。
この波を見ていた、日本のバイク用品メーカーも、商機を見出して参戦してきました。
それが今回のモデルです。
原型は、1980代に再支給されたアメリカ空軍のA–2と、A–2納入メーカーの一つであるオーチャード社のモデルのようです。
単にコピーしただけではなく、日本人らしい創意と工夫がなされていますよ。
さてさて、どんなレザージャケットなのでしょうか?
レザージャケットコレクターのみならず、ミリタリーライダーのあなたと一緒に、確認していきましょう!
2 アメリカ空軍A–2レザーフライトジャケット(ライダー 用モデル品)の全体及び細部写真
前面
20年以上前の製品なので、かなり痛んでいますね。
一見普通のA–2ですがポケット辺りのデザインが違っています。
背面
前面裏側
胴体部分のライニングはキルトになっています。
前身頃の内ポケットに注意
背面裏側
前合わせはジッパーと、裾の隠しダットファスナーです。
エポレットはテーパー付きのスクエアタイプ
襟は ダットファスナーで留めることができます。
襟元のホックは省略されていますね。
ジッパーは「YKK」
腰ポケット
ポケットフラップが、最支給され始めた1980年代のA–2に似ています。
ダットファスナーで開閉
腰ポケットの外側にはジッパーで開閉する別のスラッシュポケットが!
ジッパー付きなので、中の物を落としにくいですね。
袖
ニットは、筒ではなくリブを繋いだ仕様
腰ニット
ある程度テンションがあって、短いタイプです。
袖付け根脇付近の裁断
独特の三角形
通常のA–2にある、ループも省略されているので、背中の四角いステッチはありません
内ポケット
ライダーには有難いですね。
袖裏側
一見通常の袖に見えますが…
じつは二重袖になっていました。
先端にゴムを内蔵
メーカーとサイズタグ
その他のタグ
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3 アメリカ空軍A–2レザーフライトジャケット(ライダー 用モデル品)の特徴とは?
レザーはカウハイド(牛革)で、厚みがあり少々硬いです。
購入した当初からこの状態で、あまり変わっていません。
デザインは一見普通のA–2ですが、腰ポケットの外側に別のポケットが設けられています。
これは他社のモデル品にも多いですね。
ただし、今回のモデルは、ジッパーでポケット口を閉めることができます。
落としてはいけない物を入れておくときに便利ですね。
また、官給品にある喉元のホックは省略されています。
ライニングは胴体部分にキルトが張られていて暖かいですよ。
(ハーレー社の製品より厚いキルトになっています。)
今回のモデルも、内ポケットが設けられています。
これも便利な装備ですね。
全体的な作りはしっかりしていて、ちょっとやそっとの転倒で縫い目が解れるようなことはなさそうです。
今回のモデルを製造したのは、バイク用品で世界的に有名な日本のメーカーです。
なるほど、高い品質でした。
4 アメリカ空軍A–2レザーフライトジャケット(ライダー 用モデル品)の製造とサイズのデータ
・製造又は契約年度 1990年代
・製造場所 日本
・契約会社 日本
・製造会社 〃
・材質 カウハイド
ポリエステル
・表記サイズ M
(日本人のL)
・各部のサイズ(平置)
着丈 約59センチ
肩幅 約46センチ
身幅 約58センチ
袖丈 約60センチ
・状態 中古並品
・官民区分 モデル品
・入手場所 岐阜県のバイク用品店
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5 アメリカ空軍A–2レザーフライトジャケット(ライダー 用モデル品)まとめ
実際に着用してみると、身体にフィットした鎧を着た感じがします。
実用では、このジャケットの下にセーターを着込むことで初冬くらいまではツーリングでも充分使用できましたよ。
(ただし真冬は、もう一枚上に着た方が良さそうです。)
春や秋は問題なく使用できそうです。
(逆に夏は、官給品A–2より暑いですね。適応温度帯は、インターミディエイトゾーン(−10℃〜10℃)くらいで、MA–1と同程度と思われます。)
ジッパー付きポケットや、内ポケットはとても使い勝手が良いですよ。
免許証、レシートなどを入れておいても、安心です。
勿論メインのポケットも普通に使えますよ。
なかなか使えるジャケットなのでは?
ただ、本社のカタログやサイトを見ると、このモデルが載っていません。
情報では、元々生産数が少なかった上に、あまり売れなかったとか。
(フライトジャケットマニアはアレンジしている分抵抗があり、純粋なライダーにアピールするには少々中途半端なデザインだったようです。)
というわけで、普通にお店では入手困難ですが、たまにオークションに出品されています。
価格がやや高いので、探していた方は程度や予算を確認して入札してみましょう。
また、確率は低いですが、古着屋さんにあるかもしれません。
気長に探してみましょう!
ミリタリーマニアでライダーの方におすすめですよ!
今回は、アメリカ海軍の伝統的なフライトジャケットを分析しました。
次回は、フライトジャケットつながりで、フランスのフライトジャケットを分析します。
お楽しみに!
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参考:他のモデル品レザーフライトジャケットこちらです。⬇︎
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明日からまた天気が崩れそうです。
上空の寒気と動きの遅い低気圧の影響で、不安定な天気になる見込みです。
雷、突風、強い雨に注意ですね。
日曜日ですが、Cウイルスの自粛もあるので無理して外出せず、家で過ごしましょう。
因みに、私は…勿論仕事です。😭
(ニャンコと遊んで暮らしたい!)
読んでいただき、ありがとうございました。
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